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原田郁(助手)、松本春崇(教員)、山田梨恵、熊谷美奈子個展等!!!3/8,2011

まとめて何軒か教員や学生の個展などを見て来ました。まずは原宿の表参道から1本路地に入ったブティックの地下のギャラリースペースで助手の原田郁さん(07年院修了、現在助手)の個展です。私としては非常に入りづらい、可愛い服屋さんといった感じのLump harajukuのドアを勇気を持って入り、地下の小さなギャラリーに降りると、瞬間に来て良かったと思える展示空間がありました。スペースは小さいので小品が中心ですが、彼女は作品の大小で印象が変わらない希有な作家だと思いました。3/31まで。
http://lamp-harajuku.com/gallery.html http://iku.art.coocan.jp/HARADA_IKU/menu.html

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この入口を入るのは私のような50歳過ぎのオッサンには勇気が必要ですね!?しかし、地下の原田さんの展示は必見です。

次は新宿区曙橋のギャラリーアイショウミウラアーツで3/5から始まっている形象表現研究指標の松本春崇先生の個展です。4/2まで。http://www.aishomiura.com/index.htm 「縄文式ダブルバインドハウス」と題された個展で、ギャラリーを縛ると聞いてましたが着いてみると納得でした。
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右が松本先生、左はオーナーの三浦さんです。若いオーナーさんですね。

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1階には家を縛るシリーズの写真やペインティング、ギャラリーを縛っている自作のロープなどが松本さんの軽妙洒脱な印象のままに所狭しと展示されていました。

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2階は会場全体がインスタレーションとして設えられていて、やはり軽味のある展示が非常に面白かったです。アートを単なる技術から解放してくれ、しかしアートの本質を啓示してくれるような展示は学生達にも素晴らしい刺激になることと思います。

次は、人形町のスペースアネックスギャラリーでの大学院新2年生山田梨恵さん(主査:近藤)の二人展です。3/8〜11、14〜18と不定期開催です。このギャラリーは学生は無料で使用出来る、スペースという会社が運営しているところです。山田さんの高校の同級生でムサビに通う友人椿崎千里さんとの二人展で、展覧会名の「椿と梨」というのは二人の名前からひと文字ずつ取って付けたようです。
http://www.space-tokyo.co.jp/gallery/index.html

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彼女は長崎での個展の後、間を置かずに今回の展示でしたが、制作量と発表の多さは作家として非常に鍛えてくれると思います。これから年内に何回かの展示予定があるようなので、増々頑張って欲しいと思います。

次は人形町からも近い千代田区岩本町のテラトーキョーで5日から開かれている小島章義さん(04年学部卒業)の個展です。3/26まで。   http://www.galleryterratokyo.jp/

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このギャラリーに移籍しての初めての個展ですが、大作も多く充実した展覧会でした。絵画、芸術と振りかぶらずちょっと肩透かしをくうようなウィットに富んだ表現は、本人の人柄が現れているのかも知れません。新棟内の画材店トゥールズで働いてくれていますので、学生の皆さんはぜひ実見して感想を本人に伝えて下さい。

最後に銀座の藍画廊で開かれている熊谷美奈子さん(1994年学部卒業)の個展です。彼女は卒業後随分経ちますがコンスタントに毎年作品を発表し続けています。現在は壁面につく立体作品に発展して来ていますが、その素材を聞くと一瞬眼を疑います。  http://homepage.mac.com/mfukuda2/aiga426/aiga426.html

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本人と作品です。

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金属光沢を放つ、一見工芸品のような作品が紙で出来ているとはにわかには信じられませんね。

学生や卒業生が活発に活動していることは非常に嬉しいことですが、そのすべてを見ることは出来ようも無く、常にジレンマがつきまといます。

(教員:近藤 昌美)


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