アーティクル賞グランプリ
2010年4月14日 カテゴリー:個展・グループ展
このブログ内ですでにご紹介しました、アート系フリーマガジン、アーティクルの公募コンクール入選者の坂田祐加里さん(2009年学部卒業)が、同賞グランプリを獲得しました。11日まで新宿区内の佐藤美術館で展示され,著名ギャラリストや評論家の審査を経て最高賞を獲得しました。彼女はすでにコマーシャルギャラリーでの展示も2年次に経験し、女性性を全面に表現した性的にも刺激的な作品を制作して来ましたが、今回はそれが評価されたようです。フェミニズムは女性アーティストにとってどう表現するべきか悩まざるを得ない要素ですが、彼女の作品は一見あからさまでありながら、女性という性を脱ぎ捨てることの出来ない女性自身の諸問題というフィロソフィーをはらんでいるように思います。展示作品は穏当な作品1点のみでしたが、応募は他の刺激的な2点とともにだったようです。学生として,というような演習的な作品制作とは一線を画しますが、刺激的な作品もアップします!ちなみに賞金は30万円だそうです!
(教員:近藤 昌美)