中之条ビエンナーレ 2013
2013年9月30日 カテゴリー:個展・グループ展
現在、群馬県中之条町で開催中の「中之条ビエンナーレ2013」に卒業生3名が参加していますので、観て来ました。
会場は、広範囲に散らばっていて、そこを地図を頼りに回って行くのですが、アートツーリズムとでも呼べるのか、相当多くの来客数で、地域に根付いていてとても素晴らしかったです。
まずは、道の駅「霊山たけやま」の茶室で展示していた、卒業生の橋本直明さんです。茶室をのぞくと内部はミラーボールと電飾がきらめいていて、面白かったです。タイトルは「たけやまないと」。
次は、伊参スタジオという廃校になった校舎を使った会場の体育館を1人で使っていた、卒業生の鈴木のぞみさんです。
タイトルの「窓の記憶/中之条町」というとおり、町内のあちこちの建築物の窓から見た風景を、その窓に写真として焼き付けたもので作られたインスタレーション作品です。規模も大きく素晴らしい作品でした。
下の画像1枚目は伊参スタジオ全景、その左手奥の体育館が鈴木さんの会場です。
次は、四万温泉会場の廃業した商店を会場にした、南条嘉毅さんです。南条さんは現在概念表現指標の講師もしてもらっています。
http://yn.uguisumori.com/home.html
南条さんは同会場で2011年にも展示していて、今回は2度目の参加でした。
こうした、その場まで足を運ばなければ観られない、しかも場によって作品内容も方法も異なるサイトスペシフィックな作品も、絵画専攻の中から生み出されるのですね。
(教員:近藤 昌美)