2011年12月
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柿ノ木ひとみ個展

院1年の柿木ひとみさん(主査教員:清水)の個展が11/28から12/3まで中央区京橋のギャラリーb-Tokyoで開かれていましたので行って来ました。柿ノ木さんは広域表現出身ですが、現在は絵画作品を中心に制作していて、今回の個展も絵画による展示でした。http://www.gallery-b-tokyo.com/2011/exhibit2011c.html#hKakinoki

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広域表現担当の有吉先生が見に来られていました。右が柿ノ木さんです。作品は一見子どものお絵描きのような画風ですが、絵画として成立させるために、表層のイメージとは異なり彼女なりの工夫が見て取れました。

(教員:近藤 昌美)

今年も造形大学がトップ! 第36回全国大学版画展 

町田市立国際版画美術館で、今年で36回目となる全国大学版画展が始まりました。全国54大学から約約260点の作品が展示され、美術関係者による審査で30点の美術館収蔵賞が与えられます。本学からは11名の出品者が出品し、参加校中最も多い5名の受賞者を昨年に続き得ることが出来ました。版を表現手段とする作品の新しい試みを沢山見ることが出来ます。皆さん是非ご高覧下さい。

本学出品者:西平幸太、藤木佑里恵、水本伸樹(以上院2年)、大平 歩、神山亜希子(以上院1年)、安樂光海、上田裕子、井上加奈子、蓜島菜々(以上学部4年)、増田奈緒(学部3年)、川村 景(学部2年)

場所:町田市立国際版画美術館  (JR町田駅から徒歩15分)

会期2011年12月3日(土)~12月18日(日)休館日 毎週月曜日

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東京造形大学の展示壁面、出品者11名は本学版表現の代表です。多くの美術関係者から大学全体へ質が高いとの言葉を頂きました。

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西平幸太君のシルクスクリーンによる作品。写真ではわからない繊細な質感の表現が美しく、美味しそう。収蔵賞受賞。

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藤木佑里恵さんの銅版とリトグラフを併用した作品。持ち前の描写力が遺憾なく発揮され、技法と相まって見応えのある画面です。収蔵賞受賞。

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水本伸樹くんのシルクスクリーン作品。インクの層を幾重にも重ね、形態の中に独特な色彩空間を表現しています。収蔵賞受賞。

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大平 歩さんの水性木版による作品。版と刷りとのやり取りから画面を描いていく現代的な水性木版。色彩とマチエールが美しい作品です。

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神山亜希子さんの銅版画。イメージを感覚的に直接版に描き込むドライポイント技法が、活き活きとした画面を表現した大作です。

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安楽光海さんの木版作品。自製の手漉き和紙に木版で様々なイメージの断片が摺られ、その紙片を重ね合わせ構成して、異形と連続から一つのイメージを示そうとしています。

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井上加奈子さんの木口木版作品。木口に細かな線で動物達が微細に彫り描かれています。近くに寄ってみるとその美しい世界が広がってきます。

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上田裕子さんのリトグラフ作品。作者の観察と洞察、表現と技法の美意識、言うこと無く素晴らしい作品です。2年連続全体で2番目の得票数を得、収蔵賞受賞。

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蓜島奈々さんのリトグラフ作品。大振りな植物を描きながら、揺れ動く光を表現しています。余白の白い形が美しく見えてきます。

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増田奈緒さんの銅版画作品。一見、可愛らしく物語り的にも見える画面は、木の葉や樹皮の一つ一つを描く非常に細かな描画の集積です。収蔵賞受賞。

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川村 景君のシルクスクリーン作品。2年生からの出品は本学では始めての快挙。表現や技法にはまだ未完なところもありますが、豊かな発想の魅力と制作への意欲が溢れた力作です。

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この日は、大学版画学会の総会、学会論文発表、レセプションなどが行われ、全国の版画、美術関係者の多くの方々が集いました。写真の右から、大学版画学会会長の池田良二(武蔵野美術大学教授)氏、学会事務局長の本年度から大学版画学会の倉地久(愛知県立芸術大学准教授)。中央は今年度から学会の賛助会員となった河原正弘(版画工房カワラボ代表、本学卒業生)。

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レセプション風景です。本学の教員の方々、卒業生も駆けつけて頂き交流を深めることが出来ました。来年も良い作品を出品出来るように頑張りましょう!

(教員:生嶋 順理)


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