東日本大震災3/11、2011
2011年3月15日 カテゴリー:その他
ご存知の通り11日に未曾有の大地震が東北沖で発生し、関東全域にまで被害を及ぼしました。被災地の中心である東北太平洋沿岸地域では経験のない津波に襲われ多くの犠牲者を出しました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、ご家族、ご親戚、ご友人が該当地域にいらした在校生、卒業生もいらっしゃることでしょう。本学内でも地震当日50名以上の学生が春休みのアトリエで制作等をしていましたが、幸い怪我人もなかったようです。しかし、都内に勤務する多くの方々と同様、交通手段の遮断から帰宅することが出来なくなり、絵画アトリエ内に一泊せざるを得なくなりました。ちょうど絵画棟内に教員の高橋教授もいらしたので、高橋先生の指示のもとパニックになることも無く比較的平静に過ごすことが出来たようです。また、棟内で営業している画材店トゥールズさんからも販売していた食品の提供もあったようで、助かりましたし、感謝したいと思います。
また、来る18日に予定していました学位授与式(卒業式)、祝賀パーティーも余震の可能性、輪番制の計画停電や鉄道状況の不安定さなどから中止が決定されたと大学ホームページで発表されました。
http://www.zokei.ac.jp/news/2010/123.html
これは非常に残念なことですが、本学だけのことではなく、いたしかたない決定だと理解出来ます。後日諸状況が安定しましたら自主企画の学位授与式が出来たらと願っております。しかし、それもこれも首都圏の被害が少なかったからであり、東北の惨状を考えるにつけどうしたら良いのか学生達と話し合って行かなくてなならないでしょう。
私たちアートに関わる者として、また美術大学としても今回の試練にどう立ち向かって行くのかが試されています。教員、学生一丸となり頑張って行きましょう。
立ち上がれ!頑張れ日本!!!
(教員:近藤 昌美)