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2013年05月の記事

「PROOF」版表現4年生グループ展 文房堂ギャラリー

「PROOF」版表現4年生グループ展 文房堂ギャラリー

東 京造形大学4年生の有志による展示です。 版表現研究指標に所属する私達は版技法を学ぶ中で、そ れぞれの作品の中に独自の価値観を見いだそうとしてい ます。 版画を勉強したからこそできる表現。版画を勉強したか らこそ生まれる新しい作品。 「版」を技法の1つとして表現する私達の「版画」とい う呼び名に縛られない作品をどうぞご覧下さい。
2013年5月27日(月)~6月1日(土)

文房堂ギャラリー 東京都千代田区神田神保町1-21-1 10:00~18:30  最終日は17時まで
出品者:飯塚周子、市野悠、浦田和実、大久保達郎、 大場咲 子、岡田麻衣、河野ふみ、川村景、久保木美里、櫻井 想、 田中茜、谷口典央、千葉敏子、中村瑞紀、村田朋 子 以上15名

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岡田 麻衣 銅版画

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村田 朋子 リトグラフ

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谷口 典央 リトグラフ/木版/立体/ドローイング

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大場 咲子 銅版画

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浦田 和実 リトグラフ/木版画

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市野 悠 石版リトグラフ

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田中 茜  リトグラフ

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櫻井 想  立体、コラージュ

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櫻井 想  リトグラフ

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河野ふみ  シルクスクリーン

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千葉 敏子  リトグラフ

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飯塚周子  ペン画

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大久保達郎  リトグラフ・オブジェ

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中村瑞紀 リトグラフ・立体

(教員:生嶋 順理)

卒業生展覧会

卒業生達が都内各地で個展やグループ展を開催していますので、観て来ました。

まずは西荻窪の遊工房アートスペースでの「ZOU」展です。これはこのアートスペースとレジデンスやスタジオとして関わりながら足掛け10年にも渡り活動してきた卒業生4人の展覧会です。門田光雅さん、平丸陽子さん、安田豊さん、町野三佐紀さんは同級生で、今や毎年何度も展覧会で名前を見聞きするほど活動的です。門田さんは元助手、安田さん、町野さんは非常勤講師もつとめてもらっています。こうした自主的な活動こそがアーティストとしての強さを鍛えるのでしょう。学生の皆さんにもぜひ見習って欲しいものです。5/15~5/26。

http://www.youkobo.co.jp/exhibition_events/2013/03/zou.html

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遊工房の入口です。

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町野さんの映像作品。

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平丸さんの作品です。

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門田さん。

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安田さんはこれ以外にも写真作品を展示していました。

次は、銀座のギャラリー現での中島典宏さん(’09年学部卒業)の個展です。中島さんは学部卒業後、他学の大学院に進学しましたがこれが初個展だったようです。5/13~5/18。

http://g-gen.main.jp/exhibition_top.html

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最後に、現在助手の丸山恭世さんが千代田区のアートチヨダ3331のアキバタマビでの企画展に招待されて展示しています。いつもの確かな作品で存在感がありました。5/18~6/16。

http://akibatamabi21.com/resources/docs/portlait_flyer.pdf

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レセプションも盛況だったのですが、撮り損なったのが残念です。

(教員:近藤 昌美)

東京造形大学母袋ゼミ拡大プログラム・インタビューシリーズ

「母袋ゼミ イ ンタ ビュー動画」アップのお知らせ

母袋ゼミでは拡大プログラムとして、作家、批評家、研究者、ジャー ナリ ストなど様々な領域の方々にレクチャーをしていただき、それを受けるかたちで母袋俊也教授が対談形式でインタビューするプログラムをすすめて います。本年度もいくつかのプログラムが計画されています。

今まで既に何本かのインタビューが本学絵画ブログ「母袋ゼミ拡大プ ログ ラム、インタビューシリーズ」としてアップされていますが、公開が遅れていた2011年、2012年に行われた以下のインタビューをアッ プいたします。

「武田昭彦:ジャコメッティ研究」
「中村宏:画家」
「金井直:美術史家」
「村田真:美術ジャーナリスト」
「末永史尚:画家」

インタビューVol.3:武田昭彦(ジャコメッティ研究)2011.10.11
レクチャー:「Looking at Giacometti あるいは貧者の芸術」
インタビュー:「ジャコメッティ あるいは3月11日以降の芸術」

インタビューVol.4:中村宏(画家) 2011.11.18
レクチャー「中村宏 自作を語る」を受けてのインタビュー

インタビューVol.5:金井直(美術史家) 2011.12.09
レクチャー「最後の手 l`ultiima manoのほつれ―「膜状性」へのアプローチ―」を受けてのインタビュー

インタビューVol.6:村田真(美術ジャーナリスト)2012.7.17
レクチャー「画家・村田真、自身の絵画を語る」を受けてのインタ ビュー

インタビューVol.7:末永史尚(画家)2012.05.29
レクチャー「末永尚史 自作を語る」を受けてのインタビュー


(助手 清原)

芸術係数@CS-Lab:「関係性の美学」まで

絵画の学生も運営に携わっているCS-Lab企画の特別レクチャーのお知らせです。

翻訳,読書会、トークイベント、展覧会企画などの活動で知られる芸術係数のレクチャーを、

CS-Labにて5月24日 17:00より行います。

未だ邦訳がでていない論考や、なかなか大学の授業では扱ってもらえていない内容に加え、普段は定員をもうけての少人数でのレクチャーが多い為、今回は貴重な機会になるかと思います。

絵画科の学生のみならず、学外の皆様からのご参加をお待ちしております。

CS-Lab

以下イベント詳細です。


芸術係数@CS-Lab:「関係性の美学」まで

日時:2013年5月24日 17:00-
講師:辻憲行(芸術係数)
会場:CS-lab(東京造形大学内)

アクセス:http://www.zokei.ac.jp/smenu/access.html

料金:無料

芸術係数blog:http://gjks.org/
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1998年に刊行された「関係性の美学」は、フランス人キュレーターで批評家でもあるニコラ・ブリオーが、当時美術批評やアカデミックな研究において無視されていた同時代(主に1990年代のヨーロッパ)のアーティストや作品を言説化し、プロモートするために編まれた論文集です。ブリオーの一義的な目的は90年代美術の言説化にありましたが、「関係性の美学」というコンセプトはその後2000年代以降にも影響力を維持しています。リクリット・ティラバーニャやピエール・ユイグ、ドミニク・ゴンザレス・フォレステルらが世界的に評価を高める一方、ブリオーが同書で取り上げていない「リレーショナル・アート」の後継世代とも言える、ティノ・セーガルやマーティン・クリードが注目を集めていることからもそれは明らかでしょう。

収められた各論考は、複数の批評誌にばらばらな時期に掲載されたもので、理論的枠組みとしての「関係性の美学」は一貫性を欠いた、曖昧なものにとどまっています。にもかかわらず、90年代以降のアートシーン含めた社会状況を受け、同書の提起した「リレーショナル・アート」や「関係性の美学」は90年代を代表するアートのキーワードとして広範な影響力を持ちました。その一方でとりわけ日本のアートシーンでは、「関係性の美学」のコレクティブな芸術実践と日本的な村落共同体的文化の表面的類似性が強調され、「関係性の美学」に対する日本的エートスの優位性を短絡的に主張する意見が散見されます。果たしてこうした見方には何らかの生産的な効果があるのでしょうか?今回の講義では「関係性の美学」を生み出した90年代に先行する大きな変動の時期であった60年代後半から70年代前半の美術史の動向を視野に入れながら、「関係性の美学」について考察してみたいと思います。

「関係性の美学」はブリオーがキュレーションした数多くの展覧会の実践を通じて書かれたものなので、全編を通じて数多くの作品が紹介されています。が、本書には図版が添えられておらず、ブリオーによる作品記述もあいまいで正確さを欠いているため、「リレーショナル・アート」や「関係性の美学」の具体的イメージをつかみずらくなっています。今回は、できるだけそうした作品のイメージをスライドやビデオなどで紹介しながら進行したいと考えています。

辻憲行

(助手 清原)

吉田亜世美先生 初回授業

今年度より本学の非常勤講師としてお越しいただいた吉田亜世美先生の授業が始まりました。

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二年生の集中授業 木版の授業風景です。道具や版木を用いながら木版についてわかりやすく丁寧な説明をされていました。

この日には他学年の学生も見学したりと熱心に先生の説明に耳を傾けていました。

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吉田先生が普段使用されている道具を扱い方を学びながら実際に学生も使っていました。

木版の摺りに欠かせない本バレンは職人が一つ一つ手作業で製作されており、大変貴重な道具です。彫刻刀も日本刀と同じ作りのもので切れ味が鋭く、実際に使用していた学生は驚いていました。

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先生から摺りの手ほどきを受けながら摺りの行程を学んでいました。

木版の後はシルクスクリーンも学びます。次回6/7日の講評にはどのような作品が出来上がるのでしょうか。

(助手:にしひら)

ZOKEI賞選抜作品展

現在、東京造形大学付属美術館およびCSギャラリーにおいて「ZOKEI賞選抜作品展」が開催され、昨年度卒業、修了した学生が展示しています。

作品を少しを紹介します。

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神山亜希子

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大平歩

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田神光季

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大久保薫

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島貫祥子

ぜひお越し下さいませ。

会期/2013年5月13日(月)〜6月1日(土)

開館時間/10:00〜16:30(入館は16:00まで)

休館日/日曜日

観覧料/無料

(助手 清原)

室井公美子個展、榊貴美グループ展、その他卒業生展示

六本木のギャラリーMOMO Projectsでは卒業生の室井公美子さんの個展が始まっています。5/11~6/10。

http://www.gallery-momo.com/#!current-projects-jp/c62x

今回は昨年のギャラリーMOMO両国でのペインティングの個展に続き、ドローイング展です。ペインティング作品の発生をうかがわせるようなドローイング群でその総数実に210点ということです。絵画とはまた違った楽しみ方が出来ました。

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室井さんは学部3年次にVOCAに出品して以降精力的に制作展示を行なって来ていて、昨年は東郷青児美術館での損保ジャパン大賞展で秀作賞、今年も損保ジャパンFACE展で入選と個展以外にも評価が高まって来ています。画像2枚目左から東郷青児美術館、学芸員の五十嵐さんとその隣が室井さんです。

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卒業生達もたくさん駆けつけていました。左から2番目はかつての交換留学生で1年間形象指標に学んだサブリナさんで、現在は新たに文科省の奨学金を得て秋から芸大の研究生として学ぶようです。

次に、銀座のReijinnsyaギャラリーでのホルベインスカラシップ選抜展に出品している榊貴美さんです。榊さんも数年前に院を修了したペインターですが、この選抜展はここ4年間に画材メーカーのホルベイン社からスカラシップを受けた作家の中からこの画廊が選んだ数名でのグループ展です。榊さんは今月末から同画廊での個展も決まっております。

http://www.reijinsha.com/r-gallery/21_holbein.html

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次は、銀座のなびす画廊での画廊企画3人展に。’95年学部卒業の杉浦大和さんが出品しています。5/7~25。

http://www.nabis-g.com/kikaku/k2013/yurusaretakajitsu.html

杉浦さんは年度始めの学内マンズー美術館での企画展にも招待されていました。

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他にも銀座のギャラリーQでの小品展「サムホールコレクション展」には卒業生の内藤瑞樹さんが出していました。

http://www.galleryq.info/exhibition_now/exhibition_now.html

(教員:近藤 昌美)

原田郁個展

かつて助手を務めてもらっていた原田郁さんの個展が、代官山のヒルサイドテラスのアートフロントギャラリーで始まっています。5/2~5/19。

http://artfrontgallery.com/exhibition/archive/2013_05/1009.html

原田さんは、CGでの仮想都市の3D画像を元に作画しているようです。アクリルペインティングですが、デジタル的な印象で非常に新鮮です。アートフロントギャラリーの3室を使った、大作ばかりの見応えのある個展でした。

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(教員:近藤 昌美)

卒業生、佐々瞬さん個展

広域表現の卒業生、佐々瞬さんの個展が始まっています。日暮里のHIGURE17-15cas contemporary art sstudioで、5/4~5/20。

http://www.sasashun.com/index.html

「催眠術/話の行方」と題された、映像作品とインスタレーションで会場が作られ、それぞれ移動しながら各作品を観る行為そのものが興味深かったです。佐々さんは今年度の都立現美のMOTアニュアルにも招待され、シンガポールでの展示も経験している若手の有望作家です。

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左が佐々さんです。

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レセプションも盛況でした。

(教員:近藤 昌美)

小川町手漉き和紙研究ツアー

版表現の二年生を対象に埼玉県小川町にある和紙体験学習センターへいってきました。

良い天気に恵まれ、絶好の和紙日和となりました。

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昭和10年頃に建てられた製紙工場を引き継ぎ、一般の人でも気軽に手漉き和紙制作を体験できる珍しい施設です。

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和紙についてのお話を聞いた後、スタッフの方に指導をして戴きながら実際に和紙を漉いていきます。

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漉いたものを重ねていきます

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同時に野外では色のついた素材や草花を入れて創作和紙の制作も

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お昼には先生達のみ穴場スポットへ…

午後からは漉いた和紙を乾燥させる作業です。重ねたものを丁寧に一枚ずつはがしていきます。

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高温になったステンレス板にはがしたものを貼付けていきます。職人の手さばきにみんな感心していました。

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和紙の素材である楮の皮についているゴミを取り除く体験もできました。

こうする事により奇麗な和紙に仕上がるそうです。一本一本手作業で行われているんですね。

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記念撮影。スタッフの方々、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。

その後は長年通い続けている「太田ホルモン」さんへ

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みなさんおつかれさまでした

(助手:にしひら)


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