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2011年08月の記事

鎌倉明弘個展&豊田奈緒、椋本奈津子2人展

豊島区南長崎のターナーギャラリーの二つのスペースで卒業生と在校生がそれぞれ個展と2人展を開催していましたので行って来ました。

1階のスペースでは卒業生の鎌倉明弘さん(04年学部卒業、現在工房助手)が個展を開催しています。9/2まで。「A.D.I.C.T  M.E.L.T  P.L.U.T.O    中毒 溶解 冥王星」と題された個展は下の画像をご覧いただければわかる通り、非常に力のこもった大作でした。鎌倉さんは概念表現の学部時代から一貫して大規模なインスタレーションを中心とした制作を続けていて、力のある作家に成長して来ました。

http://www.turner.co.jp/gallery/event/110820.html

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上の作品はぼやけているように見えますが、数万本の綿棒で構成されています。その巨大な直方体が30分に一度、自動的に回転します。

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回転中は迫力です。

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タイトルにもあるように、今回の個展は先の原発事故を彷彿とさせます。実は鎌倉さんのご実家は福島第一原発から40キロほどの位置にあり、「A.D.I.C.T  M.E.L.T  P.L.U.T.O    中毒 溶解 冥王星」このタイトルどおりメルトダウン、中毒=被曝を連想させ、さらにPluto、つまりギリシャ、ローマ神話での冥界の王であり、転じて太陽系矮惑星冥王星に名付けられ、プルトニウムの語源にもなったその名を題されています。原発事故と本人の故郷に対する思いが、単なる説明や批判ではなく昇華されているように感じました。

3階のスペースでは在校生の豊田奈緒さん(形象表現3年)、椋本奈津子さん(概念表現3年)の2人展が開催されています。9/2まで。

http://www.turner.co.jp/gallery/event/110827.html

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豊田さんの作品です。独特の世界感ですが、近頃クオリティーが向上して来ました。

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椋本さんの作品です。花を連想させますが、オールオーバーな抽象的な画面です。二人の作品の方向性は随分違いますが、今回は自主企画の2人展ですので、逆に面白みも出たと思います。

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鎌倉さんは先週からでしたが、2人展はこの日がオープニングで大盛況でした。中央の二人が左から豊田、椋本さんです。講師の北浦先生(右から2人目)、薄久保先生(右端)も駆けつけ、先日のミズマアクションでの個展が素晴らしかった卒業生の宮崎勇次郎さん(左から2人目)も顔を見せてくれて、和やかで良いパーティーでした。こうした年齢を超えた交流はアーティストにとって大切なことだと思います。

(教員:近藤 昌美)

松本春嵩先生グループ展

神楽坂のアユミギャラリーで形象表現の講師の松本春嵩先生達がグループ展を開催していますので行って来ました。8/31まで。「Unknown」と題された6名のグループ展ですが、松本先生以外にも卒業生の原遊さん(98年学部卒業)も参加しています。

http://www.ayumi-g.com/ex11/1131.html

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松本先生の作品の前でご本人と、来場していた卒業生の池田拓馬さん(2006年学部卒業)

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原遊さん(98年学部卒業)と作品です。

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左は出品作家の白井美穂さん。白井さんはビデオアーティストですが絵画作品も手がけ、非常に幅の広い活躍をしている作家です。現在、女子美大学院の講師も務めています。9/3からギャラリー KANEKO ART TOKYOでの展覧会もあるようです。

http://www11.ocn.ne.jp/~kanekoag/kaneko/2011/110903/shirai_yamaguchi0903.html

このギャラリーは本学絵画専攻のある卒業生のご実家で、古い洋館風の建物は非常に雰囲気も良く、ぜひ一度足をお運び下さい。

(教員:近藤 昌美)

大槻英世個展 8/19〜9/3,2011

卒業生の大槻英世さん(1998年学部卒業)の個展に行って来ました。ギャラリーZENSHIで9/3まで(日、月休廊)。

http://zenshi.com/exhibition/ex/

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一番下が大槻さん本人と作品です。一見するとミニマルな平滑な画面ですが、非常に豊かな絵画性が見て取れます。スタイルは学部生の頃からの延長線上にありますが、強度も増し完成度の高い見応えのある展示でした。

今回の個展は”Behind the mask” 〜ゆりあげの女〜と題されていますが、大槻さんは震災時に宮城県のご実家に滞在中で、ゆりあげとは津波の被害がひどかった閖上地区のことだそうです。そうして見てみると画面の青や黒の意味も違って見えて来るようです。

(教員:近藤 昌美)

Switchers 3×3 オープニングパーティー8/8.2011

このWebでも告知しました、女子美、ムサ美、造形大の学生交流展 “Switchers  3×3″が、8日から始まり、オープニングパーティーが実に盛大に行われました。各大学の関係者や卒業生、美術館学芸員、評論家や、コレクター諸氏までおおよそ100人以上が来場されました。非常に盛況に始められることが出来、企画者としては一安心でした。

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まずは各学生の作品をご紹介します。上は女子美の院2年生清水香帆さんです。抽象絵画とはいえどこか風景のような印象も残し、のびのびとした筆致の魅力的な画面を作っています。

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ムサ美の院2年、松尾勘太さんの作品です。彼は100号をもう1点搬入して来ましたが、会場の空間を見て2点の展示としました。非常に個性的な作品で、今後の成長が楽しみです。

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本学の学部3年の衣真一郎さんの作品です。他の二人は院2年生なので、勝負にならないかと思ってましたがどうにか頑張ってくれたようです。

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冒頭でも書きましたが、オープニングパーティーは大盛況で、会場に入り切れないほどでした。2次会も大盛況で、今回の企画に対して多くのご意見もいただきました。まだ、今後のことはまったくの未定ですが、またいろいろ考えて行ければと思います。

今展は20日18時まで開催中(日曜休廊)ですので、まだご覧になられていない方はぜひお越し下さい。

藍画廊のホームページに展覧会解説が載っていますので、ご参考までに。

http://homepage.mac.com/mfukuda2/aiga442/aiga442.html

(教員:近藤 昌美)

版表現3年 Re:版なり。展 と 稲垣真幸さん個展

先週終った展示ですがご報告です。版表現指標3年生が文房堂ギャラリーにてグループ展を、また銀座のギャラリーKでは、卒業生の稲垣真幸さんの個展が開催されました。
Re:版なり。展 (東京造形大学版表現3年展) 8月1日(月)―8月6日(土) 3年生になりそれぞれの版種での作品制作を自主的に進めています。やっと各自の表現の方向が見えてきたようです。掴みかけている独自なものをしっかりと育てて欲しいと思います。出品者:阿部悠/阿部裕多/荒岡健太/安藤哲/井上智花/今井香織/内尾優花/岡崎詩をり/岡安耕司/小笠原里美/小野玲奈/柄澤将巳/近藤沙羅/佐藤有紀/柴田友里子/島貫祥子/鈴木彩/西川太貴/野中紗由美/増田奈緒/山田祐梨子/吉見友希。

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「稲垣真幸展」Inagaki Masayuki 絵画   画廊からの発言 – 新世代への視点2011  7月25日(月)~8月6日(土)
稲垣さんは1995年に本学絵画専攻を卒業、版表現ではリトグラフの制作をしていました。卒業後の制作活動ではペインティングを中心に明快な画面を展開しています。今回は山などの風景スケッチから生まれたリズム感ある形態を鮮やかで透明感を持った色彩で描いています。学生時代に版を学んだことが独特な美しい絵肌に生きているように思います。版の学生達にも、稲垣さんのような版画のみに留まらない幅広い制作を目指して欲しいと思います。

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(教員:生嶋 順理)

版表現 前期授業と版画検定 他

震災の影響で授業日程が遅れた今年度前期は、7月末まで前期授業が行われました。学生はそんな影響も無く元気に制作をしてくれました。とくに版表現2年生の頑張りには目を見張るものがありました。4つの版種を連続して制作した2ヶ月間ではそれぞれに、集中した制作を行い、その後の映像技法(集中授業)でも、各自の課題に沿って充実した制作を行えました。また、オープンキャンパス期間に行われた、「第4回版画検定」(版表現研究指標主催の版画についてのペーパー試験)では、先輩学年を圧倒する好成績を納めました。前期期間を通じてこの2年生の頑張りが、先輩学生達の良い刺激になったと思います。後期は先輩達の底力を見せる制作で、2年生たちの目標となって欲しいと思います。皆さん前期授業お疲れさまでした。

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左は木村繁之先生の木版画講座、右は今井庸介先生の銅版画の刷り実演の授業風景です。

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左はシルクスクリーンの枠を用意しているところです。右はリトグラフのプレス機での制作風景。

下は、第4回版画検定での成績優秀者の人たちです。総合第1位の田中 茜さ んは、2年生ながら満点に近い成績でした。部門別では、内尾さんと増田さんが銅版画と木版画で満点を取っています。皆さんには賞状と副賞が贈られました。結果は次の通り。

総合第1位:田中 茜(2年)、第2位:阿部 悠(3年)、第3位:増田奈緒(3年)、3年生優秀賞:山田 祐梨子、2年生優秀賞:浦田 和実、版画一般部門賞:西川太貴(3年)、銅版画部門(今井庸介賞):内尾優花(3年)、木版画部門(木村繁之賞):岡﨑 詩をり(3年)、リトグラフ部門(木下恵介賞):森 天飛(大学院1年)、シルクスクリーン部門(安田 豊 賞):野口 麻美(4年)、映像技法部門(生嶋順理賞):小嶋大慶(2年)

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総合第1位の田中 茜(2年)さん

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(教員:生嶋 順理)

Switchers 3×3 8/8〜8/20,2011

うっかり、アップし忘れていましたが私、近藤がプロデュースした学生交流展が8月8日から20日まで銀座1丁目の藍画廊において開催されます。http://homepage.mac.com/mfukuda2/index.html

Switchers表面最終Switchers裏面最終

会場である藍画廊さんのご理解の上、女子美の中村一美先生、ムサ美の袴田京太郎先生との共催という形でそれぞれ自校から1名の学生を推薦し、教員も小品ですが展示するということで3×3という副題しました。「Switchers」とは、スイッチを切り替える者という意味を持たせた造語です。今年の大惨事を受けて、今のパラダイムがどう変化するのか、そのスイッチを替えようというやや大げさなタイトルですが、学生ははたしてどんな作品を出して来てくれるでしょうか?

女子美の学生もムサ美の学生も、事前に会って作品ファイルを見た印象は非常にレベルも高く、それぞれの教員が推薦して来た理由がわかりました。女子美、ムサ美ともに院2の学生に対して、うちは学部の3年生を推薦したのでハンデはあるでしょうが、どこまで頑張ってくれるか楽しみではあります。準備段階では学生同士に任せてある面もあり、その交流も本展の目的のひとつです。

初日8日の5時からオープニングパーティーもありますので、ぜひおいでください。

こうした、展覧会を教員が企画するのは学生の自主性を損なうとの批判もあるかも知れませんが、現在ではショーケース的な場の提供も重要なことだと思っています。

(教員:近藤 昌美)

ドラマ撮影8/3,2011

近頃、コマーシャルやドラマの撮影に本学かキャンパスをロケ地に使うことが多く、現在も毎週放映している某ドラマの撮影が行われていますが、今回は10月の改編期の2時間ドラマの撮影が絵画アトリエを中心に行われました。もちろん、主人公が通う美大という設定で1、2シーンの撮影で、全編のうちのほんの短いシーンでしょう。夏休みに入ったばかりのアトリエなどを使い、主人公が同級生と絵を描いているシーンには学生や助手が同級生役のエキストラで参加しました。

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最初は私、近藤の研究室を使って教員と主人公が話しているところを撮影したらしいのですが、準備段階で現場を離れてしまい、見られませんでした。上はスタッフの下見風景です。奥に立てかけてあるのは、主人公が描いた設定の抽象画です。

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準備風景です。座っているのは、エキストラの学生とスタッフです。

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上は、監督と演技について話している主人公役の俳優さんの後ろ姿です。Oさんというらしいですが、私は不勉強で知り得ておりませんでした。このドラマも放映時には見てみたいと思います。こうした、テレビ関係の撮影が何回も入るのも新棟のお陰でしょうか?!

(教員:近藤 昌美)


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