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大学版画展 於、町田市立国際版画美術館

12月4日から12月19日まで、町田市立国際版画美術館にて全国大学版画展が開催されています。この展覧会は?大学版画学会が主催し今年で35回目となるもので、全国で版画に関わる大学50校余りから250人を越す展示参加者が出品しています。各大学が取り組む版画教育の成果とこれから活躍する新しい世代の作品を一同に見ることが出来ます。本学からも選抜された11人の学生が出品しました。そして『町田市立国際版画美術館収蔵賞』が全体で30点ほど選ばれるのですが、本学からは5名の受賞者を頂くことが出来ました。これは今年の各大学の受賞者数では最も多い人数です。なかでも上田裕子さんは3年生ながら僅差の第2位の得票数で受賞し、大変嬉しい評価を頂きました。大変充実した展示ですので、是非ご高覧下さい。

本学出品者: 岩渕華林、数見 亮平、廣瀬理紗、藤崎美和(以上大学院2年)  藤木祐里恵(大学院1年)大平歩 山城有未 坂本久美子 神山亜希子 桜井希佳(以上学部4年生) 上田裕子(学部3年)

大学版画看板

東京造形大学の展示壁面

東京造形大学の展示壁面

受賞者作品の紹介

岩渕華林

岩渕華林   IWABUCHI Karin

作品タイトル: 蛹化

作品サイズ(イメージサイズ):90×60cm

技法:シルクスクリーン

広瀬理沙

廣瀬理紗  HIROSE Risa

作品タイトル: Document ー気配のテイスト?

作品サイズ(イメージサイズ):100×80cm

技法: 木口木版

藤崎美和

藤崎美和     FUJISAKI Miwa

作品タイトル:Link

作品サイズ(イメージサイズ):120×90cm

技法:凸版

藤木佑里恵

藤木祐里恵  FUJUKI Yurie

作品タイトル:世界の中心の大樹の物語?Heresvelgr?

作品サイズ(イメージサイズ):71×97cm

技法:リトグラフ・エッチング

上田裕子 視 

上田裕子 UEDA Yuko

作品タイトル: 視

作品サイズ(イメージサイズ):88.3×68cm

技法: リトグラフ

(教員:生嶋 順理)

卒業生個展

本学学部を2006年に卒業し現在東京芸大博士課程に在籍している、高倉吉規君の個展に行って来ました。千代区の3331ギャラリーで12/26まで。本学学部を卒業した当時から基本的な画風は変わっていませんが、大きく異なっているのは具象化して来たことです。しかし、大作を勢力的に制作しているようで本人には会えませんでしたが、頑張っているなと感じました。

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http://www.3331.jp/schedule/000739.html

(教員:近藤 昌美)

原田郁/平嶺林太郎/木下直耶/村上真之介 [rgb+exhibition vol.2] 東京造形大学絵画専攻助手展

[rgb+exhibition vol.2] 東京造形大学絵画専攻助手 展

2010年12月7日〜12月22日 本学12号館1階「ZOKEI Gallery」にて
東京造形大学絵画専攻助手  原田郁/平嶺林太郎/木下直耶/村上真之介 による研究発表展を開催いたします。

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昨年に引き続き2回目となる[rgb+ exhibition]はメンバーを3名から4名に、また今回は、タブロー・インスタレーション・版画・映像作品と四種四様それぞれの表現形式で構成されます。

東京造形大学絵画専攻 専任教員 母袋俊也「rgb+ exhibition vol.2 2010」に寄せて

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原田郁 / Harada Iku

今、私達は小さなデスクスペースとPCひとつでどこにでも行け、何でも出来てしまいます。ネットグローバル化の現代は、その表層だけでリアリティを得られる革新的な時代である一方で、現実世界では物事の真意・質や量・時間・場所性までもが意味をなさなくなって、すべてが均等なボリュームで存在し、自分の存在までもが宙に浮いているように思えます。
そんな世界で、私は自身のインナースペース探しを始めました。そのスペースでは散歩したり思考したり、風景をスケッチしたりとゆったりと時間を過ごしています。そしてその場所でスケッチしてきたものを私の小さなアトリエで描き直す。そんなやりとりをして自分の居場所の確認をしています。

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平嶺林太郎 / Hiramine Rintaro

今ここに生命体として、在るという実感。その実感は記憶というかたちで継続されている。今創られる世界を疑いながらも大きな抵抗もなく引き受ける。優れた思想や記憶は、遺伝因子を変化させていく。

アイムアダイバー【生まれながらにして持つ能力を、親族構成や無意識行為、現在に至るまでの思想と表現を分析し、アーティストの本質的表現のあり方を探る活動】

Mrs.Yuki【2006年に、昆虫や爬虫類の生体に関心のある大久保具視と、生物の遺伝交配に関心のある平嶺林太郎が結成したボールパイソンの遺伝検証とその魅力を発信するチーム。ボールパイソンの多様な色彩と模様の遺伝形質を通して、私たち人類の本質的表現のあり方について日々考え、生まれてくる世界を体感していく。】

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木下直耶 / Kinoshita Naoya
画面の向こうには様々な画像が氾濫している。本来、そこに附与されているはずの意味や価値は剥離し、光を放つ画面の向こうでは全てのものは希薄で今にも消えてしまいそうだ。そんな状況は画面のこちら側にいる私の存在さえもあやふやなものに変えてしまう。まるで陽炎のようにゆらゆらと怪しく浮かぶ人間や豚の像の世界で私はあやふやな自己の希薄さを嘲笑しつつ遊ぶのだ。

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村上真之介 / Murakami Shinnosuke

僕は一貫したテーマや、コンセプトを持っていない。きっとそれらを意識することに歯止めをかけている。それは、作品設置から3ヶ月経ち、半年が過ぎ、一年が巡ったところで作品を振り返り、ようやく思考が自らの制作物に追いつくという行為の繰り返しから作品の持つ意味を手に取るからだと、今なら言える。

単なる後付けだが、僕にとって制作行為とは扱う素材に近づいていく行為の連続なのではないかと実感している。自己を取り巻く風や光、言葉をモティーフにし制作しながらそれらから生じる現象の渦にダイブしていき、幾重に重なる思考の層に潜るうちに、素材は自ら発生する奇跡を見せてくれる。作品は行為の結果であり、意味は常に隣に存在している。

ような気がするんだ、最近。

そしてこれからも僕は過去を振り返りながら見落としてきた物を拾い集めていくのかもしれない。

東京造形大学にお立ち寄りの際は是非ご高覧ください。

会期:2010年12月7日〜22日 日曜休廊

開館時間:午前10時〜午後5時

会場:東京造形大学内12号館ZOKEI gallery

企画:母袋俊也

お問い合わせ:東京造形大学絵画事務室 042-637-8423

アクセス:東京造形大学 〒192-0992 東京都八王子市宇津貫町1556 JR横浜線相原駅「東口」→大学:徒歩15分/スクールバス5分

(助手:原田)

今日の旧棟 12/4,2010

CAMABOCO展で在校生、卒業生作家達の作品でフィナーレを迎えた旧絵画棟が現在取壊され、仮囲いの中はほぼさら地状態になり、取り壊しの残骸が残っているだけになっています。

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これらは1週間ほど前ですね。

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下の2枚は今週です。お世話になった旧絵画棟は残骸を残し取壊されましたが、現在は日々新アトリエで学生達が元気に制作しています。ノスタルジーも対象物が無くなると弱まるものでしょうか。

(教員:近藤 昌美)

9 songs 12/4,2010

六本木のGALLERY LARA TOKYOで11/24〜12/4まで「9 songs」と題された9名の作家によるグループ展が開催されていました。9名のうち4名が絵画専攻の現役の助手とかつて助手をしていた皆さんでした。また、1名は院2年生でした。小品中心のグループ展でしたが、心地よい空間に仕上がっていました。

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数見亮平君(院2)の鏡の作品が出迎えてくれました。

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壁はかつての助手の松永悠一郎さん。

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壁は現在の助手の木下直耶さん。リトグラフですが全展示作品を撮り切っていません。

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現在の助手の村上真之介さん。ビデオインスタレーションです。

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上の2つの画像はともにかつての助手で現在は非常勤講師を務めてもらっている常田泰由さん。ご紹介した本学出身者に限らず、小さいながらもクオリティの高い作品達でした。

(教員:近藤 昌美)

卒業生個展&SO×ZO展 11/24,2010

既に会期は過ぎてしまってますが卒業生の個展を二つご紹介します。DSC02638CIMG5497

2004年学部卒業の戸泉恵徳君の個展は11/27まで台東区浅草橋のギャラリー アートラボ・アキバで開かれていました。アクリルで緻密に描かれています。学生時代はエアブラシによる細密描写でしたが気質はそれほど変わってないようです。

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2003年に卒業し、一時期助手も努めてくれていました磯上尚江さんの個展は11/27まで北区のギャラリー世都(セツ)で開かれていました。彼女は版表現を卒業し木版画家として活動しています。

この日は本学の創立者である桑沢洋子先生の生誕100周年記念事業であるSO×ZO展にも行って来ましたので、絵画専攻出身者の作品を中心にお見せします。造形ホームページにも既に載ってますが、さすがにデザイン系の皆様のが多いですね。

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BUNKAMURAギャラリーでの母袋先生の作品(上)と彫刻の三木先生の作品越しに見えるのは卒業生で以前非常勤講師を務めていただいていた小林良一さんの作品(下)です。

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桑沢ビル会場の高橋淑人先生の作品です。

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上から現在講師の今沢先生,前沢先生、2001年学部卒業の山本竜基さんの各作品です(ともに壁の平面作品)。ホームページにも展覧会風景がありますので見てみて下さい。http://www.kuwasawa.ac.jp/sozo/

(教員:近藤 昌美)

漫画単行本

漫画家としてデヴューしている直近の卒業生二人の作品が最近そろって単行本化されたのでご紹介します。

一人目は2007年学部卒業の古田薫君です。ペンネームは「ビブオ」というらしいです。貧乏な兄弟を主人公にしたギャグ漫画です。

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発行は小学館で、同社の月刊誌に連載されていました。

もう一人は2009年学部卒業の真造圭伍君。彼も小学館の別の月刊誌に連載を持っていました。4年生次には3回ほど同社の週刊誌別冊に読み切りが掲載され、早めのデヴューでした。

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「森山中教習所」というタイトルで、廃校になった中学校が自動車教習所になっているという、何か不条理な感じの作品です。彼らは2学年違いで同じ指標だったのですが、共通しているのは在学時には一生懸命絵画作品を描いていたということです。卒制は二人とも大画面の絵画で非常に力作でした。書店で見かけたら、見てみて下さい。

(教員:近藤 昌美)

赤石隆明「Hyperplasia」2010.11/12-12/26 「キヤノン写真新世紀展2010」2010.11/6-11/28

大学院2年、赤石隆明の二つの展示が開催中です。

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「Hyperplasia」

場所:3331 Arts Chiyoda 3階、g?/ gallery

会期:2010.11.12(Fri)- 12.26 (Sun)

Tue – Sun 11:00-18:00 ?Mon. Open on appointment only.

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g?/galleryでは、2010年5回目の展覧会として、赤石隆明の個展を開催致します。赤石は現在東京造形大学大学院に在学。4回の個展の他、2009年にはグループ展「THE EXPOSED #4 ?PROJECTion」(大阪CASO)に参加し、同年学部卒業制作がa.a.t.m(アートアワード東京・丸の内)に選ばれ、注目を集めています。赤石は、額装された写真やプリントを空間に配置し、日常に溢れるイメージとイメージの中の風景を組み合わせたインスタレーション作品で、見る者の感覚を揺さぶります。最近では作品における作者の存在や、他者との関係性を問う試みとして友人の作品を自らの作品に取り込むなど、若手写真家の中で、写真というメディアに対して最も挑戦的に取り組んでいる作家の1人です。ぜひご高覧下さい。

3331 Arts Chiyoda http://www.3331.jp/

g?/ gallery http://g3tokyo.lolipop.jp/g3/

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「キヤノン写真新世紀展2010」

場所:東京都写真美術館、B1F階展示室

会期:2010.11.6日 (Sat)?- 11.28 (Sun)

休館日:2010.11.15(Mon)、11.22(Mon)

入場無料

キヤノンの文化支援活動の一環として行っている「写真新世紀」は、新人写真家の発掘・育成・支援を目的に今年で20年目を迎えました。これまでに国内外で活躍する多くの写真家を輩出し、新人写真家の登竜門としても認知度の高い公募展です。今年の公募には、1,276名の応募がありました。本展では、応募作品の中から選ばれた優秀賞・佳作受賞作品とともに、昨年のグランプリ クロダミサト氏の新作をご紹介します。フレッシュで力強い作品の数々をお楽しみください。

東京都写真美術館 http://syabi.com/

キヤノン写真新世紀 http://web.canon.jp/scsa/newcosmos/

佐内正史氏の選考により佳作をいただき出品しております。「キヤノン写真新世紀展2010」は今月28日までの開催です。

どうぞ あわせてご高覧下さい。赤石隆明

(助手:原田)

形象表現2年生講評11/18、19 2010

形象表現研究指標2年生の後期の課題は2課題ありますが、その1課題目の講評がありました。9月に新棟に引っ越し、基礎授業である集中授業の立体表現が終わり、指標授業がスタートしたのですが新棟に越して来たので新たに仮設壁を皆で作ったりと制作時間がやや少なくなってしまいましたが、学生達は力作を出して来ました。講評は20数人の学生を2グループに分け2日を掛けて行われます。3、4限3時間で10人強を見る形になるわけですが各日3人の教員がひとりひとりの作品評に時間を掛けて行われます。

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アトリエ外部のテラスも使ったようです。

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彼の大作は白過ぎて良く写らなかったですね。

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講評後はアトリエで鍋パーティーで打ち上げです。

(教員:近藤 昌美)

朝日新聞朝刊埼玉版11/19.2010

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本学大学院を昨年修了した版画家、斉藤悠紀君が朝日新聞埼玉版(11月19日付け)に載っていました。新人発掘オーディションに受かり、個展を開催中といった内容です。記者が本人のアトリエまで取材に来てくれたようで、こうした新聞への取り上げも思わぬ副賞のようですね。小さいながらも励ましになるでしょう。

(教員:近藤 昌美)


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