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2010年04月の記事

田中さえ個展

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今年、学部を卒業した田中さえさんの個展に行って来ました。卒業制作を含め、卒業後に描いた新作も展示され,意欲的な展示になっていました。京橋のギャラリーb.TOKYOで4/26から5/1までです。

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かつて本学の非常勤講師をしていただいていた ?R.K さんが来場していました。田中さんがきちんと案内状を出していたからこそ来ていただけたのですが,卒業後はこうした作家同士のつながりを大切にして行くことも作品制作同様、作家活動の一環として大事です。

(教員:近藤 昌美)

形象新歓!

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本学絵画専攻は2年から4つの研究指標(コース)に分かれます。今日は私が担当する形象表現研究指標の新歓です。つまり3年から2年に対してですが、皆で予算を出し合いアトリエでのコンパでした。学内での飲酒を伴うコンパ等はあらかじめ大学へ教員が監督を約した書面と一緒に届けを出して行います。もちろん未成年の飲酒はあり得ません。2、3年生だけではなく担当の4年や,院生も顔を出しパワーあふれるパーティーでした。

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お決まりの2次会です。他指標の学生も合流です。こうしたコミュニケーションは過去の偉大なアーティストを思い起こさせます。例えば、ピカソやマティスも、ジャスパーやラウシェンバーグもこうして若い一時期を過ごしたのだろうなと。ピカピカした青春期に触れられるのは教員冥利に尽きます。

(教員:近藤 昌美)

新歓、新歓!!

新年度が始まり新入生歓迎会、つまり新歓の季節です。新入生ばかりではなく、院の新歓や、指標(コース)の新歓も日々あり連日です。

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私、近藤の院生は2年5人、1年3人です(1人は交換留学でオランダ滞在中です。)が、大学院の新歓はまずお互いの作品ポートフォリオを持ち寄り、互いの作品のプレゼンから始めました。これは、学生の自主的な企画で教員はノータッチでした。女子美から来た学生もおり皆さん真剣です。場所は院のアトリエです。

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もちろん新歓ですから駅前の居酒屋で乾杯です!院の担当学生は皆さんタフで素晴らしい!

(教員:近藤 昌美)

木下ゼミ-1回目

O-Jun個展1

4月21日(水)第1回目の木下ゼミ。

ミズマアートギャラリーに3時集合、O-Junさんの個展。

ゼミでは、現代美術に限らず幅広くいろいろな展覧会を

見たり、画廊回り、IKEAでショッピングもします。

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電車の遅れや場所が分からないのが数名いて、

全員集まったのは3時40分頃。なぜ迷うのか不思議。

O-Jun個展3

O-Jun個展6

六本木に移動して、新美術館のアーティストファイル展。

O-Junさんの壁面全部を使った展示は迫力あった。

近くのShonandai my galleryで原陽子展を見て、森美術館へ。

森美術館1

六本木クロッシング。

森美術館2

森美術館4

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全部刺繍の作品。皆さんいろいろ考えますねー。

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(教員:木下 恵介)

カタログ「Art Program OME 2009 7th」刊行

昨秋、青梅市で開催された〈アートプログラム青梅2009「空間の身振り」展〉

2009年 11月7日(土)?11月23日(月)

カタログA4、全100ページ刊行。

今回が7回目になるアートプログラム青梅は青梅織物工業組合施設、吉川英治記念館、旧都立農林高校講堂、青梅市立美術館さらに青梅市街をフィールドに作家と造形大、武蔵美、多摩美、明星大学の学生によるサイトスペシフィックな作品展開が試みられてきています。加えてワークショップ、シンポジウム、交流授業などが多角的に展開されてきています。本プログラムは、青梅市と文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業の共催に加え。本学も含め4大学の協賛を得てのアーティスト・イニシアチブな活動でもある産学公の恊働プログラムである。

本学からは母袋俊也、大学院生、村上真之介、磯邊寛子、藤崎美和、半田貴功、佐藤慎吾、山根一晃が参加しました。母袋俊也はBOX-KIOKU(旧都立繊維試験場)C室で横長フォーマートのTA系と正方形Qf系絵画の対峙的な展示を試みました。

テキスト:母袋俊也「青梅3年あるいは7年」? ?

blog母袋先生1
MTD-1
左(箱内) M361 Qf・SHOH 150-3op
箱 Qfキューブ 150,09-1
奥壁 M337 Qf・SHOH 220

blog母袋先生2
MTD-3
M350 Qf・SHOH 150-4
Qfキューブ 150、09−1

blog母袋先生3
NTD-3
左 MTD-3 Qf・ショH220

本年度学生展のテーマは「PREMIUM OME」として、村上真之介、磯邊寛子、藤崎美和、半田貴功、佐藤慎吾、山根一晃の各々が展示場所へのアプローチや街の人々との対話を通し市街地で作品を展開しました。


磯邊寛子「那由多」
コメント:
時間と光の変化の中、同じ景色でも見え方が変わるように、絵画もその景色とともに変化してゆく。半透明の表面が透け、光とともに背景の景色を内包させ、その瞬間の色が絵画とと解け合い、画面に映し出る。散歩がてら行った公園で偶然遭遇してしまう接点、美術館などの室内とはまた違った変化する見え方、作品との接し方が出来ればと思います。


佐藤慎吾・半田貴功 「Ultramodern」
コメント:
背景が大きく山に囲まれている街、青梅。東京では珍しいこの景色。自然と人工、今昔の関係で成り立っているこの青梅の全景をずっと見渡せられたら面白いだろうな。そう考えた私たちは青梅の風景がループする映像を、昔ながらの幻灯機を使って映写した空間を作ってみました。世界の国旗も添えて。


藤崎美和 「風景の中の風景」
コメント:
部屋の中の柱に出来る凸凹を摺とって絵をつくりました。自然に出来た凸凹は不思議な形をしていて、一見なんでもない形の集まりでも風景のように見えてきたりします。摺りとられた形を見て何に見えたか想像してもらいたいです。


村上真之介 「風に路を用意する/2009の青梅で」
コメント:
高校に建てられた古い木造の講堂。その脇にある増設されたヒビの入ったコンクリートの階段。そこに風の路を増設しました。三週間という短い時間の中で風が通り抜け、風の記憶が少しでも留まることを期待して。

山根一晃 「扉」
コメント:
ふとテレビに目を向けるとそこには自分と全く関係ない世界のどこかで起こった事件について語られていた。僕はそうした風景を漠然と見るだけで事件についての言説を持ち得ることに必死でいる。何一つ行動を起こせないのだ。僕はただ画面に向かって途方にくれるばかりだ。

 

下記テキスト内の学生展へのレビューは鷹見明彦(美術評論家)、武居利史(府中市美術館学芸員)の両氏による執筆です。

テキスト:鷹見明彦レビュー 武居利史レビュー

ちなみに鷹見氏テキストのタイトル「風に路を用意する」は、村上真之介の作品タイトルからの引用でもある。

問い合わせ:アートプログラム青梅実行委員会
http://www.art-program-ome.com

(文責:母袋俊也)

(助手:真之介)

ながさわ たかひろ 個展 「プロ野球画報」

永澤個展6

4月17日(土)ながさわ たかひろ 個展。

造形大の卒業生ではありませんが昔からの知り合いで、

今回の岡本太郎現代芸術賞展の特別賞受賞者です。

長年のむなしい努力が少し報われたところですので、

ぜひ紹介したいと思いました。

永澤個展1

加山雄三。下はサインとコメント。

永澤個展2

尊敬する、またはファンである著名人に突撃取材して作品を作り、

それを再度アポイントなしでプレゼントする『に・褒められたくて』

シリーズの作品。

個人的なこだわり、自己満足、執念、熱い思い。

永澤個展8

ピエール瀧。

永澤個展7

野村監督。

永澤個展9

監督のサイン。

永澤個展5

吉田照美。

永澤個展3

永澤個展4

これが受賞作の『プロ野球画報』シリーズ。

楽天の150試合のハイライトを毎日銅版画で描いた作品。

野球のシーズンは、毎日忙しくて他に仕事ができなかったそうです。

どうやって食べてたんでしょう? ハハ!!

美術なんて好きでなくてはやってられない、虚しいもんですね。

4月12日(月)〜24日(土)まで。

銀座7丁目のArt Data Bank。面白いですよ。

(教員:木下 恵介)

jp 2010 – 新しいJananese paintingのかたち

4月17日(土)国分寺のSwitch pointへ。

西村智弘氏企画の jp 2010。

15日(木)のオープニングにも行きましたが、

人が多くて作品の写真が撮れなかったので、ちょっと立ち寄る。

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ドイツ在住、戸川英夫さんの作品。

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O-Junさんの作品。

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ハイジマさんの作品。

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上野慶一さんの作品。

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千葉さんはほうきで一気に描いたそうです。

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宮嶋さんの作品。

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jp 2010-10

栗原那津子さんの作品。

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このあと文房堂の2年生の早熟展へ。

(教員:木下 恵介)

大矢加奈子個展 「室内風景」

06年学部卒業の大矢加奈子さんの個展が、台東区谷中のGallery Jin Projects で4月10日から5月1日まで(月、火休廊)開かれています。彼女はこのブログでも紹介済みですが、08年度の群馬青年ビエンナーレで大賞を受賞し、先日まで群馬県立近代美術館で同ビエンナーレの大賞,優秀賞受賞者を集めた「酸化したリアリティー」展にも出展していましたが、その直後の個展であり非常に精力的です。

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「室内風景」と題された個展ですが、各作品は平滑な下地を施された上に生活感のあるイメージが載せられていますが、逆に生活感とは非常に距離を感じるソリッドな印象で、それが彼女の作品の独特な雰囲気を支えているように思います。

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こちらのギャラリーでは、大矢さんとともに群馬県立近代美術館の展覧会に出品していた、学部4年生の永田君の個展も5月29日から始まりますので、非常に楽しみです。卒業生,在校生の活躍こそ、大学にとっての財産だと実感します。

(教員:近藤 昌美)

2年生グループ展『早熟』

『早熟』とタイトルをつけた学部2年生15人のグループ展が神田神保町の文房堂ギャラリーで4月12日から17日まで開かれています。造形大絵画専攻は2年次から4つのコース(研究指標)に分かれて勉強するのですが、その中の形象表現研究指標と概念表現研究指標の学生が中心になり組織されたグループ展のようです。

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会場には参加者で形象指標の大久保薫君と衣真一郎君がいました。まだ2年になりたてで授業も始まってないも同然ですから、作品は1年次から春休みにかけて描かれたものでしょう。二人とも非常に頑張っていました。

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大久保薫君の作品です。

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衣君の作品です。

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会場風景です。15人の若いエネルギーが眩しいような展覧会でした。

(教員:近藤 昌美)

アーティクル賞グランプリ

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このブログ内ですでにご紹介しました、アート系フリーマガジン、アーティクルの公募コンクール入選者の坂田祐加里さん(2009年学部卒業)が、同賞グランプリを獲得しました。11日まで新宿区内の佐藤美術館で展示され,著名ギャラリストや評論家の審査を経て最高賞を獲得しました。彼女はすでにコマーシャルギャラリーでの展示も2年次に経験し、女性性を全面に表現した性的にも刺激的な作品を制作して来ましたが、今回はそれが評価されたようです。フェミニズムは女性アーティストにとってどう表現するべきか悩まざるを得ない要素ですが、彼女の作品は一見あからさまでありながら、女性という性を脱ぎ捨てることの出来ない女性自身の諸問題というフィロソフィーをはらんでいるように思います。展示作品は穏当な作品1点のみでしたが、応募は他の刺激的な2点とともにだったようです。学生として,というような演習的な作品制作とは一線を画しますが、刺激的な作品もアップします!ちなみに賞金は30万円だそうです!
NASU96×66cm1cm、1

(教員:近藤 昌美)


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