2011年2月22日 カテゴリー:お知らせ, 個展・グループ展
正面)堀口美沙子 右)生井沙織
左から石川正洋(柱)、永田惇也、丸山知美
左)中村江伶乃 右)石川正洋
赤木遥
ギャラリートークの様子。作品は左から 赤木遥(柱)清原亮 清水信幸(平面、立体)
マイクを握っているのは出展作家の清原君です。
2月14日展覧会初日に、美術評論家 鷹見明彦氏をゲストに、ギャラリートーク、レセプションが開かれました。
ギャラリーの1F、3Fの2会場に分けられて展示された作品はzokei展からわずかしか経っていないのですが、中にははるかな飛躍をとげた作品もあり、若い作家の集中力と充実した時間を確信しました。
やや遅れてスタートしたギャラリートークは、先ず作家がそれぞれのテーマと展示作品の説明に沿った自己紹介に続き、鷹見さんからの感想、意見が寄せられました。ことに展示に対する「何をどの様に見せていくのか」が重要であるとの指摘に対して学生から「作品そのものの水準こそが、全てであるはずだから今は発言を控える」との発言がありました、それはとても弱々しい発言ではありましたが、最早学生ではない、しかしまだ作家でない彼らの今のスタンディングポジションからのリアルな発言のようにも聞こえたのでした。
トークが終わる頃には会場からのぞく外は、シンシンと雪が降り始めており、レセプションを終了、ギャラリーを出た時はそこは完全なる銀世界でした。
トークレセプションにかけつけてくれた、卒業生、在校生、近藤先生、前沢知子先生、雪を肩につけて入場の末永尚史先生、小河朋司先生ありがとうございました。体調不良の中昨年に引き続きゲストとして来て下さった鷹見さんありがとうございました。
展示は26日(土)まで続きます、ぜひご高覧ください。
文責:母袋俊也
展示の詳細↓
母袋ゼミ展示「Abflug2011-9つの飛行-」
(助手:真之介)
2011年2月18日 カテゴリー:五美大展
すでに17日から六本木の国立新美術館で五美術大学連合卒業制作展が始まっていますが、展示風景をアップする前に、学生達の展示、陳列作業をお見せしたいと思います。学部と大学院の卒業、修了作品を展示するのですが、学生達に取ってはこれが最後の学校行事です。学生生活の4年間、6年間を思い返しながらの展示だったでしょうか?
学内展の一部を持って来ている学生が大半ですが、本学は卒制の規模に決まりは無く一点一点が大きく、学生の全力を感じます。ただ、その分展示、陳列もその方法は多様で一律には行かないので大変だとも言えます。最後の教員、学生の共同作業であり、授業と言えるかも知れません。
上3点は院の展示風景ですが、さすがにこの美術館での2回目の展示ですから手慣れた感があり落ち着いてます。
最後に全員を集めて、会期中の諸注意や会場当番などを伝えて終了です。会期は27日まで。22日火曜は休館日です。是非ともご高覧下さい。後日展示風景もアップします。http://www.zokei.ac.jp/news/2010/111.html
(教員:近藤 昌美)
2011年2月12日 カテゴリー:その他
関東が雪でおおわれた11日、本学の一般入試合格発表がありました。近年はウェブで確認出来ますので、来校しての確認は少ないですね。4月に会える新入生を楽しみにしています。
(教員:近藤 昌美)
2011年2月11日 カテゴリー:お知らせ, ゼミナール, 個展・グループ展
2月14日からの展示のお知らせです。
母袋ゼミ展示 Abflug 2011-9つの飛行-
2011年2月14日(月)〜26日(土)
|TURNER GALLERY|11:00-19:00|日曜休|
ギャラリートーク 2月14日(月)17:00〜 ゲスト:鷹見明彦(美術評論家)
レセプション 2月14日(月)19:00〜
出展作家:赤木遥 石川正洋 清原亮 清水信幸 中村江伶乃 生井沙織
永田淳哉 堀口美沙子 丸山知美
母袋俊也「Abflug 2011-9つの飛行-」によせて
TURNER GALLERY
〒171-0052 東京都豊島区南長崎6-1-3
ターナー色彩株式会社 東京支店
tel 03-3953-5155 ? E-mail:gallery@turner.co.jp
アクセス:西武池袋線[東長崎駅](南口)より徒歩5分
都営大江戸線[落合南長崎駅]より徒歩7分
ぜひご高覧ください。
(助手:真之介)
カテゴリー:お知らせ, 五美大展
今日の造形大学は雪です
旧絵画棟跡にも雪が積もりました
森も雪に包まれています
13日から絵画は五美術大学展の搬入です。みなさん風邪などに気をつけてがんばりましょう!
東京五美術大学連合卒業・修了制作展
平成23年2月17日(木)〜2月27日(日)22日(火)は休館
国立新美術館 開館時間=10:00〜18:00 入場は17:30まで
講演会=「作品と言葉」講師=清水哲朗(東京造形大学美術学科教授)
会場=国立新美術館3階講堂 日時=2月20日(日)14:00〜15:30
(助手:真之介)
2011年2月4日 カテゴリー:個展・グループ展
2/1から入学試験が始まってます。絵画専攻はこれからですが、受験生の皆さん、頑張って下さい!
さて、卒業生と在校生のそれぞれの個展に行って来ました。卒業生は新宿区市谷のミズマアートギャラリーで1/26から開かれている山本竜基君(2001年学部卒業)の個展です。2/26まで。
ギャラリーを入るとタイトルをレタリングした壁を抜けると巨大な地獄図が出迎えてくれます。4メートル四方はあるでしょうか?その両側には球状の立体作品がありました。今回も、徹底した自画像というか自身をモチーフとした展開で、地獄で責められている人間も戯画化された部分も含めるとすべて山本君自身です。一見日本画的ですが近づくと案外筆致が盛り上がっていてその違いがわかります。
上2点は地獄図の部分です。他にも大作が2点あり、ともに自画像です。
この作品も縦が2メートル以上あったでしょうか。
こちらは、下図の部分でもお分かりなように自身が様々に切られ断面まであらわにしてます。球状の立体もその表面はすべて自画像で覆われていました。まったく脱帽です!展覧会後にはポーラ美術振興財団の助成を得て北京へしばらく渡るようです。http://mizuma-art.co.jp/exhibition/1291604585.php
次は在校生の個展ですが、形象表現研究指標3年の長谷川志保さんの展示が銀座の156ギャラリーで2/1から始まっています。2/12まで。このギャラリーのディレクターが本学の学祭であるCSでの展示を見に来て目にとまり企画されたようです。
上は本人です。油彩で丹念に描かれた作品群で、クオリティーもまずまずだと思います。ただ個展が決まってあまり時間的余裕も無かったですし仕方がないことかも知れませんが、個人的には売買の如何に関わらずもう少し大作が見たかったですね。これが彼女にとっての初個展ですが小さくまとまらず育って欲しいと思いました。http://www.kino19.com/ja/top.html
(教員:近藤 昌美)
2011年2月1日 カテゴリー:個展・グループ展
在学生と卒業生の展示に2つ行って来ました。1つ目は八王子市内のギャラリーJACOMANで学外の友人との二人展を開催していた形象表現研究指標2年生の小山しおりさんです。友人共々人物を中心とした絵画でしたが、彼女が形象に進んで来たこの1年間の制作上の実験が反映していて努力の跡も見えました。2/1まで。
上は本人です。彼女は入学以来一貫してしっかりとした具象を指向して来ましたが、単なる具象絵画ではない不可思議な雰囲気が現れて来ていました。
1/8から30までトーキョーワンダーサイト本郷で2004年学部卒業の池田衆君の個展が開かれていました。”trivial today, transient tomorrow” と題された展示は、彼が昨年のワンダーウォールでの展示で見せてくれたシリーズで、さらに規模を大きくし非常に見応えがありました。技法的には自身で撮影した写真の部分を切り抜いているように見えますが、風景が発光したような印象で視点が画面上をすり抜けて行くような不思議な感じでした。
(教員:近藤 昌美)
2011年1月24日 カテゴリー:ZOKEI展
1/22、23の土日に全学の卒業制作の学内展である「ZOKEI展」が開かれました。年明けのこの時期は学生にとっても、我々教員にとっても非常に忙しい時期で、学部の各学年の講評を済ませ院1の中間講評と展示が終わると、いよいよこのZOKEI展です。前日までの数日間で学部の卒制の審査を教員全員で審査講評し、院2の修了審査を主査、副査教員と審査員教員との3人で審査します。学生にとっては卒業、修了が掛かっているこの時期は大きなストレスでしょうが、非常に成長する期間でもあります。またZOKEI展ではこの後の新美術館の五美大展とは違い、空間的にも余裕があるので、展示規模が大きいのが特徴です。全員の展示はご紹介出来ませんので、何人か分かをお見せします。
美術館前の看板です。
まずは、12号館院棟の修了展示です。さすがに大学院は質も規模も良いですね。
新棟の吹き抜けでは巨大な院生の修了作品が出迎えてくれました。高さ5メートルはあったでしょうか。
一人一人の説明は控えますが、4つの研究指標の中でみんな存分に研究制作して来た成果が発揮された展示になっていたのではないでしょうか。また、新棟での初のZOKEI展は教員にとっても新鮮で楽しめました。しかし体育館や通常教室での個別展示もあり、すべてを撮影出来たわけではありませんのでこの場ではさわり程度のご紹介にならざるを得ませんので、ぜひ五美大展もご高覧下さい。
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:個展・グループ展
清澄白河のヒロミヨシイギャラリーで開かれている、2010年に大学院を修了した青木豊君(主査教員:近藤)の個展に行って来ました。彼は卒業制作でこのギャラリーとご縁が出来て、二人展や海外でのアートフェアへの出品を経て今回の初個展となりました。学部時代は立体も含めた作風でしたが、一時期絵画のみの表現となり近頃は再び平面、立体の枠を横断するような表現になって来ました。「マルチプライム」と題された非常に意欲的な個展でした。2/26まで。
(教員:近藤 昌美)
2011年1月10日 カテゴリー:個展・グループ展
群馬県高崎市の市立美術館で2007年学部卒業のましもゆきさん(広域表現)の個展が1/8から始まりましたので行って来ました。2/20まで。同美術館では「作家王国」と題して高崎市、または群馬県にゆかりのあるアーティストの展覧会を開催しているらしいのですが、今年はお隣の前橋市出身のましもさんの個展が「ゆめのおくそこ」というタイトルで企画されました。http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/art/ten1005.htm
高崎駅を降りると大きな看板が出迎えてくれました。
美術館入口のバナーと展覧会入口のましもさんです。
上は卒制ですが、今年描き上げた新作まで、学部卒業後の4年間の作品が展覧出来ます。
ミュージアムショップには、ましもグッズが売られていました。彼女はまだ卒業後間もないのですが、精力的に活動していて素晴らしいと思います。
下は、おまけと言っては何ですが彫刻の院を2009年に修了した平野尚幹君の作品が、同時開催の「I 氏コレクション展」(群馬在住コレクターのコレクション寄託展)で展示されていました。若手の作家の作品を中心にコレクションしている方らしく、ましもさんの作品もお持ちなようです。
(教員:近藤 昌美)
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