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2012年07月の記事

「PROOF」版表現3年生 文房堂ギャラリー展示 

版表現研究指標3年生によるグループ展「PROOF」が、神田神保町の文房堂ギャラリーにて開催されています。特に個性派ぞろいの学年ですから、版を使ったのびやかな作品を楽しんで見ることが出来ます。是非ご高覧下さい。

「PROOF」 7月30日(月)―8月4日(土) 10:00-18:30 会期中無休 最終日は17:00まで レセプション8/1(水)17:00~19:00

文房堂ギャラリー:東京都千代田区神田神保町1-21-1 tel:03-3291-3445

以下は展示作品の紹介です。写真をクリックすると、作家名と技法が表示されます。

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(教員:生嶋 順理)

卒業生展覧会

既に終わってしまいましたが、いくつか卒業生の展示を観て来ましたのでご紹介します。

まずは銀座のニッチギャラリーでの門田光雅さん(’02年学部卒業)の個展です。門田さんは近年非常に旺盛な活動で年に何回もの展覧会を開催しています。

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実ににぎやかなオープニングで華やかな作品にふさわしいものでした。今が一番勢いがある時かも知れませんね。

次は、やはり銀座のなびす画廊で8/4日まで開催中の杉浦大和(’95年学部卒業)さんの個展です。この展覧会は銀座の12の画廊が新進作家の紹介を目的に共催している「新世代への視点2012」の中でのこの画廊の企画展示です。http://www.nabis-g.com/kikaku/k2012/sugiura-h.html

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美しい色彩の抽象絵画ですが、理屈を越えて観者に染み入るものがありました。また、今展は東京新聞7月13日夕刊の美術評に、やはり卒業生で画家,批評家の古谷利裕氏による批評が掲載されていました。

最後に、京橋のギャラリー檜Bで今春大学院を修了した上岡葵さんが7/23〜28まで個展を開催していました。

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形象をかすかに想像させる抽象で、色面の質を楽しませてくれるような作品でした。今後も頑張って行って欲しいと思います。

他にも何人かの卒業生が展示してましたが、回り切れず残念でした。造形絵画の卒業生は作家として非常に活動的で、教員としては嬉しい反面、そのすべてを観てやることが出来ず申し訳なく思っています。

(教員:近藤 昌美)

第5回版画検定開催!と 展示のお知らせ

7月27日、版表現研究指標では、前期最後の講評会と第5回目になる「版画検定」を開催しました。これは版画に関する知っておきたい基礎知識を、版表現担当の先生方に作問して頂き、2年生から大学院生まで全学生を対象に行うペーパーテストです。版画一般、シルクスクリーン、木版画、銅版画、リトグラフ、映像技法の6分野、全250問の出題を60分で解答します。採点は、先生の指示に従って各自行い、正誤を問題冊子に記入し、版画のテキストとが出来上がります。珍解答も出て来て、楽しみながら知識も身に付く企画です。前期終了の打ち上げでは、成績発表が行われ、成績優秀者には賞状と賞品が贈られました。

第5回版画検定の成績第1位は216点の田中茜さん(3年生)。何と昨年に続く連続1位です!版画検定歴代1位の賞状に栄えある署名です。

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第2位の山田祐梨子さん(4年生)と、第3位の高山純名さん(2年生)。素晴らしい成績でした。

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3年生優秀賞の村田朋子さんと、2年生優秀賞の深野宣孝君。制作画材費援助の副賞付きです。

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部門賞です。版画一般部門賞の神山亜希子さん(大学院2年生)と、今村洋平賞(シルクスクリーン部門)の花島 拓也君(3年生)。

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木村繁之賞(木版画部門)の尾形 愛さん(2年生)と、今井庸介賞(銅版画部門)の岡田麻衣さん(3年生)。先生方からの賞には素敵な副賞が贈られます。先生の作品もあって、この部門賞狙いの学生もいます。

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木下恵介賞(リトグラフ部門)の市野 悠さん(3年生)と、生嶋順理賞(映像技法部門)の瀬端秀也君(2年生)。

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版表現の打ち上げはいつも手作りの美味しいもので一杯です。皆さん前期の作品制作お疲れさま!ひと時リラックスして、次の制作へ向いましょう!

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筒井礼歌さん(右側、武蔵美出身の版画家です)も駆けつけてくれました。中央でご機嫌なのは、ユナイテッドアローズに内定決めた島貫祥子さんです。おめでとう!

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展示のお知らせです。版表現3年生は、文房堂ギャラリーにてゲループ展を開催します。個性ある版画作品が揃います。是非ご覧下さい。

以下、文房堂ギャラリーの案内から。

展覧会趣旨:
東京造形大学に在学中の3年生による版画作品の展示です。
価値観の違う私たち25人の共通点は版画を勉強しているという事です。
「版とは何か?」その問いに対する答えが、24通りの作品になりました。
まだ、粗削りではありますが、今の私たちが作る版作品をご覧ください。
文房堂ギャラリー:東京都千代田区神田神保町1-21-1
・10:00-18:30 会期中無休  最終日は17:00まで
・レセプション8/1(水) 17:00~19:00

出品者:荒井夏紀、石川咲希、市野悠、薄井明香、大久保達郎、大場咲子、
岡田麻衣、金刺拓人、河野ふみ、川村景、久保木美里、小嶋大慶、櫻井想、田中茜、
田中知己、谷口典央、千葉敏子、中村瑞紀、花島拓也、濱尚仁、間藤修平、宮尾満里奈、
村田朋子、渡邊愛子

作品内容:木版、銅版、リトグラフ、シルクスクリーン 24点

(教員:生嶋 順理)

オープンキャンパス1日目

7月21日(土)・22日(日)の2日間、東京造形大学ではオープンキャンパスを開催しています。

本学が取り組む教育内容や、自由溢れる雰囲気を体験していただけるよう、施設見学、授業公開・体験、作品展示、上映、個別相談・資料配布など、バリエーションに富んだ企画で来場をお待ちしています。

受付の学生が笑顔で迎えてくれます。思わずにっこり。

絵画棟に向かう途中、シャボン玉にビックリ。

絵画棟エントランスに入ると版表現の展示がお出迎えしてくれます。

1年

2階にあがると1年生のアトリエがあります。前期の課題が大集合です。

スロープをあがると形象表現のアトリエです。集中授業の課題を中心に展示中。

さらにあがると広域表現のアトリエがあります。カフェでしょうか?

そしてさらにあがると概念表現のアトリエがあります。

標記が分かりづらいですが、P-303会場もお見逃しなく。

明日7月22日(日)は9:30 – 16:30迄開催しております。

絵画専攻領域ではシンポジウムとして卒業生によるディスカッション「美大卒業後の制作と生活」が行われます。

時間: 13:00 – 16:00

場所: 10号館 2F 多目的室

皆様のご来場お待ちしております。

(助手: yasuyo maruyama)

アートラボはしもと「人がいっぱい」展

以前にもご紹介した、アートラボはしもと(橋本駅からアリオを抜けてすぐ)では7月6日から22日まで、東京造形大学美術館企画の学外展示が開催されています。人がテーマの「人がいっぱい」展。出品者は、本学教員、卒業生、助手、大学院生から選ばれています。

(詳細 http://www.zokei.ac.jp/museum/index.html#hito)

「アートラボはしもと」は、相模原市と東京造形大学をはじめ近隣の美術大学が連携して運営する新しいアートセンターです。美術と人々との新しい関わりを、様々なアート活動を通して作って行くことを目的としています。是非これを機会に訪れてみてください。

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保井智貴さん(彫刻教員)の作品は、奥のスタジオに展示されています。暗闇にライトに照らされて佇む姿は息をのむ緊張感があります。この作品がこの場にあって始めて生み出された「場」が感じられます。

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森本一朗さん(本学卒業生)の作品。ユーモアに惹かれて見入ると細やかな紙立体の作り込みに驚かされます。7/14、21には、小学生対象のワークショップも開かれます。

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丸山恭世さん(本学絵画助手)の作品。目力がある、美しい艶やかな肌合いを持った作品です。7/7には、大きな布に沢山の顔をかくワークショップがありました。アートラボはしもと2階の窓に展示され、外から見ることが出来ます。

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上田裕子さん(大学院1年)の版画(リトグラフ)の作品です。感性と表現技術の高い画面からは、女性の意識のうつろいの刹那を感じさせる秀作です。

展示ではこの他にも、糸曽賢志さん(本学卒業生)のアニメーション作品「セイキロスさんとわたし」15分が、シアターにて上映されています。

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(教員:生嶋 順理)

新歓返しコンパ

2年生が新入生のための開くのを新歓コンパと言いますが、そのお返しに1年生から2年生に向けて開くものを新歓返しというようです。絵画の新歓返しコンパが7/6にCSラボで開催されました。こうした飲酒をともなうイベントは、大学側に許可を求める書類を提出し、教員が立ち会う監督同意書も出して開かれます。

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以前学食として使っていた大きな空間がクラブ化してました。DJ君、頑張ってました。しかし、時間を厳守した撤収など運営はしっかりしていて、泥酔者は皆無でスマートなコンパでした。

(教員:近藤 昌美)

版表現ゲスト講師 板津 悟 氏 石版リトグラフ「石ガール」プロジェクト

版表現では、6月から3回にわたり、板津 悟 氏をゲスト講師にお迎えして、リトグラフについての作品講義、技法の実演演習を行ないました。板津さんは、調布にある版画工房イタヅ・リトグラフィックをプリンターとして主宰し、現代作家の良質なオリジナル版画作品を企画制作されています。今回の講義では、使用前にアルミ版をミョウバンで良く洗うことや、描画材である解墨のことや整版で使う材料や使い方等、基本的なことをしっかりやっていくことが、表現技術でも大切なことだと感じました。そして中心として行なわれた石版石によるリトグラフでは、石版磨きから描画、整版、刷りまでを行なった5人を「石ガールズ」プロジェクトとして立ち上げ、作品を版画集としてまとめました。

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上の写真、右側が板津悟さんです。「石ガールズ」メンバー:松本三和(非常勤講師)、市野 悠、田中 茜、千葉敏子、村田朋子(学部3年)

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(教員:生嶋 順理)

M-ポリフォニー 2012 -Profile-

ただいま、東京造形大学学内ギャラリースペース「ZOKEIギャラリー」において、絵画専攻領域 母袋 俊也教授企画による大学院生のグループ展「M ポリフォニー」展が開催されています。

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ドイツ語 Malerei=絵画 に由来する「M ポリフォニー」展は、母袋教授が指導する大学院生によるポリフォニックなグループ展で、今年は彼らによってProfileという副題が付されています。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

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出品学生

井上 琴文
岩井 晃彦
大立目 美貴 キャサリン
小川 晴輝
清原 亮
清水 信幸
曽 超
生井 沙織
野内 俊輔
渡邉 桃子

7月9日(月) 10:20~12:20
ギャラリー・ディスカッション : 母袋俊也+出品者 X 保井智貴+彫刻院生
7月14日(土) 14:00~
ディスカッション : 母袋俊也+出品者 X 信州大学 金井直准教授+信大生

開催期間 2012年7月2日~2012年7月14日
休館日  日曜日
時間   10:00~17:00
入場料  無料
会場   東京造形大学 12号館 ZOKEI Gallery

(助手:青木)

在校生、卒業生展示

在校生,卒業生の展覧会が都内数カ所で開かれていますので行って来ました。

まずは、豊島区大塚駅からほど近いギャラリーMISAKO&ROSENで卒業生の八重樫ゆいさん(’11大学院修了、主査:近藤)の個展「初夏と習慣」です。7/22まで。

http://www.misakoandrosen.com/exhibitions/12/04/

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敢えて小さなサイズのキャンバスに、自身が抱えられることを丁寧に織りなすような印象の絵画でした。静謐な豊穣感です。

次は、清澄白河のアルマスギャラリーでの2人展に原田郁さん(’07大学院修了、主査:近藤)が参加しています。

http://harmas.fabre-design.com/exhibitions/current/

「LIVING PLACES」と題され企画された今回の展示には、原田さんのシリーズのうちでも初見の夜の情景が数点展示され,興味深かったです。バーチャルな街並を丁寧な構成で絵画化するスタイルなので、夜があっても不思議ではないのですが、意外感もあり新鮮でした。

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最後に日本橋のサトシコヤマギャラリーで始まった、在校生田代華子さん(院1年在学、主査:近藤)の個展です。田代さんにとって今回が初個展になるわけですが、院のスタートとしては良い企画に恵まれました。「MAZE」と題された展示は、まだ十分な力量を発揮し切れたとは言えないかも知れませんがずいぶん頑張りました。

http://tokyo.satoshikoyamagallery.com/

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オープニングは在校生を中心に大勢の来客が訪れ、大盛況でした。このギャラリーはまだ若いオーナーが始めて間もないので、パーティーも堅苦しくなく良かったですね。人が多過ぎて作品を個別に撮影出来ませんでした。

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田代さんと作品です。学校関係者以外の評判も聞こえて来て、まずまずのスタート、デヴューです。

(教員:近藤 昌美)


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