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2012年08月の記事

卒業生,在校生展示

卒業生や在校生が都内で展示をしていましたので観て来ました。

まずは、渋谷ヒカリエのギャラリースペースで小さなアートフェアのような、数軒のギャラリーから推薦作家が展示しているギャラリストミーティングというものに高橋大輔さん(’05、学部卒業)がアルマスギャラリーから出していました。

http://www.hikarie8.com/cube/2012/07/gallerist-meeting-somewhere.shtml

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極厚塗りの画面が好印象でした。

次は、学部2年生の指標を越えた有志、尾形愛、菊池美樹、菊池遼、齊藤礼、渡邊早紀、山本早紀の6名が豊島区のターナーギャラリーで「new face」展を開催していました(8/18〜24)。作品はまだまだ課題作品をそのままという感じでしたが、意欲が出て来たのは良いことだと思います。

http://www.turner.co.jp/gallery/event/120818.html

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最後に、清澄白河のサクラギャラリーでの画廊企画の3人展に今年院を修了した宮越梨実さんが出品しています。9/8まで。

http://kiyosumi-gallery.sakura.ne.jp/html/2012anokankakuonagameru.html

過去作が中心でしたが新しいギャラリーともご縁が出来たのは良かったですね。力がついて来たので、ぜひ大きな新作をまとめて観たいものです。

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(教員:近藤 昌美)

「UNKOWNS」展のお知らせ

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8/20から25日まで、私、近藤が企画した学生展が銀座の2カ所の画廊、藍画廊と、ギャラリー現で始まります。この「UNKOWNS」展とは、その名の通りいまだ学外での個展やコンクールでの受賞歴の無い学生をセレクトして企画したものです。今展は単に学生作品をお観せするということに留まらず、慶応義塾大学理工学部准教授の近藤幸夫先生の協力を得て、近藤幸夫先生の美学美術史ゼミの学生に、本学学生作品に対する批評文を書いてもらうというのが特徴です。同世代の作家と批評家のそれぞれ卵ともいえる者同士が、何度かの話し合いの上、同一の画廊空間に作品と批評文を提示するというものです。会期は1週間と短いですが、ぜひご高覧いただければありがたいと思います。初日17時より藍画廊にてオープニングパーティーがございます。

藍画廊:http://igallery.sakura.ne.jp/aigarou.html

ギャラリー現:http://g-gen.main.jp/index.html

(教員:近藤 昌美)

ぞっこんの法則/アートラボはしもと

橋本駅近くのアートラボはしもとで「ぞっこんの法則」という学生企画の展覧会を観て来ました。これは相模原市のエキジビジョンプログラムの一貫で、今回で第6期になるようですが、初めて会場を相模原市民ギャラリーから新たに出来たアートラボはしもとに移しての開催なようです。学生企画による学生作家の展覧会と銘打つように、全て運営から出品まで学生に手になる企画です。今回の展示は本学の絵画専攻をはじめ、本学デザイン学科。多摩美、女子美の学生作家も出品していますが、ここでは絵画から参加している2名の作品を紹介したいと思います。

http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bunka/23264/23271/23469/index.html

http://exipro6th.blog.fc2.com/

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会場入口です。

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上2画像は、4年生の佐藤友治君の「ギャルの部屋」という作品の一部です。絵画作品を中心に空間全体を創り出していて、非常に力作でした。メディアの中で消費されているともいえる、現代の女性性を虚構感を持たせてシミュレートしている作品なのではないでしょうか。

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2階の大きな部屋で個展のように展示していたのは概念指標3年の高山夏希さんです。大作を中心に出品数も多く、こちらも充実していました。個性的な筆触が印象的な力のある絵画作品で、3年生ながら制作量も多く見応えがありました。

他学の学生作品もそれぞれ面白く、楽しめる展覧会だったと思いますが、なにより授業から離れ、学生だけで形作って行く企画を経験出来ることが素晴しいことだと思いました。8/26までですのでまだの方はぜひご高覧いただければと思います。

(教員:近藤 昌美)

土屋C.C.M(コードカラーミュージアム)展

4年の土屋陽子さんが、千葉県のご実家で開催している土屋C.C.M/コードカラーミュージアム「発信源/The place of Dispatch」展に行って来ました。千葉駅から電車で1時間かかる山武市松尾というところに土屋さんのご実家があり、その敷地での個展です。講師の松本春崇先生の企画で、コードカラーとは個々人の暗号化された色彩という意味らしく、家族の美学によって運営されるとして、家庭の内側の美学を、コードカラーというキーによって外側へ公開して行く試みらしく,これは松本先生のプロジェクトの一貫らしいです。その第1回目の企画が今展のようです。9/15までの週末。

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都心から2時間ほどで、山武市松尾駅に到着です。単線ののどかな駅で,もう九十九里海岸もそれほど遠くありません。

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オープニングパーティーが盛況です。

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同級生の豊田さんも駆けつけていました。その他、教員が松本さん、私を含め4名も来ていました。

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作品は広い敷地内の野外や倉庫に展示されていました。上の野外の本人が立っている後ろの構造体の色彩が、土屋さんのコードカラーということでしょうか?

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先生方も遠路はるばるでしたが、楽しそうでした。下はご帰宅されたお父上ですが、こうしたイベントにも好意的で、ご家族の支援の暖かさが素晴しかったですね!

(教員:近藤 昌美)

卒業生展示&群馬青年ビエンナーレ

アートチヨダ3331で開かれているオークション展示に多数の卒業生が参加していたので観に行って来たのですが、そこで3331のすぐ近くのギャラリーで卒業生の数見亮平君(’11年大学院修了)が個展を開催しているとの話を聞き、行って来ました。

http://www.3331.jp/schedule/001638.html

Space JIKKAという新しい会場らしく、個展も急に決まったようです。短い準備期間にも関わらず充実した展示でした。しかし、残念なことに8/10から3日間のみの会期で既に終了してしまっています。

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作品と本人です。

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次に,現在群馬県立近代美術館で開催中の「群馬青年ビエンナーレ」を観て来ました。8/26まで。

http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/bien_12.htm

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在校生、卒業生が4名入選しています。

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横山大河さん(’08年学部卒業)

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鈴木のぞみさん(’07年学部卒業)

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小川晴輝君(大学院2年在学)

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池田拓馬さん(’07年学部卒業後他学の修士課程修了)。池田さんの作品は映像作品です。

今回は入選点数が例年に比べぐっと少なく狭き門だったようです。

(教員:近藤 昌美)

前沢知子先生 ワークショップご報告

7月に開催されたオープンキャンパスでのワークショップ『お絵かき革命―体で描こう!美大生と描こう! 』のご報告です。

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美大生と子ども約40名が、6×9Mの巨大なキャンバス(綿布)の上で、全身で絵具体験しました。絵具になれた美大生がリーダーとなり、各自の制作の延長として子どもと一緒に絵具と触れあいました。

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「オレンジ色はどうやって作るの?」「何色が好き?」
始まる前から色彩でコミュニケーション。

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さあ、ワークショップ スタート。
身体性を伴う描画行為として、初めにイメージ準備運動をして、体の動きと空間を体感します。


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綿布の上で、様々な動きをします。
「じゃあ、僕はアザラシで」「僕、ヘビ!」

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いよいよ、絵具です。

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自分の制作でも、絵具の表情を大事にする学生。
普段も、綿布の上で制作している学生。
まさに自分の制作の延長です。

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服までキャンバスになりました。
美大生の手足の色は、日焼けではなく絵具です!

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最後はみんなで鑑賞です。
「何に見えるかな?」「虹!」「夕焼けの海!」
最後まで制作熱心なのは、やはり美大生でした!

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写真撮影は、秦くん、藤川くん。

参加された皆様、造形大スタッフの皆様、
ありがとうございました。

前沢 知子

(助手:青木)


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