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個展・グループ展の記事一覧

卒業生、在校生展覧会

今週も在校生や卒業生が都内のギャラリーで展覧会を開催していますので見て来ました。(9/24〜10/22)

まずは、マキファインアーツで個展開催中の池田衆さん(03年学部卒業)です。今年はワンダーサイト本郷、香港のギャラリーでの個展に続き今回は3回目の個展と、評価も非常に高まって来ています。
http://www.makifinearts.com/jp/exhibitions/another_yesterday.html

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自身で撮影した写真の一部を切り抜くという技法ですが、まったく印象の違う世界を見せてくれます。

次は、西荻窪の「数寄和」で個展を開催中の坂田祐加里さん(09年学部卒業)です。このギャラリーは滋賀県の大津にも店がある表具を専門する会社で掛軸や額の表装に使われる織物や和紙を扱っています。その店内がギャラリーになっており、坂田さんは数寄和大津の個展に引き続きの個展です。(9/16〜10/7)
http://www.sukiwa.net/artnews/2011/0901/SY_exhibit.html

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坂田さんは学生時代から一貫して和紙に墨での描画をそのスタイルとしています。今回は和紙を多数画布に表装した大作など、非常に意欲的な個展でした。

次は、3331アートチヨダ内のバンビナートギャラリーでのグループ展に参加している清原亮さん(院1年生、主査:母袋)です(9/14〜10/2)。今回の展示は、このギャラリーが昨年に引き続き2回目となる学生などの若い作家を集めた展覧会で、他の出品者も他の美大生でした。
http://www.bambinart.jp/exhibitions/20110914_exhibition.html

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画像を規則的な筆致でドット画のように描いているようです。

最後には、代官山のアップステアーズギャラリーでの上岡葵さん(院2年生、主査:高橋)、宮越梨実さん(院2年生、主査:高橋)の2人展です(9/28〜10/3)。アトリエでの実直な制作時間を反映した、良い展示でした。この時期は、修了後の準備等で多忙なはずですが、その中できちんとした制作を見せてくれました。

http://www.superplanning.co.jp/upstairs/05_Folder/2011/0928.html

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上から上岡さん、宮越さんの作品です。

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左から宮越さんと上岡さんです。それぞれの作品を背にしています。修了後も元気に活動していってもらいたいものです。

(教員:近藤 昌美)

展覧会のご案内

助手が参加する展示のお知らせです。

助手の丸山恭世(2011年大学院修了)が「東京美術倶楽部」で開催される「東日本大震災復興チャリティー・オークション 今日の美術展」に参加します。

現在、文化庁が主導する「文化財レスキュー事業」が実地され、全国美術会議も一翼を担い、多くの学芸員が美術作品をはじめとする文化財の救出修復に当たっています。全国美術館会議、全国美術商連合会、文化庁および関係団体と新聞、放送各社の共催支援により今回の展覧会を開催することとなりました。

今回のオークションにより得た収益を震災の被害を受けた東北、北関東の美術館が所蔵する美術品の救済とそれら美術館の今後の活動を支援するたえめの義損金として活用させていただきます。

会場:東京美術倶楽部 3F,4F

東京都港区新橋6丁目19番15号(tel:03-3432-0191)

日程:10月5日(水) – 10月9日(日)

時間:10:00 − 17:00

(最終日16:00迄)

入場料:無料

出展作家:安藤忠雄、秋山祐徳太子、大竹伸朗、岡崎乾二朗、オノ・ヨーコ、絹谷幸二、草間彌生、鴻池朋子、篠山紀信、杉本博司、諏訪敦、日比野克彦、舟越桂、ホンマタカシ、横尾忠則、李禹煥 …

助手の木下直耶(2010年大学院修了)の個展が「六本木605版画倶楽部」にて開催されます。

「Beautiful World」

会場:六本木605版画倶楽部

東京都港区六本木7-5-11 カサグランデ・ミワ6階605(tel:03-3403-8690)

日程:10月17日(月) – 10月22日(土)

時間:11:30 – 19:00

(最終日17:00迄)

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よろしくお願い致します。

(助手: yasuyo maruyama)

卒業生展覧会

何人かの卒業生が展示をしていましたので見て来ました。

六本木ヒルズのアート&デザインストア内のA/D GALLERYでは、「OTHER PAINTINGS – NTC EXHIBITION」と題されたニュートーキョーコンテンポラリーズ(NTC)の7つのギャラリーがそれぞれ選出した7人のペインターによるグループ展が開かれていました(9/13〜26)。その内の4人が本学出身のアーティストです。

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五月女哲平さん(04年学部卒業)。

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大槻英世さん(97年学部卒業)。

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ましもゆきさん(06年学部卒業)。下は会場風景です。

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活発に運営されている7つのギャラリーのうちの4つが本学出身の若手作家を選出してくれたことは、素晴らしいことですが、それより各人が本当に頑張っていることが実感でき大変嬉しかったですね。紹介は3名のみですが。

次は、中央区京橋の南天子画廊で箱嶋泰美さんの個展が26日から始まっています。10/22まで。

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会場は200号の新作を中心に大作ばかりで見応えがありました。箱嶋さんはここ数年他の画廊でも個展を精力的に開催して来ましたが、今回はそれらが結実した印象でした。

http://nantenshi.com/exhibitions/hakojima110926.php

(教員:近藤 昌美)

田中さえ個展、浅野彌弦グループ展

卒業生が二人、それぞれ京橋の画廊で展示をしていましたので行って来ました。

田中さえさん(09年学部卒業、概念表現)が、中央区京橋のGALLERY b.TOKYOで12日から個展を開催しています。17日まで。田中さんは昨年に引き続き2度目の個展です。

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年に1回のペースで個展を開く制作量を維持しているのは素晴らしいことですね。クオリティーも上がって来て充実した個展でした。

同じ京橋のギャラリー檜 puls では開廊記念展としてグループ展を企画していますが、そのPart 2に卒業生の浅野彌弦さん(01年学部卒業、概念表現)が参加しています。

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浅野さんは卒業以来、コンスタントに個展やグループ展を開催して来ています。コツコツと真摯に制作する姿勢は素晴らしいと思います。

(教員:近藤 昌美)

展覧会のご案内

佐藤美術館にて開催される「第20回奨学生美術展」に岩渕 華林さん(`11修了),招待作家として形象表現研究指標の非常勤講師の薄久保 香先生が参加しています。

「第20回奨学生美術展」

日時:2011年9月28日–11月6日

10:00 – 17:00

会場:佐藤美術館

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また、薄久保先生は2011年9月10–10月29迄ベルリンのギャラリーLOOCKにて個展を開催しております。

Solo Exhibition in Berlin, “crystal moment”
10. September – 29. Oktober 2011LOOCKギャラリー http://loock.info/kuenstler/kaoru-usukubo/crystal-moments.html

どうぞご覧下さい。

(助手: yasuyo maruyama)

門田光雅個展、衣真一郎、西原史尋二人展

卒業生、在学生達が展覧会を開催中ですので行って来ました。

中央区日本橋の SATOSHI KOYAMA GAKKERYで、卒業生の門田光雅さん(2001年学部卒業)が8/27から個展を開催中です。9/24まで。(火〜木、祝休)門田さんは以前助手も務めていただいた卒業生ですが、この数年意欲的に発表を続けています。今年はVOCA展への出展をはじめ、個展、グループ展も複数回を数え旺盛な活動には感心します。

http://tokyo.satoshikoyamagallery.com/

http://www.ki-mon.com/

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上は本人と作品です。会期も長いですのでぜひご覧になってください。

次は、六本木の GALLERY LARA TOKYO で、在学生の衣真一郎・西原史尋君(ともに形象表現指標3年生)の2人展が開かれていますので行って来ました。9/10まで。「マグマ」と題された2人展ですが、自分たちもアーティストとして噴火直前だという気概でしょうか。

http://gallerylara.com/next.html

衣君は先日の「Switchers 3×3」展に引き続いての展覧会です。今回は同級生の西原君との自主企画のようですがギャラリーからの支援を受けているようです。

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衣君の絵画作品です。

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西原君の作品はインスタレーションです。同じ指標の同級生ですが、表現の方向性は随分と違いますので、ミスマッチ感が面白く見えました。

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オープニングパーティーは思ったよりにぎやかでした。

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ギャラリーのオーナーをはさんで左から衣君、西原君です。たくさん制作して、たくさん発表していってもらいたいものです.

今週は、他にも在学生が展覧会を開いていたのですが、時間的に間に合わず見ることが出来ませんでした。DMを貰ってもそのすべてには行けないことが多く、残念ですし申し訳なくもあります。

(教員:近藤 昌美)

鎌倉明弘個展&豊田奈緒、椋本奈津子2人展

豊島区南長崎のターナーギャラリーの二つのスペースで卒業生と在校生がそれぞれ個展と2人展を開催していましたので行って来ました。

1階のスペースでは卒業生の鎌倉明弘さん(04年学部卒業、現在工房助手)が個展を開催しています。9/2まで。「A.D.I.C.T  M.E.L.T  P.L.U.T.O    中毒 溶解 冥王星」と題された個展は下の画像をご覧いただければわかる通り、非常に力のこもった大作でした。鎌倉さんは概念表現の学部時代から一貫して大規模なインスタレーションを中心とした制作を続けていて、力のある作家に成長して来ました。

http://www.turner.co.jp/gallery/event/110820.html

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上の作品はぼやけているように見えますが、数万本の綿棒で構成されています。その巨大な直方体が30分に一度、自動的に回転します。

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回転中は迫力です。

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タイトルにもあるように、今回の個展は先の原発事故を彷彿とさせます。実は鎌倉さんのご実家は福島第一原発から40キロほどの位置にあり、「A.D.I.C.T  M.E.L.T  P.L.U.T.O    中毒 溶解 冥王星」このタイトルどおりメルトダウン、中毒=被曝を連想させ、さらにPluto、つまりギリシャ、ローマ神話での冥界の王であり、転じて太陽系矮惑星冥王星に名付けられ、プルトニウムの語源にもなったその名を題されています。原発事故と本人の故郷に対する思いが、単なる説明や批判ではなく昇華されているように感じました。

3階のスペースでは在校生の豊田奈緒さん(形象表現3年)、椋本奈津子さん(概念表現3年)の2人展が開催されています。9/2まで。

http://www.turner.co.jp/gallery/event/110827.html

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豊田さんの作品です。独特の世界感ですが、近頃クオリティーが向上して来ました。

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椋本さんの作品です。花を連想させますが、オールオーバーな抽象的な画面です。二人の作品の方向性は随分違いますが、今回は自主企画の2人展ですので、逆に面白みも出たと思います。

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鎌倉さんは先週からでしたが、2人展はこの日がオープニングで大盛況でした。中央の二人が左から豊田、椋本さんです。講師の北浦先生(右から2人目)、薄久保先生(右端)も駆けつけ、先日のミズマアクションでの個展が素晴らしかった卒業生の宮崎勇次郎さん(左から2人目)も顔を見せてくれて、和やかで良いパーティーでした。こうした年齢を超えた交流はアーティストにとって大切なことだと思います。

(教員:近藤 昌美)

松本春嵩先生グループ展

神楽坂のアユミギャラリーで形象表現の講師の松本春嵩先生達がグループ展を開催していますので行って来ました。8/31まで。「Unknown」と題された6名のグループ展ですが、松本先生以外にも卒業生の原遊さん(98年学部卒業)も参加しています。

http://www.ayumi-g.com/ex11/1131.html

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松本先生の作品の前でご本人と、来場していた卒業生の池田拓馬さん(2006年学部卒業)

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原遊さん(98年学部卒業)と作品です。

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左は出品作家の白井美穂さん。白井さんはビデオアーティストですが絵画作品も手がけ、非常に幅の広い活躍をしている作家です。現在、女子美大学院の講師も務めています。9/3からギャラリー KANEKO ART TOKYOでの展覧会もあるようです。

http://www11.ocn.ne.jp/~kanekoag/kaneko/2011/110903/shirai_yamaguchi0903.html

このギャラリーは本学絵画専攻のある卒業生のご実家で、古い洋館風の建物は非常に雰囲気も良く、ぜひ一度足をお運び下さい。

(教員:近藤 昌美)

大槻英世個展 8/19〜9/3,2011

卒業生の大槻英世さん(1998年学部卒業)の個展に行って来ました。ギャラリーZENSHIで9/3まで(日、月休廊)。

http://zenshi.com/exhibition/ex/

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一番下が大槻さん本人と作品です。一見するとミニマルな平滑な画面ですが、非常に豊かな絵画性が見て取れます。スタイルは学部生の頃からの延長線上にありますが、強度も増し完成度の高い見応えのある展示でした。

今回の個展は”Behind the mask” 〜ゆりあげの女〜と題されていますが、大槻さんは震災時に宮城県のご実家に滞在中で、ゆりあげとは津波の被害がひどかった閖上地区のことだそうです。そうして見てみると画面の青や黒の意味も違って見えて来るようです。

(教員:近藤 昌美)

Switchers 3×3 オープニングパーティー8/8.2011

このWebでも告知しました、女子美、ムサ美、造形大の学生交流展 “Switchers  3×3″が、8日から始まり、オープニングパーティーが実に盛大に行われました。各大学の関係者や卒業生、美術館学芸員、評論家や、コレクター諸氏までおおよそ100人以上が来場されました。非常に盛況に始められることが出来、企画者としては一安心でした。

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まずは各学生の作品をご紹介します。上は女子美の院2年生清水香帆さんです。抽象絵画とはいえどこか風景のような印象も残し、のびのびとした筆致の魅力的な画面を作っています。

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ムサ美の院2年、松尾勘太さんの作品です。彼は100号をもう1点搬入して来ましたが、会場の空間を見て2点の展示としました。非常に個性的な作品で、今後の成長が楽しみです。

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本学の学部3年の衣真一郎さんの作品です。他の二人は院2年生なので、勝負にならないかと思ってましたがどうにか頑張ってくれたようです。

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冒頭でも書きましたが、オープニングパーティーは大盛況で、会場に入り切れないほどでした。2次会も大盛況で、今回の企画に対して多くのご意見もいただきました。まだ、今後のことはまったくの未定ですが、またいろいろ考えて行ければと思います。

今展は20日18時まで開催中(日曜休廊)ですので、まだご覧になられていない方はぜひお越し下さい。

藍画廊のホームページに展覧会解説が載っていますので、ご参考までに。

http://homepage.mac.com/mfukuda2/aiga442/aiga442.html

(教員:近藤 昌美)


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