毛から
2015年1月7日 カテゴリー:個展・グループ展
2月13日(土)から12月20日(土)まで東京造形大学CS Galleryにて大学院1年生 顧真源 劉藝 戴勇強による「毛から···」MIME三人展を開催していました。
「源」 木綿、シルク、ウール、糸 (型染め)
劉 藝(美術研究領域1年生)
我々人間は、ひとりで世界へ来て、ひとりで世界を離す。気がつかないうちに、孤独な身体が毛をもって一緒に生老病死する。毛の色、数、密度からわずかな変化によって、生きのプロセスを記録していた。しかし、その中に、毛の自身はとめとなく、誕生、死亡の循環を繰り返している。仏教語で「涅槃」という言葉がある。その仏教徒たち最も崇高な追求は毛に映し出しているではないか。
「ケ」私達はこの世のケである
キャンバス 油彩 石粉粘土 350cmx140cm
戴 勇強(グラフィックデザイン研究領域1年生)
毛とは、不思議なものでした。身体の一部分ですが、植物のように無意識的に成長しています。もしかしたら、我々の身体の中に無意識的な意識があるかもしれません。だが、人間と毛とはもともと重ねている特性があるでしょうか。仏教では、前世と来世があると言われています。つまり、毛と同じ循環に成長、死亡のプロセスを繰り返しています。
「毛」ブックデザイン
(助手 野内)