2010年11月の記事
2010年11月30日 カテゴリー:個展・グループ展
既に会期は過ぎてしまってますが卒業生の個展を二つご紹介します。
2004年学部卒業の戸泉恵徳君の個展は11/27まで台東区浅草橋のギャラリー アートラボ・アキバで開かれていました。アクリルで緻密に描かれています。学生時代はエアブラシによる細密描写でしたが気質はそれほど変わってないようです。
2003年に卒業し、一時期助手も努めてくれていました磯上尚江さんの個展は11/27まで北区のギャラリー世都(セツ)で開かれていました。彼女は版表現を卒業し木版画家として活動しています。
この日は本学の創立者である桑沢洋子先生の生誕100周年記念事業であるSO×ZO展にも行って来ましたので、絵画専攻出身者の作品を中心にお見せします。造形ホームページにも既に載ってますが、さすがにデザイン系の皆様のが多いですね。
BUNKAMURAギャラリーでの母袋先生の作品(上)と彫刻の三木先生の作品越しに見えるのは卒業生で以前非常勤講師を務めていただいていた小林良一さんの作品(下)です。
桑沢ビル会場の高橋淑人先生の作品です。
上から現在講師の今沢先生,前沢先生、2001年学部卒業の山本竜基さんの各作品です(ともに壁の平面作品)。ホームページにも展覧会風景がありますので見てみて下さい。http://www.kuwasawa.ac.jp/sozo/
(教員:近藤 昌美)
2010年11月29日 カテゴリー:お知らせ, その他
漫画家としてデヴューしている直近の卒業生二人の作品が最近そろって単行本化されたのでご紹介します。
一人目は2007年学部卒業の古田薫君です。ペンネームは「ビブオ」というらしいです。貧乏な兄弟を主人公にしたギャグ漫画です。
発行は小学館で、同社の月刊誌に連載されていました。
もう一人は2009年学部卒業の真造圭伍君。彼も小学館の別の月刊誌に連載を持っていました。4年生次には3回ほど同社の週刊誌別冊に読み切りが掲載され、早めのデヴューでした。
「森山中教習所」というタイトルで、廃校になった中学校が自動車教習所になっているという、何か不条理な感じの作品です。彼らは2学年違いで同じ指標だったのですが、共通しているのは在学時には一生懸命絵画作品を描いていたということです。卒制は二人とも大画面の絵画で非常に力作でした。書店で見かけたら、見てみて下さい。
(教員:近藤 昌美)
2010年11月24日 カテゴリー:個展・グループ展, 未分類
大学院2年、赤石隆明の二つの展示が開催中です。
「Hyperplasia」
場所:3331 Arts Chiyoda 3階、g?/ gallery
会期:2010.11.12(Fri)- 12.26 (Sun)
Tue – Sun 11:00-18:00 ?Mon. Open on appointment only.
g?/galleryでは、2010年5回目の展覧会として、赤石隆明の個展を開催致します。赤石は現在東京造形大学大学院に在学。4回の個展の他、2009年にはグループ展「THE EXPOSED #4 ?PROJECTion」(大阪CASO)に参加し、同年学部卒業制作がa.a.t.m(アートアワード東京・丸の内)に選ばれ、注目を集めています。赤石は、額装された写真やプリントを空間に配置し、日常に溢れるイメージとイメージの中の風景を組み合わせたインスタレーション作品で、見る者の感覚を揺さぶります。最近では作品における作者の存在や、他者との関係性を問う試みとして友人の作品を自らの作品に取り込むなど、若手写真家の中で、写真というメディアに対して最も挑戦的に取り組んでいる作家の1人です。ぜひご高覧下さい。
3331 Arts Chiyoda http://www.3331.jp/
g?/ gallery http://g3tokyo.lolipop.jp/g3/
「キヤノン写真新世紀展2010」
場所:東京都写真美術館、B1F階展示室
会期:2010.11.6日 (Sat)?- 11.28 (Sun)
休館日:2010.11.15(Mon)、11.22(Mon)
入場無料
キヤノンの文化支援活動の一環として行っている「写真新世紀」は、新人写真家の発掘・育成・支援を目的に今年で20年目を迎えました。これまでに国内外で活躍する多くの写真家を輩出し、新人写真家の登竜門としても認知度の高い公募展です。今年の公募には、1,276名の応募がありました。本展では、応募作品の中から選ばれた優秀賞・佳作受賞作品とともに、昨年のグランプリ クロダミサト氏の新作をご紹介します。フレッシュで力強い作品の数々をお楽しみください。
東京都写真美術館 http://syabi.com/
キヤノン写真新世紀 http://web.canon.jp/scsa/newcosmos/
佐内正史氏の選考により佳作をいただき出品しております。「キヤノン写真新世紀展2010」は今月28日までの開催です。
どうぞ あわせてご高覧下さい。赤石隆明
(助手:原田)
2010年11月20日 カテゴリー:合評会
形象表現研究指標2年生の後期の課題は2課題ありますが、その1課題目の講評がありました。9月に新棟に引っ越し、基礎授業である集中授業の立体表現が終わり、指標授業がスタートしたのですが新棟に越して来たので新たに仮設壁を皆で作ったりと制作時間がやや少なくなってしまいましたが、学生達は力作を出して来ました。講評は20数人の学生を2グループに分け2日を掛けて行われます。3、4限3時間で10人強を見る形になるわけですが各日3人の教員がひとりひとりの作品評に時間を掛けて行われます。
アトリエ外部のテラスも使ったようです。
彼の大作は白過ぎて良く写らなかったですね。
講評後はアトリエで鍋パーティーで打ち上げです。
(教員:近藤 昌美)
2010年11月19日 カテゴリー:その他
本学大学院を昨年修了した版画家、斉藤悠紀君が朝日新聞埼玉版(11月19日付け)に載っていました。新人発掘オーディションに受かり、個展を開催中といった内容です。記者が本人のアトリエまで取材に来てくれたようで、こうした新聞への取り上げも思わぬ副賞のようですね。小さいながらも励ましになるでしょう。
(教員:近藤 昌美)
2010年11月17日 カテゴリー:個展・グループ展
アートプログラム青梅 2010:告知+リポート
告知:ガイドツアーとトーク・セッションお知らせ
ガイドツアー:
2010年11月20日(土)13:00-14:30
青梅駅前moギャラリーに集合
参加費無料
予約不要
出品学生が作品を説明しながら、青梅の街を歩きます。
トーク・セッション:
2010年11月20日(土)16:00-17:30
青梅織物協同組合2F
パネリスト:鷹見明彦(美術評論家)、沢山遼(美術評論家)
司会:学生
リポート:展示+コメント
17 磯邉寛子
キャンバスは、前方より浸透・反射し、背景を内包する。そして、後方より浸透・反射し世界との接点となる。それらのキャンバス一点一点、若しくは複数のキャンバスにより、その場の空間は変化し揺れ動く。此処より彼方へ、彼方から此処に。
「那由多」
木材・布・油彩
時宗乗願寺、墓地へ向かう道の途中で西に分かれている道の木の生えているスペース
平面
10 大城夏紀
旧青梅街道を前にして、その隙間にだけ小さな時間が流れている。ただただ流れていく日々を過ごす中で、ふと『今』という時間に気がつく。それはそれまで生きてきた世界に疑いを持つ瞬間。自分の認識が思い込みだったのではと、ゆらぐ瞬間。
「隙間の認識」
ミクストメディア
牛乳屋さんと濱中さんの家の間の路地
インスタレーション
34 榊貴美
見ること見られることへの恥辱や羞恥。それをとりまく欲求や欲望。そしてその先に見えてくるもの…。様々な現象の中 時間の流れの中 それはそこにある。
「I’m looking when i’m looking」
ミクストメディア
青梅総合高校敷地内、講堂横の藤棚の場所
インスタレーション
35 佐藤賢
青く広がる大空を僕らは見上げた時にそこに自由を抱いたりする、それを見下ろす空は僕らに自由を夢抱いているのだと思います。
「1?の視点」
ミクストメディア
青梅総合高校敷地内、講堂裏の道路に面した場所
インスタレーション
43 佐藤慎吾
複数の並べられたカメラオブスキューラーに映された風景は眼で見る風景とは異なり物質感の無い、像としての風景である。或はそれをリアルタイムの映像と考えるとそれは複数化された現在と見ることもできる。多分これは像を像として見るための装置だと思う。
「識閾の風景」
木・レンズ・ペンキ
450×460×1200(?)の箱を複数並べて展示
山崎さん宅駐車場スペース
インスタレーション
28 佐藤理恵
ある国の貴族にマダム・ブループラムという女性がいました。彼女は自分と同じ名をもつ日本の青梅にいつか行ってみたいと願ってました。しかし彼女はその願いを叶えることなく天国へ旅立ちました。今回の展示で彼女の願いを叶えることができたように思います。
「マダム・ブループラム」
アクリル、パネルに綿布
勝沼公会堂
平面
5 滝川おりえ
目に見えているものと目に見えていないものは、<表と裏>の関係であるかのように思える。見えている部分は見えていない何者かの残した痕跡であるかもしれない。表と裏の狭間にある錯綜した緊張感。それはいまここに、そこかしこにあり続ける、“見えない存在者”からの開始の連続を想う。
「ON」
ミクストメディア
河辺さん宅の裏庭
インスタレーション
29 野坂紗智
公会堂内部は、部屋の外も内も複数のラインによって一時的に想定されている。それらは移動可能で、取り外すことさえできる。
「lines」
ミクストメディア
可変
勝沼公会堂
インスタレーション
6 藤原佳恵
視界の隅のさらに隅、姿を認識できない場所にいる<kamisama>を、いつか眼で見てみたい—そんな事をぼ〜んやりと考えながら、いつも制作しています。今回は、西分神社の風光により閃いた<kamisama>の姿を、現場に拵えました。
木・塗装シート・餌やりタイマー・アルミニウム・雨とか風とか光とか 他
「彷彿」
西分神社正面階段
インスタレーション
母袋俊也 ? 「M377 TA・KY OB AS HI」??????????? ?青梅市立美術館
本展では、08年にINAXギャラリーでの個展に出品した横長な作品「TA・KY OB AS HI」を、青梅市立美術館のガラスケースへの展示を試みています。
横長フォーマート、偶数連結の”TA”系シリーズは、もともと障屏画の構造を参照しつつ展開してきたことを考えると、日本画専用のガラスケースへの展示もある必然でもあるのだろう。
モデルであった京橋からの想念上の関東平野の風景には、水平性の画面に多摩の山々が描かれていたのですが、2年後、西の外れに絵が移され京橋方面とと対面しているような、今回の展示試みはなんとも不思議な感覚を覚えています。
白井忠俊
「縄文土器の装飾は蛇ではないか。」日本美術の源泉である原始蛇信仰を“円筒絵画”によって表す。
「何を探しているのか忘れてしまった」2009年
(助手:真之介)
2010年11月15日 カテゴリー:個展・グループ展
ギャラリー SCAI THE BATHHOUSEで宮島達男さんの個展が始まりました。本学学生や卒業生が多く来ていて、作品を背景に作家本人を囲んで撮影したのでご紹介します。右から二人目の赤いシャツの方が宮島氏です。左端は本学講師の松本先生。宮島氏とは予備校時代からの仲間だそうです。学生に取ってアートの空気を吸うことは非常に大切なことです。宮島氏はさすがに顔が広く元サッカー日本代表の中田英寿氏も来廊していました。
http://www.scaithebathhouse.com/ja/
(教員:近藤 昌美)
2010年11月8日 カテゴリー:個展・グループ展
絵画専攻で助手をしております原田郁の企画展が、出身地山形県村山市の真下慶治記念美術館にて現在 開催中です。
本展は私にとって出身地での初個展となり、会場では近年(2008~)の”GARDEN”シリーズを中心にタブロー作品を10数点展示しております。
自らが作り出している原風景の作品世界が幼少の頃から見つめてきた村山の風景と出会います。
写真は美術館からの臨める最上川の景観です。
真下慶治記念美術館 概要
山形県の母なる川最上川をこよなく愛した洋画家真下慶治画伯(故人)が村山市にアトリエを構え、最上川をテーマに生涯制作に取り組んだ数多くの作品が残されました。平成13年秋、真下慶治夫人より作品寄贈の申出を受け、村山市では市制施行50周年記念事業として、村山市出身で現在も第一線で活躍されている建築家 高宮眞介氏に依頼し、アトリエの現存するに真下慶治記念美術館を建設しました。
常設展示室では真下慶治作品をご覧になれます。
最上川 秋 展 2010年8月27日(金)〜 ? 2010年11月9日(火)
最上川 冬 展 2010年11月12日(金)〜 ?2011年3月30日(火)
わたくし「原田 郁 展」の会期は11月23日までです。近くにお立ち寄りの際はどうぞよろしくお願いいたします。
「原田 郁 ?展」
会期/ 2010年10月14日(木)?11月23日(火)
開場時間/9:00?17:00? (入館は16:30まで)
休館日/水曜・祝日の翌日・年末年始
会場/真下慶治記念美術館
住所/〒995-0054 ?山形県村山市 大字大淀 ?1084-1
入館料/大人300円 小中学生150円(団体15名以上 ?大人250円 ?小中学生100円)
TEL /0237-52-3195
MAIL/?massimo@city.murayama.lg.jp
美術館HP/ ?http://www.massimo-k.org/museum.html
※交通案内に関しましては村山市公式サイト「商工文化観光課」内真下慶治記念美術館情報?Museum? Guideからご覧下さい。
http://www.city.murayama.lg.jp/0190bunkakankou/shisetsu/mashimo/index_01.htm
(助手:原田)
カテゴリー:個展・グループ展
中村宏客員教授と私近藤のゼミナールの合同展オープニングが11/6にありました。会場は既にお知らせした通り西武池袋線東長崎のターナーギャラリーです。11/12まで。このギャラリーは画材メーカーのターナー株式会社が自社ビルの中に若手アーティスト支援のために格安な使用料で開設しているスペースです。今年度は中村先生も私もゼミ生が少なかったので、院生のOBも小品で参加しました。
中央の中村先生も楽しそうです。別フロアの他学の展示グループも行き来し大変にぎやかなオープニングでした。
学生も会場貸し主との折衝からDMデザイン、印刷発注、搬入、展示など展覧会の実際を自分たちで行い,一通り経験します。
(教員:近藤 昌美)
2010年11月7日 カテゴリー:個展・グループ展
1987年学部卒業であり元非常勤講師をしていただいていた小林良一さんが出品されている五島記念文化財団20周年記念展「美の潮流」展に行って来ました(Bunkamura ザ・ミュージアム 11/7まで)。小林さんは五島財団の美術部門新人賞として1997年から98年にかけて1年間ニューヨークに滞在しました。本展は20年間の受賞作家41名からなる展覧会だそうです。
大作の展示でした。
(教員:近藤 昌美)
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