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美術演習A〜〜〜!!

こんにちは!助手の奥友です!

毎日毎日、あっついですね〜〜〜かんべんしてくれ〜〜〜!

 

今回は、1年生前期の授業、美術演習Aを紹介します!

美術演習Aでは、版・セラミック・テンペラと油彩の混合技法 の3クラスに分かれます。

 

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【版】

 

まずは版クラス!なんと作品数のノルマは1人100枚!とにかく刷って刷って刷って、複製技法の特性をとことん体験します。

様々な物に刷ったり、色を変えたり、刷り方を変えたり、同じ版からでも工程や素材を変えることで全く異なる図像が現れます。

また同じ図像を複製できるからこそ、刷った作品を切って貼ってコラージュしたり……一点ものの作品では中々抵抗があってできないようなアクションも、積極的に試せます。

一人一人が作った版を並べて、一緒に刷ってひとつの作品にしたりもしました!

 

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【セラミック】

 

続いてセラミッククラス!絵画専攻なのに陶芸?と思われるかもしれませんが、ピカソやシャガールといった歴代の巨匠たちも自身の制作に取り入れた素材でもあります。

形を作る過程で、粘土を削ったり付け足したり、捏ねたり水を混ぜたりして柔らかさを調整したり、乾燥することを考慮したり……。

セラミック粘土と絵の具の扱いは、実は似ている部分がたくさんあるかもしれません。

完成するとこんな感じ!釉薬の色や質感も、なんとも素敵ですよね!

 

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【テンペラと油彩の混合技法】

 

そしてこちらのクラスでは、テンペラと油彩の混合技法を学びます!

水溶性のテンペラと油性の油絵具という異なる性質の絵の具を併用し、一つの絵を仕上げます。

 

このクラスでは制作を進めながら、下地材の塗り方や成分、絵の具や溶き油の種類や性質、支持体の準備から完成後のニスがけまでの流れとそれぞれの工程ごとの絵の具の扱い方を学びます。

高校や予備校で油絵を描いてきた、という学生も、ここまでじっくり絵画の構造の基礎を学ぶ機会は中々無かったかと思います。

表現を支えるのは知識と技術!今回学んだ基礎は、これからの制作に必ず役立つでしょう〜!

 

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【支持体制作】

 

そして授業最後の1週間は、全員一緒に支持体制作を学びます!

1週間で木枠あるいはパネルを制作し、後期の美術演習Bで使用します。

今まで画材屋さんで購入していた木枠も、作り方さえ知っていれば自分で作れます。

F・M・P・Sといった規格や号単位のサイズに囚われることなく、自分の表現に合ったオリジナルサイズのキャンバスを作れるようになります。

 

これから制作する中で、木工作業は様々な場面で必要になります。

支持体制作の期間に学んだ技術を、これからの制作にどんどん活用してほしいです!

 

以上、美術演習Aの紹介でした〜!

 

 

 

 

(奥友)


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