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個展・グループ展の記事一覧

高橋大輔個展&八王子夢美術館 夢美エンナーレ3/5,2011

国分寺のギャラリースイッチポイントで2/24から3/6まで開催されていた高橋大輔さん(2005年学部卒業)の個展に行って来ました。「100層」と題されたペインティングの展示は、そのタイトル通り大胆な筆致で塗り重ねられた絵具の層が迫力的な作品です。流行や時流とは無縁な絵画らしい絵画観です。

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本人と作品です。

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彼には熱心なファンのコレクターがいるようで、今回も何点か購入されたようです。

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地元八王子市の市立美術館である夢美術館が2年に1度のビエンナーレ形式の市民公募展「夢美エンナーレ」を開催しており学生から入選したとの連絡を受けましたので見て来ました。その本人以外にもわかった限りで2名が入選していました。この企画は今回で4回目ということで、応募総数216点から70点が入選しており、大賞以下各賞は来場者の投票によって決められるという特色を持っています。今月24日の表彰式で発表だそうです。

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2009年大学院修了の大窪美咲さんの作品「石神様」です。彼女の個展は過去にも2、3回アップしてます。

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小嶋大慶君(学部1年生)の作品「八王子車人形の自画像」です。地元の伝統芸能である人形浄瑠璃の一種である車人形をモチーフにした作品で、本人も人形遣いをするようです。

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学部2年生、形象表現研究指標の衣真一郎君の作品「Yellow Mountain」です。この作品は1年生の最終課題で提出されたもので、本人にとっても思い入れの強い作品らしく、それが入選出来たことは嬉しかったことでしょう。展覧会自体は25日までですので投票をしに見に行ってみてはいかがでしょうか?

(教員:近藤 昌美)

大槻素子個展2/26、2011

江東区門前仲町のまだ新しいギャラリーのアルマスギャラリーで大槻素子さん(2007年大学院修了)の個展が開催されています。3/12まで。ギャラリーのご主人も大槻さんとも同世代と言える30代前半らしく、非常に若いオーナーです。大槻さんはこのギャラリーでの初めての個展です。http://harmas.fabre-design.com/

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本人と作品です。「a ?Blank」と題された個展は、精力的な展示数で非常に質の高いものでした。

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多くの人達が集まりにぎやかなオープニングでした。

(教員:近藤 昌美)

六本木その他での皆さんのグループ展!! 2011

五美大展に合わせて六本木の多くのギャラリーで新人作家によるグループ展が開催され、それらを巡るスタンプラリーも企画されていました。また、他の地域でもアートフェアが開催され卒業生も出品していました。ぐるっと回って来ましたが、すべてはご紹介出来ませんのでダイジェストでアップさせていただきます。在校生、卒業生とも大変元気で活動していますのでとてもすべてを見ることが出来ないのが大変残念ですが、また嬉しいことでもあります。

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千代田区アートチヨダ3331で20日までの4日間開かれていたアートフェア、TOKYO FRONTLINE ?には多くの卒業生アーティストが出品していました。全員をフォローし切っているとは思いませんが、何人かをご紹介します。

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薄久保香さん(04学部卒業)

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大野智史さん(04年学部卒業

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梅津庸一さん(05年学部卒業)

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荒木真一さん(02年学部卒業)

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会場風景です。

次に、六本木の6軒の画廊が若手を紹介する「ROPPONNGI ?ART ?WEEK」という共同企画で、それぞれグループ展を開催していました(17日〜26日まで)。その内の5軒に在校生、卒業生が出品していました。

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Shonandai MY Galleryde には、高田理美さん(2010年院修了)

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Gallery MOMO Roppongi には、今年、院を修了する丸山恭世さん。

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ギャラリー・トリニティには、やはり今年、院修了の佐藤理恵さん。

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Gallery ?Lara ?Tokyo ?では「版の造形 Z News ?」と題した、今年卒業する版の4人のグループ展でした。

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六本木605版画倶楽部では、開廊のこけら落としとして、かつて助手をしてもらってい、現在非常勤講師でもある常田泰由さん(04ねん学部卒業)の個展です。

それ以外にも六本木にワコウ・ワークス・オブ・アートをはじめ有力なギャラリーが移転して来たり、新たなスペースを開くギャラリーもあり、これからますます熱いアートスポットです。本学の卒業生達もますます活躍してくれることでしょう。

(教員:近藤 昌美)

「Abflug 2011-9つの飛行-」

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正面)堀口美沙子 右)生井沙織

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左から石川正洋(柱)、永田惇也、丸山知美

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左)中村江伶乃 右)石川正洋

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赤木遥

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ギャラリートークの様子。作品は左から 赤木遥(柱)清原亮 清水信幸(平面、立体)

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マイクを握っているのは出展作家の清原君です。

2月14日展覧会初日に、美術評論家 鷹見明彦氏をゲストに、ギャラリートーク、レセプションが開かれました。

ギャラリーの1F、3Fの2会場に分けられて展示された作品はzokei展からわずかしか経っていないのですが、中にははるかな飛躍をとげた作品もあり、若い作家の集中力と充実した時間を確信しました。

やや遅れてスタートしたギャラリートークは、先ず作家がそれぞれのテーマと展示作品の説明に沿った自己紹介に続き、鷹見さんからの感想、意見が寄せられました。ことに展示に対する「何をどの様に見せていくのか」が重要であるとの指摘に対して学生から「作品そのものの水準こそが、全てであるはずだから今は発言を控える」との発言がありました、それはとても弱々しい発言ではありましたが、最早学生ではない、しかしまだ作家でない彼らの今のスタンディングポジションからのリアルな発言のようにも聞こえたのでした。

トークが終わる頃には会場からのぞく外は、シンシンと雪が降り始めており、レセプションを終了、ギャラリーを出た時はそこは完全なる銀世界でした。

トークレセプションにかけつけてくれた、卒業生、在校生、近藤先生、前沢知子先生、雪を肩につけて入場の末永尚史先生、小河朋司先生ありがとうございました。体調不良の中昨年に引き続きゲストとして来て下さった鷹見さんありがとうございました。

展示は26日(土)まで続きます、ぜひご高覧ください。

文責:母袋俊也

展示の詳細↓

母袋ゼミ展示「Abflug2011-9つの飛行-」

(助手:真之介)

母袋ゼミ展示 Abflug 2011-9つの飛行-

2月14日からの展示のお知らせです。

母袋ゼミ展示 Abflug 2011-9つの飛行-

2011年2月14日(月)〜26日(土)

|TURNER GALLERY|11:00-19:00|日曜休|

ギャラリートーク 2月14日(月)17:00〜 ゲスト:鷹見明彦(美術評論家)

レセプション 2月14日(月)19:00〜

出展作家:赤木遥 石川正洋 清原亮 清水信幸 中村江伶乃 生井沙織

永田淳哉 堀口美沙子 丸山知美

母袋俊也「Abflug 2011-9つの飛行-」によせて

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TURNER GALLERY

〒171-0052 東京都豊島区南長崎6-1-3

ターナー色彩株式会社 東京支店

tel 03-3953-5155 ? E-mail:gallery@turner.co.jp

アクセス:西武池袋線[東長崎駅](南口)より徒歩5分

都営大江戸線[落合南長崎駅]より徒歩7分

ぜひご高覧ください。

(助手:真之介)

卒業生&在校生個展2/3,2011

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2/1から入学試験が始まってます。絵画専攻はこれからですが、受験生の皆さん、頑張って下さい!

さて、卒業生と在校生のそれぞれの個展に行って来ました。卒業生は新宿区市谷のミズマアートギャラリーで1/26から開かれている山本竜基君(2001年学部卒業)の個展です。2/26まで。

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ギャラリーを入るとタイトルをレタリングした壁を抜けると巨大な地獄図が出迎えてくれます。4メートル四方はあるでしょうか?その両側には球状の立体作品がありました。今回も、徹底した自画像というか自身をモチーフとした展開で、地獄で責められている人間も戯画化された部分も含めるとすべて山本君自身です。一見日本画的ですが近づくと案外筆致が盛り上がっていてその違いがわかります。

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上2点は地獄図の部分です。他にも大作が2点あり、ともに自画像です。

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この作品も縦が2メートル以上あったでしょうか。

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こちらは、下図の部分でもお分かりなように自身が様々に切られ断面まであらわにしてます。球状の立体もその表面はすべて自画像で覆われていました。まったく脱帽です!展覧会後にはポーラ美術振興財団の助成を得て北京へしばらく渡るようです。http://mizuma-art.co.jp/exhibition/1291604585.php

次は在校生の個展ですが、形象表現研究指標3年の長谷川志保さんの展示が銀座の156ギャラリーで2/1から始まっています。2/12まで。このギャラリーのディレクターが本学の学祭であるCSでの展示を見に来て目にとまり企画されたようです。

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上は本人です。油彩で丹念に描かれた作品群で、クオリティーもまずまずだと思います。ただ個展が決まってあまり時間的余裕も無かったですし仕方がないことかも知れませんが、個人的には売買の如何に関わらずもう少し大作が見たかったですね。これが彼女にとっての初個展ですが小さくまとまらず育って欲しいと思いました。http://www.kino19.com/ja/top.html

(教員:近藤 昌美)

在学生、卒業生展示1/27,2011

在学生と卒業生の展示に2つ行って来ました。1つ目は八王子市内のギャラリーJACOMANで学外の友人との二人展を開催していた形象表現研究指標2年生の小山しおりさんです。友人共々人物を中心とした絵画でしたが、彼女が形象に進んで来たこの1年間の制作上の実験が反映していて努力の跡も見えました。2/1まで。

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上は本人です。彼女は入学以来一貫してしっかりとした具象を指向して来ましたが、単なる具象絵画ではない不可思議な雰囲気が現れて来ていました。

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1/8から30までトーキョーワンダーサイト本郷で2004年学部卒業の池田衆君の個展が開かれていました。”trivial today, transient tomorrow” と題された展示は、彼が昨年のワンダーウォールでの展示で見せてくれたシリーズで、さらに規模を大きくし非常に見応えがありました。技法的には自身で撮影した写真の部分を切り抜いているように見えますが、風景が発光したような印象で視点が画面上をすり抜けて行くような不思議な感じでした。

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(教員:近藤 昌美)

青木豊個展1/21,2011

清澄白河のヒロミヨシイギャラリーで開かれている、2010年に大学院を修了した青木豊君(主査教員:近藤)の個展に行って来ました。彼は卒業制作でこのギャラリーとご縁が出来て、二人展や海外でのアートフェアへの出品を経て今回の初個展となりました。学部時代は立体も含めた作風でしたが、一時期絵画のみの表現となり近頃は再び平面、立体の枠を横断するような表現になって来ました。「マルチプライム」と題された非常に意欲的な個展でした。2/26まで。

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(教員:近藤 昌美)

ましもゆき個展1/10,2011

群馬県高崎市の市立美術館で2007年学部卒業のましもゆきさん(広域表現)の個展が1/8から始まりましたので行って来ました。2/20まで。同美術館では「作家王国」と題して高崎市、または群馬県にゆかりのあるアーティストの展覧会を開催しているらしいのですが、今年はお隣の前橋市出身のましもさんの個展が「ゆめのおくそこ」というタイトルで企画されました。http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/art/ten1005.htm

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高崎駅を降りると大きな看板が出迎えてくれました。

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美術館入口のバナーと展覧会入口のましもさんです。

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上は卒制ですが、今年描き上げた新作まで、学部卒業後の4年間の作品が展覧出来ます。

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ミュージアムショップには、ましもグッズが売られていました。彼女はまだ卒業後間もないのですが、精力的に活動していて素晴らしいと思います。

下は、おまけと言っては何ですが彫刻の院を2009年に修了した平野尚幹君の作品が、同時開催の「I 氏コレクション展」(群馬在住コレクターのコレクション寄託展)で展示されていました。若手の作家の作品を中心にコレクションしている方らしく、ましもさんの作品もお持ちなようです。
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(教員:近藤 昌美)

大窪美咲個展

09年に大学院を修了した大窪美咲さん(主査教員:松尾多英)が、25日まで銀座のギャラリーSOLで個展を開いていました。

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彼女は多摩美の日本画から本学大学院に進学して来ました。院の途中から画材を油彩に変化させて来ました。今回はこのギャラリーでは2回目の企画です。今回は比較的小さな作品での展示でしたが、「HOTARU展#2」と題されているようにほのぼのとした画風は大変好感が持てました。ちなみに彼女は学内の画材店で働いています。

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(教員:近藤 昌美)


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