2015年9月16日 カテゴリー:授業の様子
後期から2年生は立体表現が始まりました。普段は平面的な作品を作る事が多い絵画科ですが立体的な作品を作る事でより作品の視野が広がるのではないでしょうか。

3つのクラスに分かれます。木クラスでは小さい板や垂木から、丸太をチェーンソーでカットしたり彫刻したりします。先生がまずデモンストレーションをして安全を確保しながら電動工具を扱うことを教わります。

こちらは細密クラスです。電動ルーターで与えられた角材から削りだしたり、樹脂粘土なども利用し塗装まで細かい表情を表現する作業を教わります。

諸材クラスでは鉄板、石膏、発砲スチロールの加工の仕方を教わります。普段手にすることがあまりない材料が多く制作プランに一番合う素材と加工方法を学びます。

さて、こちらのお二人は、これからコンプレッサーを使い塗装をするところです。助手野内君がレクチャーをしています。しっかり防毒マスクをして挑みます。

そろそろ制作プランも練り上がる頃でしょうか。どんな作品が生まれるのか楽しみですね。
(助手 松本)
2015年9月7日 カテゴリー:授業の様子
本日から後期の授業が始まりました。1年生は版技法の授業です。リトグラフ、木版、銅版の3種の中から2種類の技法を選択し、約2週間づつ学びます。本日は先生方の講義とデモンストレーションと版の準備まででした。



説明だけでは、いまいち実感がわかないようですが、徐々に制作に入るのが楽しみですね。
(助手 松本)
2015年8月31日 カテゴリー:オープンキャンパス
オープンキャンパスでのワークショップのご報告です。
ワークショップ『お絵かき革命〜からだで描こう!美大生と描こう!〜』を行いました。アシスタントの学生と参加者の皆さんの活動の様子です。

今年のテーマは『イヴ・クラインの青』。
「自分にとっての青色」体験です。

導入の「お絵かき準備運動」では『イヴ・クラインの青』をテーマに進めていきます。
「自分にとっての『青色』とは?」子どもと美大生と一緒になって「青」のイメージを膨らませていきます。

「お絵かき準備運動」とは、想像力を高め描画活動を深めるための「体と頭の準備運動」です。

そしてドリッピングを中心に、全身での描画活動です。

美大生と子どもが一緒に描き、
美大生が絵具の様々な表現や遊び方を提案します。

服にも体にも描きます。

初対面でも絵具体験を通して、楽しいコミュニケーションの場となりました。
写真撮影:石居真信さん(3年生)、仁禮洋志さん(4年)、松本加奈さん(助手)
スタッフ及び関係者の皆様、ありがとうございました。
前沢知子
(助手 松本)
2015年8月4日 カテゴリー:合評会
2年生は映像技法の合評会でした。普段とは違う形態の作品で展示プランをそれぞれに練って展示していました。



そして合評会後は映像技法でお世話になった先生への感謝もこめて打ち上げでした。今年は先生方が選出した優秀作品には特別賞が贈られました。

杉本莉菜

堀江真央

佐々木翔太

川上美菜

時山桜

波多野樹朗

打ち上げで一人一人特製メダルと賞状を生嶋先生から直々に頂きました。メダルと賞状は助手西平と岩渕の手作りです!

(助手 松本)
カテゴリー:合評会
1年生はテンペラと日本画の合評会がありました。時間をかけて緻密に描き起こすテンペラと、顔料と膠と金箔と普段慣れない素材を扱う日本画、それぞれの技術が身についたのではないでしょうか。
授業の様子。


合評会の様子。


そして合評会番外編。放課後に制作していた作品を教授に見てもらおうと廊下に列ができました。制作意欲旺盛な学生がこうして作品を持ってくる事は先生方も嬉しいようです。丁寧に一人一人作品を講評されていました。


(助手 松本)
2015年7月18日 カテゴリー:オープンキャンパス
本日7月18日土曜日と明日19日日曜日は東京造形大学のオープンキャンパスです。今年のテーマはスーパーマーケットを模していて賑わっています。


学生スタッフや職員もエプロンで学校内をご案内です!

1年生から4年生が使用しているアトリエでは前期で制作した作品を展示しています。






紹介した展示風景は一部です。ぜひ、1階から4階までの展示をご覧下さい。地下の版表現のアトリエではワークショップも開催中です!本日はリトグラフですが、明日は銅版を行っています。こちらもぜひご参加ください。現役の学生が丁寧に指導してくれます。他にはクロッキーのワークショップも開催します。

また進路相談も随時受付中です。先生方に作品を見てもらいたい方、大学の授業について詳しく聞きたい方、なんでも相談受け付けます。どの先生も親切丁寧に相談にのって下さいます。もちろん先生もエプロン着用です!

詳細は東京造形大学のホームページからもご覧頂けます!
http://www.zokei.ac.jp/opencampus/
(助手 松本)
2015年7月14日 カテゴリー:未分類

東京造形大学では高校生を対象としました大学体験講座「ZOKEIワークショップ
2015」を開催します。これらの講座はそれぞれの内容を体験することから美術へ
の興味を持つことと、東京造形大学の学びの雰囲気を感じてもらいたいことが目的です。
絵画専攻では「木炭デッサン入門講座」と、油彩の初歩的内容の「花を描く」
の2つの講座を用意しました。通常の授業や一般入試でも使用する広い絵画アト
リエを使用して制作します。デッサン用紙、油彩キャンバス(F15)も大学で用
意していますので、これからデッサンや油彩を始める、或は始めたばかりの学生
さんにお勧めの内容です。高校生の皆さん、是非ご参加ください。
大学HPの案内と申込み画面です。
http://www.zokei.ac.jp/admission/ws.html

(教員:生嶋 順理)
2015年7月7日 カテゴリー:レクチャー・ワークショップ, 未分類
6月16日 は市原研太郎さんにレクチャーしていただきました。

4時間を越えるほぼノンストップのレクチャーはとても刺激的でし た。ベネツィアビエンナーレの歴史、経緯などの丁寧な解説を忘れることなく、記述、レポートに留まることなく、ポストモダンの終焉、終わ り方にまで踏み込んでいく迫力に満ちた内容でした。殊に「純粋シミュラークル」に話が及び、絵画作品の例示に際して何度な何度も「純度」 「シミュラークル」「コピー」の語彙が熱を帯びて反復されたとき、レクチャーはマックスを迎えたように思いました。とても難解な内容で あったと思いますが、確実に学生にも届いたと思います。
僕自身も整理するのに時間がかかりそうですが、実は純粋シミュラークル概念の絵画作品への適用の際してのあの 展開のありように、絵画に従事する僕としては、イリュージョンを前提としてある絵画、像としてある絵画、シャイン、イメージそして聖画像 論争の経験も持つそんな絵画の特性が見えたようにも思えたのでした。
以下は市原さんのfbからの転載です。
母袋
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[ヴェネツィア・ビエンナーレ、レクチャー後記]
昨日は、母袋俊也先生のお招きで、東京造形大学にてヴェネツィア・ビエンナーレの報告会をしてきました。その結論部が少しぶれてしまいましたので、改めて説明してみたいと思います。
ビエンナーレのアルセナーレ企画部門に飾られた作品に関する解釈と評価で、金属(鉄)を素材とした彫刻を挙げ「純粋シミュラークル」を例証した後、アルセナーレの他の作品にもそれを適用しようとしたところで躓いてしまいました。私としたことがなんという詰めの甘さ!(まだ、ヨーロッパから戻った時差ボケが抜けないのか?)学生の方々に申し訳ないので、その後スライドで見せた作品にそって説明し直します(その場にいた学生は、作品を思い出してください)。
件の「純粋シミュラークル」は、彫刻ばかりでなく(というより鉄の塊の彫刻ですらそうなので、他の種類の作品には余計に当てはまる)、何かに似ているのだが何に似ているのか判明でないシミュラークルの純度が高ければ高いほど、作品は軽やか(ポストモダン美学の特性)に感じられる。それが、アルセナーレの企画部門の作品に共通して観察された。
しかし、シミュラークルとその美学で、企画部門の作品のすべてが言い尽くされることはない。それは作品の形式の次元であり、内容は別の話だからです。このように作品の形式と内容がきっちり分けられるのも、作品が純粋シミュラークルに到達している(これがポストモダンのピークにして終焉を告知する)からと言えるでしょう。
作品の内容のレベルは、形式としての純粋シミュラークルと重なり、二重映しになって各々の表現を構成しているのです。スライドで見せた絵画についても、どこかで見たようでありながらどこにもない純粋シミュラークルで、それが内容の素材とイメージと意味とを包み込んでいる。レクチャーの最後に挙げた、my favoriteのドキュメンタリーもインスタレーションもオブジェも映像もパフォーマンスもコンセプチュアル・アートも、事情はまったく同じです。
このようにして、ヴェネツィア・ビエンナーレのアルセナーレにおけるエンウェゾーの企画部門は、一貫して形式と内容の二重構造を示していて、これが他のナショナル・パビリオンで展示された作品との決定的な相違点になっている。それが企画部門の作品の洗練されたクオリティを保証しているのです。
レクチャーの機会を与えていただいた母袋先生にお礼を申し上げます。
この後記に付随して、ビエンナーレ(アルセナーレ)の作品の写真をアップしておきましょう。
https://www.facebook.com/kentaro.ichihara.7/posts/876510235754191?pnref=story
(助手 清原)
2015年7月1日 カテゴリー:授業の様子
2年生は現在集中授業、映像技法の授業の真っ最中です。まずカメラの仕組みや原理から学ぶためにピンホールカメラを自分たちで作り、撮影します。



うまく撮れたのでしょうか?現像がたのしみですね。

暗室での注意点や、現像の仕方について教わります。

ピンホールでカメラの原理を学んだ後3コースにわかれます。まず写真コースではフィルムカメラを使って制作します。

フィルムの現像から焼き付けまで自分の手で行います。


シルクコースでは自分で撮った写真や雑誌の切り抜きを使って版を作ります。刷る場所を限定しないのがシルクスクリーンの特徴です。

リトグラフコースでも撮った写真をもとに版を制作します。自分で描いたドローイングなどと組み合わせて版を制作することもできます。

制作しながら先生と面談をし、今後の制作プランを相談します。技法に慣れてきて作りたい作品も見えてきたのではないでしょうか。
(助手 松本)
2015年6月30日 カテゴリー:お知らせ
本年度から、絵画の助手が一人増えたことを皆さんはご存知でしょうか!
岩渕華林(いわぶちかりん)と申します。
主に版表現を担当しておりますので、普段は地下の版表現準備室におります。
絵画事務室にはたまにしかおりませんので、ダレなんだ!と不思議がる方も多いことかと思いますが、
みなさんどうぞよろしくお願いいたします。
岩渕 華林 [www.iwabuchikarin.com]
1985 神奈川県生まれ
2009 東京造形大学美術学部絵画専攻 卒業
2011 東京造形大学大学院美術研究領域 終了
個展
2015 Der-Horng Art Gallry(台湾)
2014 ギャラリー椿
2012,2010 ギャラリー椿GT2
2009 gallery坂巻
主なグループ展
2015 「FAIR2015」(ギャラリー椿)
2014 「文学とアートの出逢い」(麻布十番パレットギャラリー)、「版画との対話」(Galerie412)ほか多数
アートフェア
ART TAIPEI(台湾),Young Art Taipei(台湾),KIAF(韓国),ほか
受賞
第33回、35回全国大学版画展買上収蔵賞
第1回fei print award オーディエンス賞
収蔵
町田市立国際版画美術館
装丁画、挿絵
「あとかた」千早茜 著/新潮社、「移された顔」帚木蓬生 著/新潮社
「春狂い」宮木あや子 著/幻冬舎、「E CORRONO ANCORA」by Tiziana Luciani/Frassinlli
現在 文芸誌”小説推理”「夜のふち」千早茜 著 挿絵担当中
など

Photo:Takaaki Akaishi
(岩渕)
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