個展・グループ展の記事一覧
2012年11月26日 カテゴリー:個展・グループ展
何軒かの、卒業生が展示している画廊を回ったのですが、画像を取り忘れたりで今回ご紹介するのはごく一部です。
まずは、すべて開催修了ですが、スイッチポイントでの木村彩子さん、TALIONギャラリー、JIKKAでの青木真莉子、野沢裕さん、TRANS ART TOKYOでの山口真和、田中さえ、藤原佳恵さん、ギャラリー檜での野村俊幸さんらはご紹介出来る画像が手元にありませんが、どなたも良い展示でした。
さて、画像がある2名のみのご紹介ですが、まず11/5〜11/10まで京橋のギャラリー檜プラスで開催されていた加納野乃子さん(’07年学部卒業)です。「ボーダーランド」と題された鉛筆で丁寧に描かれた作品群は、良く観ても鉛筆とは観えず、淡い墨で描かれているようです。ボーダーとはそのような意味なのかとも思いました。
本人と作品ですが画像では見えづらいですね。
次は、藍画廊で11/19〜24まで開催されていた熊谷美奈子さん(’94年学部卒)の個展です。
まるで金属のようですが、下地は紙で出来ています。
最後に、これも拝見出来ませんでしたが、11/19から25まで開催されていた「震災、原発のあとでもアート ミタカからの視座」展には、元助手の門田光雅さん、非常勤講師の安田豊さんが参加していました。
http://www.jt-art-office.com/tenant/shizaten/index.html
展示画像はありませんが、東京新聞多摩版に記事が載りましたのでご紹介します。
(教員:近藤 昌美)
2012年10月31日 カテゴリー:お知らせ, 個展・グループ展, 未分類
【アートプログラム青梅2012】 2012.10.20(土)~11.25(日)
空が高く、紅葉が始まりつつある青梅で今年も「アートプログラム青梅 2012」が始まっています。 初日は、レセプションの後、美学、美術批評の谷川渥氏の基調講演、本学卒業生の原游さんもパネラーとして参加したシンポジウム、オープニ ング パーティと続きました。 展示は本学から母袋俊也、講師の末永史尚先生、卒業生の原游さん が青梅市立美術館で、やはり卒業生で大阪で作家活動を展開する山岡敏明さんがBOX-KIOKUで大規模なインスタレーション展示をしていま す。学生展「地への一雫」には院生の井上琴文さん、大立目美貴キャサリンさん、曾超さん、中山晃子さん、野内俊輔さん、藤桝匠美 さん、渡邉桃子さんが市街地でサイトスペシフィックな展示を積極的に試みて います。また11月18日(日)には本学が担当するトーク・セッションが本 学卒 業生でもある藤林悠さんをゲストに催されます。
以後は、大学院1年/野内俊輔さんからのレポートとなります。
文:母袋俊也
今年もアートプログラム青梅2012では、青梅市街、又市内の美術館、旧織物工場跡などの施設を利用した多くの芸術作品が街を彩っております。
今回の記事では、東京造形大学大学院からの出品者7名、日々お世話になっている 母袋俊也教授、本学講師であり今回アーティスト交流事業として青梅市立友田小学校でワークショップを行った末永史尚さん(1999年卒)、そして造形大学を出身校としてご活躍されておりオープニングのシンポジウムでパネラーとしても参加された卒業生の原游さん(1999年卒)、大阪で作家活動を展開する山岡敏明さん (1995年卒)以上11名の出品作をご紹介させて頂きます。
末永史尚/本学絵画専攻非常勤講師
末永先生は小学生と一緒にワークショップも行っており、作品は青梅市立美術館に展示してあります。
原游/1999年学部卒
山岡敏明/1995年学部卒
母袋俊也/本学教授
井上琴文/大学院美術研究領域1年
大立目美貴キャサリン/大学院美術研究領域1年
曾超/大学院美術研究領域1年
藤桝匠美/大学院美術研究領域1年
中山晃子/大学院美術研究領域1年
野内俊輔/大学院美術研究領域1年
わたなべももこ/大学院美術研究領域1年
撮影:野内俊輔
11月18日(日)14:00~は青梅織物工業共同組合2Fにて東京芸術大学中村政人研究室助手/藤林悠さんをゲストに迎え、院1年代表/野内俊輔の司会でトークイベ ントを行います。 よろしくお願いします。
皆様、この秋は観光も兼ねてぜひ青梅へ!
代表:野内俊輔
(助手:青木)
2012年10月29日 カテゴリー:個展・グループ展
何組かの卒業生や在校生の展示がありましたので観て来ました。
まず、六本木ヒルズのA/Dギャラリーでのましもゆきさん(’07年学部卒業)の個展です。ましもさんは卒業以来コマーシャルギャラリーや美術館での個展を順調に重ねて来ている、今や人気作家の一人だと思います。今展も充実した作品群で素晴しかったですね。10/10〜11/11。
http://www.macmuseumshop.com/user_data/exhibition_1210.php
次は、青山のH.P.Franceギャラリーで開催中の大矢加奈子さん(’06年学部卒業)の個展です。このギャラリーで3回目の個展となる今展は、新しいシリーズを展開して来ていて意欲的な作品群でした。10/11〜30。
http://hpgrpgallery.com/tokyo/
次は、中央区京橋のギャラリー檜プラスで開催中の高橋幸郎さん(第3期生)の個展です。10/22〜11/3。高橋さんは、かつて非常勤講師も務めていただいていた、造形大絵画草創期の大先輩です。
http://www2.ocn.ne.jp/~g-hinoki/12takahashi.jpg
最後に,形象表現研究指標の松本春崇先生が企画された、CCM(コードカラーミュージアムプロジェクト)関連企画の、展覧会です。これは千葉県海浜幕張駅近くの地下駐車場を会場にした、名付けて”駐芸”展です。3、4年生15名ほどと多摩美やムサ美の学生も参加していました。期間は10/27、28の土日の2日間のみで、契約車両が駐車していない週末のみの展示企画でしたが,こうした企画は今まで他聞しません。非常に面白い発想の企画でした。
一人一人の学生名は割愛しますが、それぞれ地下駐車場という、展示には不向きな特殊な場所でどうにかうまく展示しようという意欲が見て取れて、存外な面白さでした。
スウェーデンからの交換留学生のHannaさんも参加していました。こうした交流が大切なのでしょう。
上の画像の中央が松本春崇先生です。オープニングレセプション会場は、日頃は駐車場係の方々の控え室です。今展はなかなか外部の来場者は多くはない企画だと思いますが、それでもきちんと展示に力を入れられるということが、学生達の経験にとって良いことだと感じました。
(教員:近藤 昌美)
2012年10月24日 カテゴリー:個展・グループ展
何人かの卒業生が、個展、グループ展を開いてましたので観て来ました。
まずは、首相官邸もほど近い霞ヶ関の空きオフィスで「ヤドカリトーキョーかすみ荘」展です。これは不動産とアートの共同企画と銘打ち、空室の物件で展覧会を企画するという非常に興味深い試みです。現代美術の展覧会を空き室の内覧会とし、不動産の顧客とアートファン両方に開かれた試みで、絵画の卒業生が強力に関わっています。(10/19〜23)
http://www.kaorumurakami.info/2012/10/ヤドカリトーキョー主催展示企画5『かすみ荘』/
展示は二つのフロアで開催され、全12名の参加作家のほとんどが本学の卒業生でした。上は小島章義さんです。
オープニングは大盛況でした。
通りに面した事務所の内壁には、参加している町野三佐紀さんの映像作品が投影され、道行く人も興味深そうに観ていました。今展で5回目のヤドカリトーキョー展ですが、これからも期待したいと思います。
次は、やはり終わってしまいましたが,銀座の月光荘画材店 画室1で開かれていた白井京さん(’06年学部卒)の個展です。(10/15〜21)
白井さんは卒業後、芸大の大学院に進学し今回が初個展だそうです。他学に進学しても、きちんとDMをくれるのは嬉しいですね。
最後に、さいたま市浦和の「関井記念館」で開催中の鈴木のぞみさん(’07年学部卒)の個展です。10/13〜28の金、土、日のみ。関井記念館とは自分たちがアトリエとして使っている古民家の大家さんの名前を拝借して名付けたもののようです。
http://sekiikinenkan.jugem.jp/
上は作品と鈴木さんです。彼女は写真を中心とした作品を作っていて、今展もこの古民家の記憶を写し取るような非常に興味深い、他所では成立し得ない繊細な作品を見せてくれました。
上の2つは、それぞれ薬師箱の空気抜きの穴と鍋の蒸気穴をピンホールにして本体そのものに部屋の風景を焼き付けたものです。自己主張とは無縁なひそやかさですが、古民家の風情ごと作品化しているようでした。
(教員:近藤 昌美)
2012年10月11日 カテゴリー:個展・グループ展
大学近郊で卒業生8人でアトリエを維持していて、そこのオープンスタジオ展が開催されていますので行って来ました。大学のある相原駅のお隣橋本駅からで行った郊外に倉庫を改造した大きなく空間をアトリエとして使っています。この近くには他の卒業生達のアトリエもあり、卒業後もしっかり制作を続けて行ける環境を自ら創り出しているのは素晴しいことだと思います。10/6〜10/21。
上は当日出迎えてくれたメンバーの3人(左:宮越さん、中央:佐々木さん、右;山根さん)と訪れた教員の佐竹、小林先生です。背景は佐々木さんの作品です。
版画プレスも完備され、天井高のある大きな空間はギャラリーのようです。ここからきっと良いアーティストが世に出て行ってくれることでしょう!
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:個展・グループ展
まずはさいたま市北浦和のアートプレースKで浅野彌弦さん(’02年学部卒業)の個展です。彼は近年非常に多くの発表を精力的にしていて、充実した作品を多く発表しています。10/6〜10/22。
http://artplacek.sakura.ne.jp/1210asano.html
今までは立体作品や写真作品など幅広い表現でしたが、今回はペインティングのみの展示です。しかし、かつての立体作品などを作っていたこだわりが反映していて、ただの絵画ではなくその表面が面白い表情を持っています。タッチに合わせて盛り上がっているのですが、それはキャンバスの上から絵具を盛ったのではなく裏側から加工してあり、今まで観たこともない面白さでした。
次は江戸川橋のギャラリーTakashiSomemiyaでの大槻素子さん(’07年大学院修了)の個展です。「ぼんやりと遠くに見える」と題された展示は、新旧の作品が1.2階に展示され大槻さんの近作の充実度が良くわかる構成になっていました。10/6〜11/9。
http://www.takashisomemiyagallery.com/exhibition_Oct2012.html
上は本人と作品です。
最後に、中央区のマキファインアーツでの池田衆さん(’04年学部卒業)の個展です。9/22〜10/20。池田さんは上でご紹介した大槻さんとも同級生ですが、お互いに刺激し合って良い作家として頑張っているのかも知れません。この画廊では2回目の個展ですが、前回同様非常に美しい作品ながらインスタレーションもあり見所が多くなっていました。撮影した写真の一部を切り抜く技法で作られた作品ですが、その美しさの陰にある欠落がいろいろ考えさせてくれる気がしました。
http://www.makifinearts.com/jp/exhibitions/ikeda_bloom_blank.html
(教員:近藤 昌美)
2012年10月3日 カテゴリー:個展・グループ展
私達にはなじみ深い画材メーカー、リキテックス主催のコンクールかありましたので行って来ました。
本学からは五十嵐祐也君(’07学部卒業)と、現在助手である丸山恭世さん(’11大学院修了)が出品していましたが、丸山さんが審査員賞を獲得しました。
五十嵐さんと出品作です。各一人一人小さなブースに展示し,審査員の審査と来場者の投票でグランプリが決まるようです。
この日は、交換留学生やそのクラスメイトとギャラリーを回ってましたので、集合写真のようです。左から2人目が丸山さんです。
こうしたコンクールにも積極的に参加する姿勢は大切だと思います。
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:個展・グループ展
母袋教授が、2人の在学生とともに参加していた福島ビエンナーレを少し前に観て来ましたので報告します。今展は、福島県の福島空港内を会場に開催された現代美術ビエンナーレということです。(8/11〜9/23)
http://www.wa-art.com/bien/bien2012/index.html
オノヨーコさんをはじめ国際的に活躍されるアーティストも多く参加していましたが、今回は本学から参加の母袋先生と2人の学生の作品をご紹介します。
福島ビエンナーレは福島県の須賀川市郊外にある福島空港を会場にしていますが、ここは小さな空港ですが美しい自然の中に忽然とあり、それ自体が非常に現代的とも言えます。
ウルトラマンの生みの親、円谷英二さんは須賀川のご出身だということで、空港中ウルトラマンだらけでした。
参加作家はオノヨーコ氏ややのべけんじ氏など国際作家も多く参加していました。上はやのべ氏の作品です。ウルトラマンと呼応するようです。
母袋先生は空港展望デッキと隣接する空港公園内に「絵画のための見晴らし小屋」シリーズの「絵画のための垂直箱窓」を展開されていました。
上は展望デッキに設置された作品です。
空港に隣接する公園の日本庭園の木道に、元からそこにあったかのように設置されていた「絵画のための垂直箱窓」でした。ひとつひとつ覗くための小穴から覗くと、反対側のスリットから切り取られた風景が見えます。それまでの何気無い風景が絵画に転ずる瞬間を体験することが出来ます。
下の添付は、母袋先生が作られた今作の動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=ILj71w_9ZXg
上は母袋先生の推挙で一緒に参加した大学院1年の野内俊輔君の作品です。
こちらは、同様に参加していた学部3年の馬場亜衣さんの作品です。
2人とも、空港という作品展示には不向きな難しい空間にもかかわらず大健闘でした。今展は彼らにとって素晴しい経験になったのではないでしょうか。
母袋先生、学生達ともどもお疲れさまでした!
(教員:近藤 昌美)
2012年9月30日 カテゴリー:個展・グループ展
2件ほど卒業生の展示に行って来ました。
1件目は新宿眼科画廊での、池田拓馬(’07年学部卒業)さんのです。
http://www.gankagarou.com/sche/201209hairuderu.html
本学にかつてあった比較造形専攻の卒業生、水田紗弥子さんが企画した、「入る旅人、出る旅人 vol.4」と題された2人展です。
池田さんは広域表現の卒業生で、映像作品を中心に幅の広い表現形式を持っています。上は別室での投影された映像作品です。今夏の群馬青年ビエンナーレ入選作と同じシリーズになるのでしょうか、瞳をモチーフにした美しい映像でした。
これは家型の立体を覗くと万華鏡のような映像が体験出来る作品でした。
会場での本人です。作品にはもちろん彼独自の概念があるわけですが、なにしろ美しい作品を創れる作家だと感心しました。
次は、こちらも既に終わってしまいましたが、表参道画廊で開かれていたかつての助手を務めてもらっていた磯上尚江さん(’03年学部卒業)の個展です。9/24〜9/29
http://www.omotesando-garo.com/link.12/isogami.html
丹念に刷られた木版作品は1点1点も素晴しかったですが、会場を別質なものに変えているようでした。卒業後10年になろうとしていますが、制作も地に足が付いているようで印象の良い個展でした。今後にも期待したいと思います。
(教員:近藤 昌美)
2012年9月9日 カテゴリー:個展・グループ展
「アートラボはしもと」では、「風‐景‐観 見逃した世界・ここにある世界」展が開催中です。本学からは母袋俊也教授が招待作家として展示をしています。母袋先生の展示は、アートラボ入口ホールのギャラリーとは違った空間を使い、これまでの制作を見せながら、そのその作品群が空間に関わって新たな風景を見せる試みを展開しています。その他の作家の方々も多彩な展示内容です。是非ご覧下さい。 内容詳細:http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bunka/23264/024525.html
- 展覧会名 風-景-観 見逃した世界・ここにある世界
- 出品作家 出展作家=石井了/井出賢嗣/小林耕二郎/成田禎介/前野智彦/母袋俊也/吉川啓示/女子美術大学デザイン・工芸学科 環境デザイン専攻4年有志/多摩美術大学「放射線を測る・知る・デザインする」チーム
- 会期 2012年 9月8日(土曜日)~9月23日(日曜日)
- 開催時間 午前10時から午後5時
- 休館日 水曜日
- 観覧料 無料
- 会場 アートラボはしもと
- アクセス JR横浜線・京王相模原線 橋本駅下車 徒歩12分
アートラボはしもと入口からの様子
母袋俊也先生です。
オープニングでのアーティストトーク
オープニングでの作品紹介の様子
入口すぐ、展示空間を矩形越しに見せます。
絵画のための見晴らし小屋 外観
絵画のための見晴らし小屋 中から見た風景
母袋先生のテキストを読みながら、窓越しに切り取る風景を景観します。
母袋先生のテキストが、空間の様々な場所に置かれています。
(教員:生嶋 順理)
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