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家を縛るプロジェクト

現在、形象表現研究指標で非常勤講師をされている松本春崇先生のプロジェクトのお知らせです。

1986年多摩美術大学大学院修了後、フランス政府給費を受け1987-89年、パリのエコール・デ・ボザール(C.ボルタンスキーに師事)留学。2003-04年、文化庁の派遣によりニューヨーク滞在し、写真や映像、絵画、彫刻など多岐に渡る作品を国内外で発表してまいりました。

制作素材にとらわれない様々な表現スタイルには松本先生の「我々はルールを作りそれらに自ら縛られながら生きている」という問題意識が強く影響しています。

近年数多く制作を行って来た「家を縛るプロジェクト」では、現代の生活には欠かせない「衣・食・住」いうルールの中、縄文時代以降われわれを縛り続けている「住」という言葉に縛られる我々をアイロニカルに表現してまいりました。それらの表現には人口の増加や環境破壊、リーマンショックなど大きな意味で「人が住まう」という問題から派生したこんにちの社会問題を現在進行形で予見しているのかもしれません。
今回の展覧会では松本先生が近年制作に力を入れている「家を縛るプロジェクト」の一環として10月8日(予定)長野県松本市の民家でプロジェクトが行われます。

よろしくお願いします。

(助手: yasuyo maruyama)


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