卒業生展覧会
2012年2月17日 カテゴリー:個展・グループ展
卒業生の何人かから案内状を貰いましたので観て来ました。
まずは新宿区の東京オペラシティアートギャラリーのコリドールで展示中の佐藤翠さん(10年大学院修了、主査教員:母袋)です。
http://www.operacity.jp/ag/exh140.php
彼女はアートアワードトーキョー2010での小山登美夫賞受賞に続き、パリでのレジデンス滞在など非常に評価が高まって来ている作家です。今展も充実した展示で見応えがありました。
今回は大学院在学中に比べても幅の広い作品群を展開していて、観る側としてもよりはっきり彼女の作品観が理解出来ました。
次は、助手の青木豊さんが参加している展覧会です。世田谷区弦巻の”XYZ Collective”というアーティストランスペースでの展覧会で、駒沢大学駅から徒歩20分近い住宅地の中に天井の高い贅沢な空間がありました。感心したのはそのスペースの運営も、今展のキュレーションもまだ美大を卒業して間がない若いアーティストがしていて、私達の時代とはまた違うエネルギーを感じました。参加作家同士がお互いに評価し合っていて実現出来た展示だと感じました。
会場風景です。
青木さんの作品です。写りが良くないですね。キュレーターの方が熱く青木さんの作品を語ってくれたのが印象的でした。
次は、台東区のアートラボアキバでの戸泉恵徳さん(04年学部卒業)の個展です。
http://art-lab.jp/alab_024.htm
独特な感覚の写実ですが、前回のこの画廊での個展作品より見応えがありました。
最後に、ターナーギャラリーでの母袋先生の企画展です。しかし、すでにしっかりしたリポートがアップ済みですので簡単に報告します。今展は母袋先生のゼミ、卒制担当学生の展覧会ですが、学部4年生とは思えないほどの完成度、充実度でした。先生の丹念な教育の成果が学生達の作品を通して伝わって来ました。
参加学生の佐々木君が出迎えてくれました。
(教員:近藤 昌美)