版表現の記事一覧
2013年5月29日 カテゴリー:個展・グループ展, 版表現
「PROOF」版表現4年生グループ展 文房堂ギャラリー
東 京造形大学4年生の有志による展示です。 版表現研究指標に所属する私達は版技法を学ぶ中で、そ れぞれの作品の中に独自の価値観を見いだそうとしてい ます。 版画を勉強したからこそできる表現。版画を勉強したか らこそ生まれる新しい作品。 「版」を技法の1つとして表現する私達の「版画」とい う呼び名に縛られない作品をどうぞご覧下さい。
2013年5月27日(月)~6月1日(土)
文房堂ギャラリー 東京都千代田区神田神保町1-21-1 10:00~18:30 最終日は17時まで
出品者:飯塚周子、市野悠、浦田和実、大久保達郎、 大場咲 子、岡田麻衣、河野ふみ、川村景、久保木美里、櫻井 想、 田中茜、谷口典央、千葉敏子、中村瑞紀、村田朋 子 以上15名
岡田 麻衣 銅版画
村田 朋子 リトグラフ
谷口 典央 リトグラフ/木版/立体/ドローイング
大場 咲子 銅版画
浦田 和実 リトグラフ/木版画
市野 悠 石版リトグラフ
田中 茜 リトグラフ
櫻井 想 立体、コラージュ
櫻井 想 リトグラフ
河野ふみ シルクスクリーン
千葉 敏子 リトグラフ
飯塚周子 ペン画
大久保達郎 リトグラフ・オブジェ
中村瑞紀 リトグラフ・立体
(教員:生嶋 順理)
2013年5月17日 カテゴリー:版表現
今年度より本学の非常勤講師としてお越しいただいた吉田亜世美先生の授業が始まりました。
二年生の集中授業 木版の授業風景です。道具や版木を用いながら木版についてわかりやすく丁寧な説明をされていました。
この日には他学年の学生も見学したりと熱心に先生の説明に耳を傾けていました。
吉田先生が普段使用されている道具を扱い方を学びながら実際に学生も使っていました。
木版の摺りに欠かせない本バレンは職人が一つ一つ手作業で製作されており、大変貴重な道具です。彫刻刀も日本刀と同じ作りのもので切れ味が鋭く、実際に使用していた学生は驚いていました。
先生から摺りの手ほどきを受けながら摺りの行程を学んでいました。
木版の後はシルクスクリーンも学びます。次回6/7日の講評にはどのような作品が出来上がるのでしょうか。
(助手:にしひら)
2013年5月11日 カテゴリー:版表現
版表現の二年生を対象に埼玉県小川町にある和紙体験学習センターへいってきました。
良い天気に恵まれ、絶好の和紙日和となりました。
昭和10年頃に建てられた製紙工場を引き継ぎ、一般の人でも気軽に手漉き和紙制作を体験できる珍しい施設です。
和紙についてのお話を聞いた後、スタッフの方に指導をして戴きながら実際に和紙を漉いていきます。
漉いたものを重ねていきます
同時に野外では色のついた素材や草花を入れて創作和紙の制作も
お昼には先生達のみ穴場スポットへ…
午後からは漉いた和紙を乾燥させる作業です。重ねたものを丁寧に一枚ずつはがしていきます。
高温になったステンレス板にはがしたものを貼付けていきます。職人の手さばきにみんな感心していました。
和紙の素材である楮の皮についているゴミを取り除く体験もできました。
こうする事により奇麗な和紙に仕上がるそうです。一本一本手作業で行われているんですね。
記念撮影。スタッフの方々、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。
その後は長年通い続けている「太田ホルモン」さんへ
みなさんおつかれさまでした
(助手:にしひら)
2013年3月8日 カテゴリー:個展・グループ展, 版表現
染谷悠子展が8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(渋谷ヒカリエ8階)にて、2013年3月6日(水) – 3月25日(月)まで開催中です。染谷さんは東京造形大学の版表現卒業生。手漉きの和紙をちぎりながら形を作り張り合わせ、花や幹を、そして鳥や蝶を描き込みます。大きな画面に生き物の静寂で気高い摂理を感じさせる素晴らしい画面です。是非ご覧下さい。
初日は、小山登美夫+染谷悠子のギャラリートークあり。京都での個展も素晴らしかったけど今回も力作です。次はロサンゼルスでの展示が決まっています。
(教員:生嶋 順理)
カテゴリー:五美大展, 個展・グループ展, 版表現
今年も五美大展が国立新美術館で開催されました。2013年2月21日(木) – 3月3日(日) 写真は、概念表現の高橋淑人先生を囲む学生達です。展示の全体が映ってなくてスミマセン。
国立新美術館すぐ前の、六本木605版画倶楽部では、4名の版表現卒業生のグループ展も開催されていました。
山田祐梨子さんは、銅版画で動物達のユーモアある姿を描きます。
増田奈緒さんは、緻密なエッチングで新しい風景がを描きます。
島貫祥子さんは、リトグラフで、身近な町並みを楽しいダイナミックに描きます。
吉見友希さんは、リトグラフで、独特な形態を生き生きした線で描きます。
(教員:生嶋 順理)
2012年12月5日 カテゴリー:個展・グループ展, 版表現
今年も12月初めの恒例行事となった、全国大学版画展が町田市立国際版画美術館にて開催中です。この展覧会は大学版画学会が主催し、全国の大学等研究機関で学ぶ学生の作品約250点が展覧されています。展覧会初日には学会総会、論文発表なども行われる他、学生版画作品の販売コーナーもあり、熱心な愛好家が会館前の朝早くから並んでいる程の人気です。会期は、2012年12月1日(土)〜12月16日(日) 月曜休館 平日:午前10時~午後5時(入場は4時30分まで) 土・日・祝日:午前10時~午後5時30分(入場は5時まで) 場所:町田市立国際版画美術館。是非ご高覧下さい。
この展覧会では、出品作品から学会会員の選考により30点の「町田市立国際版画美術館収蔵作品賞」が選ばれます。この展覧会には、本学からも11名の学生が選抜され出品しましたが、このうち5名がこの賞を受けることができました。この人数は全国の大学中最も多い人数であり、3年連続して5名の賞を頂くことができました。これは、ここまでの熾烈な学内選考、展示に至る準備期間を通して、良い作品を制作してくれた学生の頑張りは、まさに賞に値するものでしたが、その環境を共にした本学版表現研究指標に関わる学生と教員の皆に向けて頂けた評価でもあります。版表現の学生の皆さんおめでとう。また良い作品を作りましょう。
東京造形大学の展示壁面全体です。出品者:神山亜希子(大学院2年)、*上田裕子・河西優子(以上、大学院1年)、小笠原里美・*増田奈緒(以上、学部4年)、*市野 悠・*大場咲子・田中 茜・櫻井 想・*谷口典央・村田朋子(以上、学部3年) ー氏名に*は受賞者ー
左側:河西優子(リトグラフ) 右上段:櫻井 想(コラージュとリトグラフ) 右下段:*増田奈緒(銅版)
上段左:*谷口典央(リトグラフ) 上段右:神山亜希子(銅版) 下段左:小笠原里美(銅版) 下段中央:田中 茜(リトグラフ) 下段右:*上田裕子(リトグラフ)
左上段:*大場咲子(銅版) 左下段:*市野 悠(石版リトグラフ) 右:村田朋子(リトグラフ、コラージュ)
(教員:生嶋 順理)
2012年11月15日 カテゴリー:お知らせ, その他, 版表現
この11月に、相模原市中央区にオープンしたコミュニティーカフェ茶蔵(sakura)さんの壁画を、本学卒業生の西平幸太さんが制作しました。このカフェは、「はなかなぐみ」という、東京音楽大学の学生達による音とお花のコラボレーション活動をされているNPO団体の方が、地域の人の交流を目的に作られたお店です。アートにも大変理解があり、そのコミュニケーションの力を求めて、お店の内装に壁画制作を依頼して頂きました。西平さんは版表現の修了生です。学んだステンシルの技法と左官屋さんの手伝いの経験を活かして、素敵な壁画を制作しました。手伝いには、本学版表現の学生が参加しています。学外で実際のお店に壁画を描いていく経験は、学内での自分の制作だけでは経験出来ない、人との交流を通した責任ある共同制作です。とても良い経験になったようです。この壁画は大変ご好評を頂き、お隣のダンス教室からもご依頼が来ました。実際に制作されている現場を、その街を行き交う人に見てもらうことは、作品の展示だけでは伝わらない部分があることを気付かせ、また人との思わぬ交流を生みます。相模原にこのようなお店が次々と出来てくると、街とアートの関係も生まれ変わっていく様な気がします。今後がとても楽しみです。
コミュニティーカフェ茶蔵(sakura) 252-0139 神奈川県相模原市中央区中央3-8-5 高橋ビル1F tel/fax 042-851-4297
制作に参加した学生 (3年生)川村 景君、千葉 敏子さん、(2年生)瀬端 秀也君、深野 宣孝君、村上 和希君、尾形 愛さん、加藤 光希さん、長谷川 由希さん、松丸 飛鳥さん 9名。
壁面にまず下塗りをしている段階です。
ステンシル(孔版)の版を使って絵を描いていきます。
版と言っても絵具の質感はたっぷりとしています。
写真にはありませんが、入口も見事なエイジング仕上げで、センスの良さを感じます。
左が西平幸太さん。エアコンにもペイントされていて良い感じです。
「はなかなぐみ」理事長の中川さん(左)と事務局長の山口さん(右)
オープニングでは東京音楽大学の学生さんによる音楽と花束を造るパフォーマンスもありました。
(教員:生嶋 順理)
2012年7月28日 カテゴリー:版表現
7月27日、版表現研究指標では、前期最後の講評会と第5回目になる「版画検定」を開催しました。これは版画に関する知っておきたい基礎知識を、版表現担当の先生方に作問して頂き、2年生から大学院生まで全学生を対象に行うペーパーテストです。版画一般、シルクスクリーン、木版画、銅版画、リトグラフ、映像技法の6分野、全250問の出題を60分で解答します。採点は、先生の指示に従って各自行い、正誤を問題冊子に記入し、版画のテキストとが出来上がります。珍解答も出て来て、楽しみながら知識も身に付く企画です。前期終了の打ち上げでは、成績発表が行われ、成績優秀者には賞状と賞品が贈られました。
第5回版画検定の成績第1位は216点の田中茜さん(3年生)。何と昨年に続く連続1位です!版画検定歴代1位の賞状に栄えある署名です。
第2位の山田祐梨子さん(4年生)と、第3位の高山純名さん(2年生)。素晴らしい成績でした。
3年生優秀賞の村田朋子さんと、2年生優秀賞の深野宣孝君。制作画材費援助の副賞付きです。
部門賞です。版画一般部門賞の神山亜希子さん(大学院2年生)と、今村洋平賞(シルクスクリーン部門)の花島 拓也君(3年生)。
木村繁之賞(木版画部門)の尾形 愛さん(2年生)と、今井庸介賞(銅版画部門)の岡田麻衣さん(3年生)。先生方からの賞には素敵な副賞が贈られます。先生の作品もあって、この部門賞狙いの学生もいます。
木下恵介賞(リトグラフ部門)の市野 悠さん(3年生)と、生嶋順理賞(映像技法部門)の瀬端秀也君(2年生)。
版表現の打ち上げはいつも手作りの美味しいもので一杯です。皆さん前期の作品制作お疲れさま!ひと時リラックスして、次の制作へ向いましょう!
筒井礼歌さん(右側、武蔵美出身の版画家です)も駆けつけてくれました。中央でご機嫌なのは、ユナイテッドアローズに内定決めた島貫祥子さんです。おめでとう!
展示のお知らせです。版表現3年生は、文房堂ギャラリーにてゲループ展を開催します。個性ある版画作品が揃います。是非ご覧下さい。
以下、文房堂ギャラリーの案内から。
展覧会趣旨:
東京造形大学に在学中の3年生による版画作品の展示です。
価値観の違う私たち25人の共通点は版画を勉強しているという事です。
「版とは何か?」その問いに対する答えが、24通りの作品になりました。
まだ、粗削りではありますが、今の私たちが作る版作品をご覧ください。
文房堂ギャラリー:東京都千代田区神田神保町1-21-1
・10:00-18:30 会期中無休 最終日は17:00まで
・レセプション8/1(水) 17:00~19:00
出品者:荒井夏紀、石川咲希、市野悠、薄井明香、大久保達郎、大場咲子、
岡田麻衣、金刺拓人、河野ふみ、川村景、久保木美里、小嶋大慶、櫻井想、田中茜、
田中知己、谷口典央、千葉敏子、中村瑞紀、花島拓也、濱尚仁、間藤修平、宮尾満里奈、
村田朋子、渡邊愛子
作品内容:木版、銅版、リトグラフ、シルクスクリーン 24点
(教員:生嶋 順理)
2012年7月6日 カテゴリー:授業の様子, 版表現
版表現では、6月から3回にわたり、板津 悟 氏をゲスト講師にお迎えして、リトグラフについての作品講義、技法の実演演習を行ないました。板津さんは、調布にある版画工房イタヅ・リトグラフィックをプリンターとして主宰し、現代作家の良質なオリジナル版画作品を企画制作されています。今回の講義では、使用前にアルミ版をミョウバンで良く洗うことや、描画材である解墨のことや整版で使う材料や使い方等、基本的なことをしっかりやっていくことが、表現技術でも大切なことだと感じました。そして中心として行なわれた石版石によるリトグラフでは、石版磨きから描画、整版、刷りまでを行なった5人を「石ガールズ」プロジェクトとして立ち上げ、作品を版画集としてまとめました。
上の写真、右側が板津悟さんです。「石ガールズ」メンバー:松本三和(非常勤講師)、市野 悠、田中 茜、千葉敏子、村田朋子(学部3年)
(教員:生嶋 順理)
« 前のページ
次のページ »
↑ move to top of this page