2011年2月11日 カテゴリー:お知らせ, 五美大展
今日の造形大学は雪です

旧絵画棟跡にも雪が積もりました

森も雪に包まれています
13日から絵画は五美術大学展の搬入です。みなさん風邪などに気をつけてがんばりましょう!


東京五美術大学連合卒業・修了制作展
平成23年2月17日(木)〜2月27日(日)22日(火)は休館
国立新美術館 開館時間=10:00〜18:00 入場は17:30まで
講演会=「作品と言葉」講師=清水哲朗(東京造形大学美術学科教授)
会場=国立新美術館3階講堂 日時=2月20日(日)14:00〜15:30
(助手:真之介)
2011年2月4日 カテゴリー:個展・グループ展

2/1から入学試験が始まってます。絵画専攻はこれからですが、受験生の皆さん、頑張って下さい!
さて、卒業生と在校生のそれぞれの個展に行って来ました。卒業生は新宿区市谷のミズマアートギャラリーで1/26から開かれている山本竜基君(2001年学部卒業)の個展です。2/26まで。


ギャラリーを入るとタイトルをレタリングした壁を抜けると巨大な地獄図が出迎えてくれます。4メートル四方はあるでしょうか?その両側には球状の立体作品がありました。今回も、徹底した自画像というか自身をモチーフとした展開で、地獄で責められている人間も戯画化された部分も含めるとすべて山本君自身です。一見日本画的ですが近づくと案外筆致が盛り上がっていてその違いがわかります。


上2点は地獄図の部分です。他にも大作が2点あり、ともに自画像です。

この作品も縦が2メートル以上あったでしょうか。


こちらは、下図の部分でもお分かりなように自身が様々に切られ断面まであらわにしてます。球状の立体もその表面はすべて自画像で覆われていました。まったく脱帽です!展覧会後にはポーラ美術振興財団の助成を得て北京へしばらく渡るようです。http://mizuma-art.co.jp/exhibition/1291604585.php
次は在校生の個展ですが、形象表現研究指標3年の長谷川志保さんの展示が銀座の156ギャラリーで2/1から始まっています。2/12まで。このギャラリーのディレクターが本学の学祭であるCSでの展示を見に来て目にとまり企画されたようです。




上は本人です。油彩で丹念に描かれた作品群で、クオリティーもまずまずだと思います。ただ個展が決まってあまり時間的余裕も無かったですし仕方がないことかも知れませんが、個人的には売買の如何に関わらずもう少し大作が見たかったですね。これが彼女にとっての初個展ですが小さくまとまらず育って欲しいと思いました。http://www.kino19.com/ja/top.html
(教員:近藤 昌美)
2011年2月1日 カテゴリー:個展・グループ展
在学生と卒業生の展示に2つ行って来ました。1つ目は八王子市内のギャラリーJACOMANで学外の友人との二人展を開催していた形象表現研究指標2年生の小山しおりさんです。友人共々人物を中心とした絵画でしたが、彼女が形象に進んで来たこの1年間の制作上の実験が反映していて努力の跡も見えました。2/1まで。



上は本人です。彼女は入学以来一貫してしっかりとした具象を指向して来ましたが、単なる具象絵画ではない不可思議な雰囲気が現れて来ていました。

1/8から30までトーキョーワンダーサイト本郷で2004年学部卒業の池田衆君の個展が開かれていました。”trivial today, transient tomorrow” と題された展示は、彼が昨年のワンダーウォールでの展示で見せてくれたシリーズで、さらに規模を大きくし非常に見応えがありました。技法的には自身で撮影した写真の部分を切り抜いているように見えますが、風景が発光したような印象で視点が画面上をすり抜けて行くような不思議な感じでした。




(教員:近藤 昌美)
2011年1月24日 カテゴリー:ZOKEI展
1/22、23の土日に全学の卒業制作の学内展である「ZOKEI展」が開かれました。年明けのこの時期は学生にとっても、我々教員にとっても非常に忙しい時期で、学部の各学年の講評を済ませ院1の中間講評と展示が終わると、いよいよこのZOKEI展です。前日までの数日間で学部の卒制の審査を教員全員で審査講評し、院2の修了審査を主査、副査教員と審査員教員との3人で審査します。学生にとっては卒業、修了が掛かっているこの時期は大きなストレスでしょうが、非常に成長する期間でもあります。またZOKEI展ではこの後の新美術館の五美大展とは違い、空間的にも余裕があるので、展示規模が大きいのが特徴です。全員の展示はご紹介出来ませんので、何人か分かをお見せします。

美術館前の看板です。



まずは、12号館院棟の修了展示です。さすがに大学院は質も規模も良いですね。

新棟の吹き抜けでは巨大な院生の修了作品が出迎えてくれました。高さ5メートルはあったでしょうか。








一人一人の説明は控えますが、4つの研究指標の中でみんな存分に研究制作して来た成果が発揮された展示になっていたのではないでしょうか。また、新棟での初のZOKEI展は教員にとっても新鮮で楽しめました。しかし体育館や通常教室での個別展示もあり、すべてを撮影出来たわけではありませんのでこの場ではさわり程度のご紹介にならざるを得ませんので、ぜひ五美大展もご高覧下さい。
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:個展・グループ展
清澄白河のヒロミヨシイギャラリーで開かれている、2010年に大学院を修了した青木豊君(主査教員:近藤)の個展に行って来ました。彼は卒業制作でこのギャラリーとご縁が出来て、二人展や海外でのアートフェアへの出品を経て今回の初個展となりました。学部時代は立体も含めた作風でしたが、一時期絵画のみの表現となり近頃は再び平面、立体の枠を横断するような表現になって来ました。「マルチプライム」と題された非常に意欲的な個展でした。2/26まで。



(教員:近藤 昌美)
2011年1月10日 カテゴリー:個展・グループ展
群馬県高崎市の市立美術館で2007年学部卒業のましもゆきさん(広域表現)の個展が1/8から始まりましたので行って来ました。2/20まで。同美術館では「作家王国」と題して高崎市、または群馬県にゆかりのあるアーティストの展覧会を開催しているらしいのですが、今年はお隣の前橋市出身のましもさんの個展が「ゆめのおくそこ」というタイトルで企画されました。http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/art/ten1005.htm

高崎駅を降りると大きな看板が出迎えてくれました。


美術館入口のバナーと展覧会入口のましもさんです。


上は卒制ですが、今年描き上げた新作まで、学部卒業後の4年間の作品が展覧出来ます。


ミュージアムショップには、ましもグッズが売られていました。彼女はまだ卒業後間もないのですが、精力的に活動していて素晴らしいと思います。
下は、おまけと言っては何ですが彫刻の院を2009年に修了した平野尚幹君の作品が、同時開催の「I 氏コレクション展」(群馬在住コレクターのコレクション寄託展)で展示されていました。若手の作家の作品を中心にコレクションしている方らしく、ましもさんの作品もお持ちなようです。

(教員:近藤 昌美)
2010年12月26日 カテゴリー:個展・グループ展
09年に大学院を修了した大窪美咲さん(主査教員:松尾多英)が、25日まで銀座のギャラリーSOLで個展を開いていました。


彼女は多摩美の日本画から本学大学院に進学して来ました。院の途中から画材を油彩に変化させて来ました。今回はこのギャラリーでは2回目の企画です。今回は比較的小さな作品での展示でしたが、「HOTARU展#2」と題されているようにほのぼのとした画風は大変好感が持てました。ちなみに彼女は学内の画材店で働いています。

(教員:近藤 昌美)
2010年12月21日 カテゴリー:個展・グループ展
学部の1年生5人(網谷湖香里、氏家のり、加藤フリーダ、田中茜、馬場亜衣)が豊島区東長崎のターナーギャラリーでグループ展を開いています。24日まで。1年生も頑張っていますね!





作品はまだまだ未熟ですが、外に出て行こうとする意気は大変評価出来ます。これからも頑張って行って欲しいものです。http://www.turner.co.jp/gallery/
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:個展・グループ展
埼玉県さいたま市浦和の調(つきのみや)神社近くの古民家をアトリエに使っている卒業生が3人展を開いています。オープニングに行って来ました。荻原貴裕君(2005年学部卒業)、鈴木のぞみさん(2007年学部卒業)、橋下直明君(2009年大学院修了、主査教員:近藤)です。展覧会のタイトルは大家さんの名前を取ったこの建物への愛のようです。


橋下君の作品です。和室のペインティングと電飾の作品がミスマッチしていて面白いですね。


荻原君の作品は紙を使ったインスタレーションです。


鈴木さんの作品はフレームの作品と布のインスタレーションで2階の和室を満たしていました。

左から鈴木さん、荻原君、橋下君です。会期は2011年3月27日までの土日です(1/1〜9は休み)
http://sekiikinenkan.jugem.jp/
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:合評会, 版表現
12 月13日に2,3年生版表現の講評会が、また12月20日に4年生と大学院2年生の卒業・修了制作の講評を行いました。今年最後の講評会、それぞれに真剣 に取り組んでいました。2年生は一通り版の技法を学んだ後、自分の制作の中心となる版種を選び制作しています。3年生は各自の表現を確かにしつつある段階 です。そして4年生、大学院2年生は1月21日〜23日のZOKEI展(卒業修了制作展)へ向けて制作中。更に作品の質を高めるための最後の講評となります。

版表現2年生講評会

版表現3年生講評会
ここからは4年生卒業制作プレ講評会です。ゲストとして六本木にあるGallry Lara Tokyo ディレクターの若梅さんがいらっしゃいました。2月に4年生のなかから銅版画で制作する4人のグループ展を企画して頂くことになりました。

まだ制作途中。この上にシルクスクリーンで沢山の目が刷られ、床置き作品となる。

Tシャツにシルクスクリーンや刺繍で制作。ZOKEI展では販売もする予定。

カスタムメイドのドールもあり。展示方法を工夫しよう。

厚みの違う透明アクリル板に木版で刷った薄いフィルムにを貼り、これを浮かして並べて図像をモザイクで表現しています。因にこれは指輪。

銅版画のドライポイントでの制作。日本人離れした感じの画面作りで個性的(髪の色も)。

メゾチント技法による制作。卒制なので結構大きい画面を頑張っています。

リトグラフでの制作。紙の余白を意識した大きな画面です。技術的にも上手くなって来ました。
大学院2年の講評風景です。


沢山の木箱を作り積み上げて巨大なインスタレーションになる予定。溢れるエネルギーがテーマ。1月のZOKEI展が楽しみです。

1年間お疲れさまでした。楽しい打ち上げです。来年も良い制作を期待しています!
(教員:生嶋 順理)
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