群馬ビエンナーレ&伊藤ちさと個展 10/10,2010
2010年10月11日 カテゴリー:個展・グループ展
10月11日で終了する群馬青年ビエンナーレにやっと行って来ました。この展覧会は出願時16歳から29歳までの若手作家を対象に2年に1回コンクール形式で行われています。会期は7月31日からと長期間にわたり開催されました。全国から応募した792人(組)1119点の内から52人53点が入選し展示されました。今回は残念ながら本学からは入賞者は出ませんでしたが、5人の入選者があり、力作が展示されていました。
2008年大学院修了の佐藤修康君(主査教員:高橋)の作品です。230×200cmの大作です。
上下共に2002年学部卒業の箱嶋泰美さんの作品です。2点とも入選していました。
2007年大学院修了(主査教員:近藤)の原田郁さんの2点組の作品です。彼女は現在は助手として勤務してもらっています。
2007年大学院修了の松宮硝子さん(主査教員:高橋)のインスタレーション作品です。白っぽく見える部分はガラスで出来ています。
在学生、卒業生ともに良く頑張っていました。全体的にも見応えのある展覧会でした。
この日はもう一カ所展覧会を見て来ました。群馬と埼玉の県境からほど近い埼玉県行田市の秩父線武州荒木駅の近くに、昨年多摩美を卒業した I 君が地元に帰り友人数人と立ち上げた展示スペースです。こけら落としとして昨年本学学部を卒業した伊藤ちさとさんが個展を開催してます(8/14〜11/14の土日のみ)。展示スペースとは言え外観はまだ看板も出ていない普通の住宅です。しかし、地方のこうした場所にあえて展覧会のためのスペースを作ったことは非常に面白いと思います。http://rusk-gyoda.com/
小さな看板と出迎えてくれた当人ですが、普通の玄関ですね。
2階建て一軒家の2階部分が3室展示スペースになっています。手作り感あふれてますが、若々しいエネルギーも満ちているようです。
大作数点と多くの小作品が3室に展示されていました。彼女も卒業後働きながら制作を続けています。大学教員として今日のように卒業生の元気な展示に触れられるのは何よりの喜びです。ちょっと遠かったですが良い一日でした。
(教員:近藤 昌美)