2010年3月20日 カテゴリー:その他

3月19日は学部の卒業式、院の修了式がありました。天気にも恵まれ良い日和でした。

まだ開式前ですが、学生が会場に入って来ているところです。会場はCSホールと呼ぶ体育館です。

10時半から卒業式です。

壇の左右に教員席があります。こちらは右側で手前角が理事長の小田先生です。

式が始まり,学長が卒業証書を授与しているところです。各専攻ごとに一人一人が名前を呼ばれ、代表が登壇して証書を受け取ります。400人を超す学生が卒業しました。

絵画専攻の皆さんが名前を呼ばれ立ち上がったところです。

映画専攻の卒業生。ヒーロー物ですね。

絵画のYさん。大学院に進学します。

午後1時からは、大学院の修了式です。会場は院棟のレクチャールームです。

院は学長が一人一人に学位記(修了証書)を授与します。こちらはデザイン研究領域の修了生です。ゴーストバスターズですね。

生嶋先生を囲んで版表現の学生達です。

高橋先生と絵画の学生です。

会場を八王子駅前の京王プラザホテルに移して、卒業,修了祝賀会です。本学では謝恩会とは言わず祝賀会と呼んでいます。


学生も教員も晴れやかで素晴らしい祝賀会になりました。

有吉先生と院の修了生。

近藤ゼミの学生達です。

母袋先生と院生です。

絵画専攻全員での集合写真です。学部と院とで約100名が卒業,修了しました。

有志で八王子駅付近の居酒屋で二次会。この後三次会、四次会と夜が更けていきました。
我々教員としても卒業式は学生一人一人の新入学生からの様々なことが思い起こされ,ことに院生とは制作を巡って6年間を濃密に過ごして来ましたので、非常に感慨深い日です。卒業生はこれから就職をする者、卒業後の展覧会の準備に追われる者、故郷に帰る者、進学する者等それぞれの人生の岐路に立ったわけですが、この日の晴れやかな表情からどの道を歩むにしろ、きっとまっすぐに進んで行ってくれるだろうと期待出来ました。
あらためて、皆さん、卒業、修了おめでとうございます。
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:新アトリエ情報

外側から見ても、工事の進捗具合は良くわかりませんが,普段とちょっと違うのは周囲にいる学生が着飾っていることです。そうです。今日は卒業式です。右側に見える今までの絵画棟に別れを惜しんでいるのでしょうか?

(教員:近藤 昌美)
2010年3月15日 カテゴリー:美術研修旅行

2月12日(金)午後成田空港からオランダ・スキポール空港へ。
今回のツアー参加者は、絵画専攻1、2年生10名、デザイン学科
1、2、3年生10名、ムサ美大学院2名、他大学1名合計23名と
添乗員1名 + 木下、全員で25名。
2月12日(金)〜3月3日(水)、20日間の旅行です。
約12時間のフライトでスキポールに夜の6時着。バスでホテルへ。

2月13日(土)まずは国立美術館とゴッホ美術館の見学。
フェルメールやレンブラントを見るとオランダに来た実感が湧きます。


国立美術館には古典絵画だけでなく、オランダのデザイナーの
Maarten BaasのGrandfather clockがありました。
2009年のミラノサローネで発表された時計。
中に人が入っていて、1分ごとに裏から分針を書き換えてる
ように見える仕掛けになっています。
皆笑って見てました。
古典と現代の対比が新鮮でオランダらしいユーモアがあります。

こちらはゴッホ美術館。黒川紀章の新館は工事中でした。
オランダは、デザインと建築で世界トップレベル。楽しみです。
でも寒かったー!!何度か雪が降りました。



昼食はオランダの代表的な料理。豆のスープと白身魚のムニエル。
お味は素朴。

アムステルダムは北のベニスと言われるように運河の街です。
午後は船で街を一周しました。


これはセントラルステーションを海から見たところ。

2月14日(日)。雪でした。
泊まっていたホテルから地下鉄の駅まで歩いて12〜3分。

駅からセントラルステーションまで15分くらい。
地下鉄のグラフィックも面白い。


セントラルステーションから電車でユトレヒトへ。
30分くらい。日曜日だったので残念ながらお店は休み。

皆はセントラルミュージアムとディック・ブルーナ・ハウスへ。
僕は前から行きたかったユトレヒト大学の建築を見に行きました。
雪が降り、ほとんど人がいない中見て回るのは面白かったけど、
日曜日なので中に入れず、休憩する場所もないのにはまいりました。


レム・コールハースのエデュカトリアム。
中に入りたかったー。

ノイトリング・リーダイクのミナエルト・ビル。

メカノーの経済学部棟。

エヌエル・アーキテクツのバスケット・バー。
1階がバーで2階がバスケットコート。
コートの中央がガラス張りで、1階の天窓になっています。

ヴィール・アレッツの図書館。
外壁のガラスにはパピルスの原料の葦が印刷されてました。
図書館 → 本 →?パピルス → 葦。という発想。
ユトレヒト大学は、一つの街くらいの規模に現代建築が並んでいます。
ゆっくり内部も見学したかった。

リートフェルトのシュローダー邸も見学。
細部まですごく凝った工夫がしてあり、面倒でしたが行って良かった。
ユトレヒトは運河沿いにいろいろなお店が並んでいて楽しい街です。
Central Museumとディック・ブルーナの美術館も良いし、平日に来る
べきでした。長くなりましたので、つづきはAmsterdam中編で。

3月14日(日)記。
(教員:木下 恵介)
カテゴリー:個展・グループ展

上野の森美術館で3/14〜3/30まで開かれるVOCA(THE VISION OF CONTEMPORARY ART)2010展のオープニングレセプションに行って来ました。1994年から続くこの展覧会は、平面、絵画の登竜門として美術館学芸員や評論家等の推薦を受けて出展することが出来ます。今回は35名の出品者の中に造形大絵画専攻出身者が4名います。

たくさんの人がオープニングレセプションに来ていました。非常ににぎやかでした。

2007年卒業のましも ゆきさんと作品です。ペンで描かれた細密な線が素晴らしかったです。


2009年卒業の平下英理さんです。折り鶴の図像はスクラッチ(引っかき)で描かれています。


2004年卒業の薄久保香さんです。すでに都内のコマーシャルギャラリーで数回の個展、海外での個展も経験し、非常に評価の高いアーティストです。


2004年卒業の大野智史君です。昨年の小山登美夫ギャラリーでの個展は大量の大作が並び圧巻でした。
卒業生がいろいろなところで活躍していることは、我々教員にとっても非常に喜ばしいことです。
(教員:近藤 昌美)
2010年3月14日 カテゴリー:美術研修旅行

2月15日(月)。まずは写真美術館のfoam。
現代作家から古いものまでいろいろ。割と良かった。


午前中は晴れて気持ちよかったけど、foamの前の運河は凍ってました。
昼食を挟んでThe frozen fountainへ。ここは外せません。










1Fは家具と雑貨、2Fがテキスタイル。見ていて楽しくなります。
買い物をして、次は再開発地区です。

駅前からバスで15分程で着きました。
低層の集合住宅が並び整然としています。
正面がホエールという集合住宅。重なって少し高いのがアイタワー。



これがパイソン橋。
けっこう高低差があり、高いところからの眺めはなかなか良かった。


ホエール。真ん中が凹んでいるのは採光のため。内側は中庭でした。
フェンスが銀杏の葉っぱの形にくり抜かれていてしゃれてる。
時間がなくてあまり回れませんでしたが、
もっと見たいところがたくさんありました。
非常に残念。つづきは後編で。
3月15日(月)記。
(教員:木下 恵介)
2010年3月13日 カテゴリー:美術研修旅行
2月16日(火)皆はロッテルダムへ。
僕は風邪気味だったので、アムステルダムに残り市内のHemaでお土産の
買い物とdroog at homeを見て、ホテルに戻る。


3年前とはガラッと変わっていました。かっこいいなー。


壁の配色、ディスプレイなど絶妙。壁の質感も凝ってました。

手前のテーブルに乗っているのは、建築家のザハ・ハディドの
デザインした靴。オブジェのようでした。


招き猫のピンボール。

droogに服がるとは驚きです。
布を接着剤で張り合わせて作っているそうです。ドローグらしい新作。


泊まっていたTulip inn riverside。遠くて不便だなと思っていましたが、
次のパリのホテルに比べると天国のようでした。

17日(水)。アムステルダム最終日はデン・ハーグへ。


駅前にはリチャード・マイヤーの巨大な市庁舎とレム・コールハースの
国立ダンスシアターが並んでいます。

ノールダインデ宮殿。隣がマウリッツハイス美術館です。

フェルメールのデルフトの風景などがあります。

裏の池は半分以上凍っていました。

近くのエッシャー美術館。

その後少し離れた市立美術館へ。
とにかく広くて作品数が多い。近代、現代、工芸もあった。

やはりモンドリアンでしょう。ビクトリーブギウギ。

1日で3カ所も美術館を見ると頭が混乱しますね。

ソル・ルウィットの壁画。
アムステルダムに戻り、最後にDroogで買い物してホテルへ。
アムステルダムはもう1〜2日欲しかった。
雑多な街の雰囲気ときれいな運河、フレンドリーな人たち。
美術、デザイン、建築といろいろ見れるし、買い物にもいいし、
食べ物もそんなに悪くなかった。パックの寿司は不味かったけど、
大好きな街です。また行きたい。
3月16日(火)記。
(教員:木下 恵介)
カテゴリー:個展・グループ展
昨日、3月12日(金) 美術評論家 鷹見明彦さんを招いてギャラリートークが開催されました。

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左から鷹見明彦さん、塚本和世、萩原麻実、田中さえ、滝川おりえ、母袋俊也。出品者は適度の緊張感の中、自作プレゼンを含めて自己紹介を。 続いて鷹見さんからの質疑応答を経て、「美術のコンテキストの中で自分の仕事を認識、位置付けしていくことを通して、自らのアイデンティティを確立していく」ことなどのアドバイスを頂きました。


会場では、萩原作品をクッションにリラックスしながらも、真剣に。
来廊者は、本学大学院生、学部生の他、非常勤講師の前沢知子さん,神奈川芸術文化財団学芸員の中野仁詞さんのお顔も。
鷹見さん、中野さん、前沢さんには、”離陸の立会い人”になって頂いたと言う感じでしょうか。
展覧会は16日(火)まで続きます。
(教員:母袋俊也)
カテゴリー:個展・グループ展

「酸化したリアリティー」展を見るため群馬県立近代美術館に行って来ました。この企画は2000年代の「群馬青年ビエンナーレ」において大賞、優秀賞を受賞した7人のアーティストの展覧会です。その7人の中に本学を2006年に卒業した大矢加奈子さんと現在3年在学中(新4年)の永田惇哉君が選ばれています。二人は2008年度の群馬青年ビエンナーレの大矢さんが大賞、永田君が優秀賞を受賞して今回の展覧会に招聘されました。大矢さんはここ数年いくつかのギャラリーでの個展を重ね、非常に評価を高めています。永田君は、1年生の授業作品で優秀賞を獲得し、とあるギャラリーでのグループ展に招待され、来年度早々には個展を開く予定です。今回の美術館企画は若いアーティストのための展覧会ですが,美術館での展示をこのような若さで経験出来ることは大変素晴らしく、非常に良いキャリアにもなります。


大矢加奈子さんの展示室です。広々とした美術館の展示室での展示は、画廊空間とは違った作品の見え方です。作品展数も多く、旺盛な制作量を裏付けます。




永田惇哉君の展示室です。彼はまだ学部の3年生ですが、今回の作品群のほとんどはこの1年間に大学のアトリエで制作して来たものです。やはり旺盛な制作量で作風も独特な印象です。




我々教員にとって、在学生、卒業生の活躍は非常にうれしいものです。
(教員:近藤 昌美)
2010年3月12日 カテゴリー:美術研修旅行

2月18日(木)。アムステルダムからパリへ移動。

予定通り昼頃パリCDG空港到着。コンコルドが展示されてました。

バスで市内へ。パリは暖かい。


各都市到着初日はバスの街案内と昼食がセットになっています。

ノートルダム寺院。

シャンゼリゼ大通りと凱旋門。

シャイヨ宮の広場から見たエッフェル塔。
左側でコーリアンの若者がテコンドーの型演武をしてました。

19日(金)。ほぼ全員でポンピドーセンター見学。
これは使っていた地下鉄のGallieni駅。3号線の終点。







ノートルダム寺院に移動。

ポンピドー近くの教会。静かで人も少なくホッとします。



ノートルダム内部。
人が多くてうるさいですが、ステンドグラスはきれいでした。


カルティエ財団美術館。残念ながら展覧会の合間で中に入れず。
次は北野武だと言われました。ジャン・ヌーベルの建築は美しい。

ブランクーシのアトリエは2時からでしたので、ポンピドーに戻る。
左下の平屋がアトリエを再現したもの。レンゾ・ピアノ。



3月17日(水)記。
(教員:木下 恵介)
カテゴリー:レクチャー・ワークショップ
神奈川県立芸術の家 で開催される一般向けのレクチャー・ワークショップ。
2002年、現代美術作家招聘プログラムとして公開制作された《絵画のための見晴らし小屋・芸術の家》を拠点に開催。

2010年 3月13日(土) スライドレクチャー「現代アート?/現代とは そしてアートとは」 と作品鑑賞「見、感じ、読み取る」
2010年 3月14日(日) スライドレクチャー「現代アートの中での〈風景〉」とワークショップ「風景を〈見晴らしフレーム〉で切り取る」
11:00?15:00
講師:母袋俊也
藤野芸術の家:?http://fujino-art.jp
(教員:母袋俊也)
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