版表現ゲスト講師レクチャー
版表現3年生を対象にゲスト講師をお招きして特別レクチャーが行われました。
1日目は「ばれん工房 菊英」の後藤英彦さんによる、ばれんについてのお話と実技指導です。
ばれんの歴史を学びます。
続いて実際に竹皮を用いたばれんの包み方を実演していただきました。
後藤さんが一つ一つ丁寧に説明してくださいます。
プロの手付き!
さて今度は実際にやってみましょう〜
力の入れ具合が難しい!!
みんな楽しそうです。
なんとか上手くできました◎
普段使っている道具がどのように作られているのか学ぶ事で、道具の使い方を見直す良いきっかけになったのではないでしょうか。
続いて2日目は作家の増田将太さんによるレクチャーです。
増田さんの作品、制作の方法についてのお話と、独自のスクリーン感光方法を実演いただきました。
増田さんは版画出身ではありませんが、制作にスクリーンプリントを取り入れています。
撮影した風景を撮影場所に投影し、更にそれを撮影する事を繰り返しながら制作をされています。
バキューム台を使わないで細かい原稿も製版する方法も教えていただきました。
原稿の透過と版と原稿の圧着にサラダ油を使います。
大胆にベターっと
スキージで空気を抜いて感光します。
キレイに感光できました◎
最後はみんなで増田さんの作品を刷ってみました。
3年生はこれから卒業制作についても考え始める時期です。
活躍されている若いアーティストの仕事を間近で見ることで、自身の制作や方向性を考える良い機会となったのではないでしょうか。
(たなか)