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前沢知子先生展覧会のお知らせと掲載記事のご報告

展覧会のお知らせと掲載記事のご報告です。

飯田市美術博物館にて、前沢知子(概念非常勤)の展覧会が開催されています。

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『組替え絵画/私たちの作品を見てください― 66/150 飯田市美術博物館にて2011 』

会期:2011年5月3日(火)− 6月5日(日)

開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日

主催 飯田市美術博物館

会場:飯田市美術博物館

〒395ー0034長野県飯田市追手町2丁目655ー7

TEL:0265-22-8118 FAX:0265-22-5252 http://www.iida-museum.org/

前沢知子は、1972年に長野県に生まれ、東京造形大学を卒業後、国内外の画廊や美術館での数々の展覧会において、人々が普段「気付かないこと」あるいは「認識とは何か」を作品制作を通して問うてきました。近年ではその対象を自身の体験をもとに教育や育児の領域にも広げ、ワークショップにおいても子供たちが手足全身を使って思いっきり生き生きと制約なく描くことができる広々とした場を設定し、「人はなぜ描くのか?」を実践しています。

21世紀をむかえて以来、様々なパラダイムチェンジが起こっている近年の社会環境の真っただ中において、今回の飯田市美術博物館における展覧会は、美術館の既存の建築的構造物、丸や四角の柱、はたまたガラス越しに見える桜の木の移り変わりといったこれらの「要素」と「絵画」を関係ととらえ、鑑賞者その人なりの「絵画の借景」を眺めることができるでしょう。

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<作家コメント>

「絵画の借景」

私の生家は天竜川の渓谷にあり、窓から眺める風景は、川からの霧で木々が見え隠れし刻一刻と変化していました。それは眺めること(媒体/関わり)により、自然/空間に霧と木々とで現れる「関係性の空間絵画」でした。

ワークショップ『からだをいっぱい使っておえかきしよう!』で出来た素材を、作家の最低限の制作行為(トリミング)により平面150枚にして、うち66枚を構成し、自由に組替え可能な『組替え絵画』作品として展示しています。

ワークショップでは床一面の巨大な紙の上で親子が全身でお絵かきすることで、描画行為の本質(原初的欲求/身体性)を体験しました。「発達と認知」「現象と場」「行為と環境/状況/コミュニケーション」など社会の「あらゆる関係性」が、媒体を通して空間要素と関わり、関係性の絵画空間「絵画の借景」が現れます。

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また、展覧会の様子が信濃毎日新聞、南信州新聞(『続アートから広がる可能性』連続コラム1〜5)などで紹介されています。『世田谷ライフNo37』(枻出版社)では「EDGE of FACE」(企画協力:勅使河原純/美術評論家・元世田谷美術館副館長)では、世田谷美術館でのワークショップとともに作家紹介として掲載されています。

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『世田谷ライフNo37』(枻出版社)「EDGE of FACE」

(助手:真之介)


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