一年生 絵画基礎実習Aゲストレクチャー
2024年5月20日 カテゴリー:未分類
こんにちは!助手の奥友です。
今回は、一年生最初の授業の絵画基礎実習Aの様子を紹介します🌷
この授業では毎年、モデルさんをお呼びして人物課題に取り組みます。
去年度までは女性モデル中心に来ていただいていましたが、今年からは女性モデル期間・男性モデル期間ので一枚ずつ、合計2枚の絵を制作します!
課題に合わせ、今年は2回のゲストレクチャーが開催されました。
まずは美学研究をされている村上由鶴さん。
レクチャータイトルは「アートはだれのもの?」
みんなのもの!と言いたいですが、歴史を振り返ると決してそうとは言えません。
作る側も評価する側も男性ばかりの歴史の中で、女性は常に見られる側であり、それが私たちの「あたりまえ」になっていました。
大学でも、高校の授業でも、予備校でも、人物課題と言えば女性モデルを描くのが「あたりまえ」です。
それがどうしてあたりまえになっているのか、村上さんのレクチャーでは非常にわかりやすく解説していただきました。
続いては、彫刻専攻の阿久津先生。
阿久津先生は人体解剖学を専門にされています。
男女に共通する人間の体の構造や、男性と女性の体の作りの違い、それぞれが歳をとるにつれておこる体の変化など、、、。
人体を描くために欠かせない情報を、ユーモアを交えながら解説していただきました!学生も楽しんでいた印象です!
村上先生のレクチャーでは美術におけるジェンダー(社会的性別)を、阿久津先生にはセックス(身体的性別)について、二つの性を違った視点から解説していただきました!
一年生にとって、とてもためになるレクチャーだったかと思います!私の時もあったら良かったのになあ、と、羨ましい気持ちでいっぱいでした、、!
このレクチャーを踏まえて、どんな作品が出てくるのかとても楽しみです!
お二人とも、ありがとうございました!
(奥友)