卒業生&在校生個展2/3,2011
2011年2月4日 カテゴリー:個展・グループ展
2/1から入学試験が始まってます。絵画専攻はこれからですが、受験生の皆さん、頑張って下さい!
さて、卒業生と在校生のそれぞれの個展に行って来ました。卒業生は新宿区市谷のミズマアートギャラリーで1/26から開かれている山本竜基君(2001年学部卒業)の個展です。2/26まで。
ギャラリーを入るとタイトルをレタリングした壁を抜けると巨大な地獄図が出迎えてくれます。4メートル四方はあるでしょうか?その両側には球状の立体作品がありました。今回も、徹底した自画像というか自身をモチーフとした展開で、地獄で責められている人間も戯画化された部分も含めるとすべて山本君自身です。一見日本画的ですが近づくと案外筆致が盛り上がっていてその違いがわかります。
上2点は地獄図の部分です。他にも大作が2点あり、ともに自画像です。
この作品も縦が2メートル以上あったでしょうか。
こちらは、下図の部分でもお分かりなように自身が様々に切られ断面まであらわにしてます。球状の立体もその表面はすべて自画像で覆われていました。まったく脱帽です!展覧会後にはポーラ美術振興財団の助成を得て北京へしばらく渡るようです。http://mizuma-art.co.jp/exhibition/1291604585.php
次は在校生の個展ですが、形象表現研究指標3年の長谷川志保さんの展示が銀座の156ギャラリーで2/1から始まっています。2/12まで。このギャラリーのディレクターが本学の学祭であるCSでの展示を見に来て目にとまり企画されたようです。
上は本人です。油彩で丹念に描かれた作品群で、クオリティーもまずまずだと思います。ただ個展が決まってあまり時間的余裕も無かったですし仕方がないことかも知れませんが、個人的には売買の如何に関わらずもう少し大作が見たかったですね。これが彼女にとっての初個展ですが小さくまとまらず育って欲しいと思いました。http://www.kino19.com/ja/top.html
(教員:近藤 昌美)