入試参作コメント
2010年5月27日 カテゴリー:お知らせ
今年度の入試合格作品、数人分に教員がコメントを付けました。このブログの右側の欄からご覧いただけます。ぜひ、参考にして下さい。
(教員:近藤 昌美)
お知らせの記事一覧
2010年5月27日 カテゴリー:お知らせ
今年度の入試合格作品、数人分に教員がコメントを付けました。このブログの右側の欄からご覧いただけます。ぜひ、参考にして下さい。
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:お知らせ
09年度卒業生の坂田祐加里さんが、先日アート系フリーマガジンのアーティクルが主催する第3回アーティクルアワードのグランプリに選ばれたことは、すでにこのブログでご報告しましたが、彼女の記事がそのアーティクル6月号に掲載されましたのでご紹介します。
(教員:近藤 昌美)
2010年5月19日 カテゴリー:お知らせ
大学院2年の石森五朗君(主査教員近藤)がアート系ウェブマガジン、プラットフォーム誌からインタヴューを受け掲載されました。若いスタッフが作るウェブマガジンに若いアーティストがリンクして行くのを見ると、時代が変わっていくのが実感されます。下記から開いてみて下さい。
(教員:近藤 昌美)
母袋俊也《TA・TARO》展2010年5月5日(水)〜6月6日(日) 10:00〜18:00(最終日15時まで)(木曜休廊)
夢の庭画廊 長野県上田市前山264-3 tel 0268-38-3236
夢の庭画廊は、バラ園と陶工房を併設し、戦没画学生作品収蔵の「無言館」や日本近代夭折画家、関根正二、村山槐多らの「信濃デッサン館」のある丘陵に位置します。
5月5日より上田市、夢の庭画廊にて母袋俊也《TA・TARO》展が6月6日まで開催されています。
今展は、上田の風景をモデルに制作した“TA系”作品の出品。
(助手:真之介)
文房堂ギャラリーにて2つの版画展示が続きます。5月17日から22日までは4年生15名による版表現の4年生15名によるグループ展「版十六景」、5月24日から6月5日まではグループ展「版画の色ーリトグラフ」が行われます。ここ数日、大学の版表現アトリエでは、これに参加する造形大学関係の人たちに、リトグラフ作品の制作をして頂いています。様々な表現活動をしている人たちの制作風景を見ることは、学生達にとって何よりな勉強の機会です。そんなアトリエ風景をちょっとご報告します。
制作中の堀 由樹子さんは形象表現研究指標の、末永史尚さんは概念表現研究指標の非常勤講師の先生です。授業が終わると早速制作に取り掛かりました。ちょっとお邪魔だったのですが写真を撮らせて頂きました。
東京造形大学の版表現アトリエの良さは、版画だけに縛られない様々な表現方法と常に近い距離で制作していることです。この日のように他のコースの先生や学生も版を使って制作しますし、版の学生も広い視野を持って版での表現を実践してくれています。楽しくて刺激になる出会いが沢山あるアトリエです。
堀先生と末永先生です。制作中は楽しい世間話や真剣な絵の話もあるのです。
堀先生の学生時代の専門はリトグラフ。流石に華麗なローラー回しです。
リトグラフの制作は集中力と体力が大事ですね。
末永先生は、なんとアクリルで描画します。イタヅ・リトグラフィック仕込みの方法です。上手く刷れると嬉しくなりますね。
さて、ここからは4年生(16名)と3年生(22名)のアトリエ制作風景です。
まずは4年生から幾つか紹介します。文房堂ギャラリーでの学外展示に向けて制作しています。
水性木版での作品制作で大らかな絵を作ります。人柄もそんな感じです
額装中。版画はその画面に合った額装がとても大事です。
リトグラフの版を重ね刷りし柔らかい色の空間を作ります。
油性木版での制作ですが、普段はメゾチントで制作しています。
銅版画制作中。奥ではシルクでTシャツにも絵を刷っています。展示が楽しみです。是非ご高覧下さい。
ここからは3年生。今週末の講評会へ向けて制作を頑張っています。
リトグラフのアルミ版に描画中です。集中してますね。
二人とも木版で、それぞれにユニークな画面を制作します。
沢山刷ってちょっと一息、おやつの時間です。
皆、それぞれの個性を形にして行きます。
楽しそうですね。でも机は整理整頓しましょうね。
(教員:生嶋 順理)
2010年4月19日 カテゴリー:お知らせ
昨秋、青梅市で開催された〈アートプログラム青梅2009「空間の身振り」展〉
2009年 11月7日(土)?11月23日(月)
カタログA4、全100ページ刊行。
今回が7回目になるアートプログラム青梅は青梅織物工業組合施設、吉川英治記念館、旧都立農林高校講堂、青梅市立美術館さらに青梅市街をフィールドに作家と造形大、武蔵美、多摩美、明星大学の学生によるサイトスペシフィックな作品展開が試みられてきています。加えてワークショップ、シンポジウム、交流授業などが多角的に展開されてきています。本プログラムは、青梅市と文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業の共催に加え。本学も含め4大学の協賛を得てのアーティスト・イニシアチブな活動でもある産学公の恊働プログラムである。
本学からは母袋俊也、大学院生、村上真之介、磯邊寛子、藤崎美和、半田貴功、佐藤慎吾、山根一晃が参加しました。母袋俊也はBOX-KIOKU(旧都立繊維試験場)C室で横長フォーマートのTA系と正方形Qf系絵画の対峙的な展示を試みました。
テキスト:母袋俊也「青梅3年あるいは7年」? ?
MTD-1
左(箱内) M361 Qf・SHOH 150-3op
箱 Qfキューブ 150,09-1
奥壁 M337 Qf・SHOH 220
MTD-3
右 M350 Qf・SHOH 150-4
箱 Qfキューブ 150、09−1
本年度学生展のテーマは「PREMIUM OME」として、村上真之介、磯邊寛子、藤崎美和、半田貴功、佐藤慎吾、山根一晃の各々が展示場所へのアプローチや街の人々との対話を通し市街地で作品を展開しました。
磯邊寛子「那由多」
コメント:
時間と光の変化の中、同じ景色でも見え方が変わるように、絵画もその景色とともに変化してゆく。半透明の表面が透け、光とともに背景の景色を内包させ、その瞬間の色が絵画とと解け合い、画面に映し出る。散歩がてら行った公園で偶然遭遇してしまう接点、美術館などの室内とはまた違った変化する見え方、作品との接し方が出来ればと思います。
佐藤慎吾・半田貴功 「Ultramodern」
コメント:
背景が大きく山に囲まれている街、青梅。東京では珍しいこの景色。自然と人工、今昔の関係で成り立っているこの青梅の全景をずっと見渡せられたら面白いだろうな。そう考えた私たちは青梅の風景がループする映像を、昔ながらの幻灯機を使って映写した空間を作ってみました。世界の国旗も添えて。
藤崎美和 「風景の中の風景」
コメント:
部屋の中の柱に出来る凸凹を摺とって絵をつくりました。自然に出来た凸凹は不思議な形をしていて、一見なんでもない形の集まりでも風景のように見えてきたりします。摺りとられた形を見て何に見えたか想像してもらいたいです。
村上真之介 「風に路を用意する/2009の青梅で」
コメント:
高校に建てられた古い木造の講堂。その脇にある増設されたヒビの入ったコンクリートの階段。そこに風の路を増設しました。三週間という短い時間の中で風が通り抜け、風の記憶が少しでも留まることを期待して。
山根一晃 「扉」
コメント:
ふとテレビに目を向けるとそこには自分と全く関係ない世界のどこかで起こった事件について語られていた。僕はそうした風景を漠然と見るだけで事件についての言説を持ち得ることに必死でいる。何一つ行動を起こせないのだ。僕はただ画面に向かって途方にくれるばかりだ。
下記テキスト内の学生展へのレビューは鷹見明彦(美術評論家)、武居利史(府中市美術館学芸員)の両氏による執筆です。
テキスト:鷹見明彦レビュー 武居利史レビュー
ちなみに鷹見氏テキストのタイトル「風に路を用意する」は、村上真之介の作品タイトルからの引用でもある。
問い合わせ:アートプログラム青梅実行委員会
http://www.art-program-ome.com
(文責:母袋俊也)
(助手:真之介)