2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

ベルリン展8/16,2010

CIMG26491

今夜ベルリンから一時帰国しました。26日に再渡航です。今回は国際交流基金、野村財団、ポーラ財団、本学等の助成に支えられた企画でした。29日の最終日のイベントと搬出のために再度ベルリンに赴きます。上は私の展示風景です。オルタナティブな会場ですので設備的には不備ですが興味深い場所であり、運営形態でした。ベルリンは非常に刺激的な街ですが、決して恵まれているわけではなく、東京もアーティストにとって非常に良い街だと再認識しました。ただ、街は経済だけで動いているわけでは無いようで、売れる売れないを意にしないような美術状況を感じられたのは良かったです。もし彼の地に本学の交流提携校があれば学生のためにはなる街だと感じました。詳細は9月に再度戻ってから報告します。私の不在中に,新棟への引っ越し等の諸問題を快く引き受けて下さった諸先生方や助手の皆さんには感謝し切れないですね!ありがとうございます!

(教員:近藤 昌美)

To-Beトーキョーベルリン展オープニング8/7、2010

私が参加している東京ベルリンコミュニケーションアート展のオープニング風景を報告します。オープニングは7日土曜だったのですが、日本人側パフォーマンス作家のパフォーマンスも数多くなされ、来場者は500人近かったと報告されました。ベルリンはコマーシャルはもとよりかつてからオルタナティブな活動が盛んで、こうした展覧会のオープニングパーティーも大変多くの人達が足を運ぶようです。

CIMG2696

人が集まって来たところです。ベルリン側が手配したラーメンの屋台が縁日みたいでした。アーティストは1杯無料!来場者は7.5ユーロ(1?=120円)。案外高いですね。

CIMG2699

日本大使館の広報担当の書記官の女性の挨拶です。会場のディレクター、展覧会のオーガナイザーの挨拶に引き続きですがリラックスした雰囲気の中で行われました。何しろ乗せられた台は小さなテーブルですから!

CIMG2849

中央は東京芸大名誉教授の越先生です。ミュンヘンへのご用事の前にわざわざ立ち寄っていただけました。

CIMG2821

本学卒業生の嶺村歩さんです。彼女はベルリン在住2年半になるそうで、こちらで下記名でアーティストとして活動してます。初日に駆けつけてくれました。Are You Meaning Company ? ?www.areyoumeaning.com

CIMG2823

入れ替わり立ち替わり多くの方たちが来場され、良いオープニングでした。展示会場風景は3フロアに分かれていてすべてをアップしづらいですが、カタログ出来も良いので後日紹介します。

(教員:近藤 昌美)

個展 原田 郁 GALLERY TRINITY

本学絵画専攻助手の原田 郁さんが、六本木のギャラリー・トリニティーで個展開催中です。

GEISAI#14リキテックス賞受賞記念展としての展示です。

コンピュターソフトを使って自ら作った3D仮想空間での疑似体験風景を、タブローとして制作しています。よく見たような空間が、敢えて絵具で丁寧に描かれていると、人のイメージと絵との距離を再認識させてくれます。面白いですよ。是非お越し下さい。

GALLERY TRINITY (ギャラリー・トリニティ)

8月3日(火)〜7日(土)
火〜金  12:00〜20:00
土 祭日 11:00〜20:00
日・月  休廊
住所: 東京都港区赤坂9-6-19 1F     TEL: 03-3746-1112

http://www.g-trinity.com/schedule/index.html

原田郁個展 アーティストトーク、

作家 原田郁さん(左)、ギャラリスト 車洋二さん(右)
原田郁個展

(教員:生嶋 順理)

版表現3年生グループ展 文房堂ギャラリー

今年の夏は暑いですね〜。頑張って画廊も見て回りましょう。
今週は、神田神保町の文房堂ギャラリーで、版表現研究指標3年生がグループ展を開催しています。
版を使って表現することに、やっと手応えを感じ始めた3年生学生達の作品です。是非ご高覧ご意見等頂けると有り難いと思います。
出品者: 青島春菜、安樂光海、井砂浩子、伊藤理華子、井上加奈子、上田裕子、川?綾香、北井 衛、小林 茜、坂田恵子、佐々木 舞、薩野友里加、佐藤弘明、高田称子、野口麻美、野田友浩、蓜島菜々、細木祐美、松浦圭花、宮内 洸、室橋理央、吉田瑞希
2010年08月02日(月) ? 2010年08月07日(土) 10:00から18:30まで  日曜・祝祭日休館   〒101?0051 千代田区神田神保町1?21?1 文房堂ビル4F 電話: 03-3294-7200    http://www.bumpodo.co.jp/100802_172201

版表現3年文房堂展示

SA3C0005

(教員:生嶋 順理)

稲葉治夫先生 ご逝去

訃報  ? 稲葉治夫先生 ご逝去

稲葉治夫先生が6月29日 亡くなられました。

残念でなりません。

先生は、本学1期生が4年生となり全学年がそろった1969年から非常勤講師として、72年には助教授、79年からは教授として1996年3月の退職までの実に長い時間 造形大でご指導頂きました。

先生は、すい臓がんを患われ 8ヶ月間の入院治療のなか
6月29日 ご逝去
7月1日  親族のみで お別れの会
7月12日  沼津沖 散骨
先生は遺言を残されていたとのことで、「葬儀、戒名もいらない、沼津沖への散骨、お墓も持たれない」 とのことで、甥の方々は先生のご遺志に副って、ご親族のみでお別れの会、散骨をすまされました。
また、入院して間もない頃、ご自宅に届いていた年賀状、DMなどの対応を甥の方が尋ねられたところ、「そのままにしておいていい」とおっしゃったとのことで、
入院なさったことも含めお亡くなりなられたことは、本学以外にお伝えになさっていないご様子でした。

僕ら教え子は、突然の訃報に接し、驚きと悲しみのなか その気持ちのもって行き場所の無さに戸惑いを覚えましたが、先生を想う時間をすごす中、どこまでもクールでニヒリスティック、スタイリッシュであった『いかにも先生らしい最期』と思えるようになり、本当に最期までそのスタイルを貫き通された美学の中に先生の輪郭を感じたのでした。

結果、僕らは新幹線に乗るたび、沼津を通過するたび、沖に眼をおくることとなりました。

クールで、スタイリッシュな先生は、決して自らの内側を見せない方であったように思います。それは僕ら学生に対してだけではなく、ごく親しいご友人の方々に対してもそうであったようです。今回の訃報を受け、何人かの先生のご友人の方々とも電話でお話しさせて頂いたのですが、大学時代の同期で、「新表現」のメンバー、造形大でも同僚であった盟友 木村一生先生にもご自身の内側はついに見せることはなかった様子でした。

そんな先生が、退職に際してお願いした最終講義の中で一度だけ内部を示されたことがありました。受講した学生たちがどのように理解したかは定かではありませんが、それは意を決されてのことであったこと、そしてそれをさせた我々のこの造形大が,造形大で過ごされたその時間が、先生にとって大きな存在であったことの証でもあったのだとも思えます。

本学玄関ホールに展示されている85年制作の横長フォーマートの「STRIPES 85-1・7」は、無数のビビットの色彩の帯がシャープに積層され,水平のストライプを形成し、あらゆるナイーブ性と情緒性を排除、拒否し、横長の画面に水平感をストイックに強調しています。

画像は、画面平面上で完結されているかのようです。ですが、水平のストライプは、画面側面にも描かれ伸びているのです。

水平のストライプ画像は、画面上で完結,断絶されているのではなく、継続されているのです。

途切れたかに見える画像は決して終焉ではなく、一旦の断絶ののち継続、持続されていく筈です。

先生の志は、それぞれの教え子によって継続されていく筈です。

先生、本当にありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

合掌

母袋俊也

(教員:母袋俊也)

東京+ベルリン コミュニケーション 展

今日8/2に成田を発つ前に、再度私の活動案内をさせていただきます。ベルリンに滞在中はネット環境が良ければ、何回かはこのブログに状況を報告させていただきます。

Einladung? ?? Invitation [English information:?www.kunstfaktor.de/to-be]

To-Be Tokyo+Berlin Communication?Art 2010
東京+ベルリン コミュニケーション

7. ? 29. August 2010
28 Künstler aus Tokyo und Berlin im Freien Museum Berlin
Potsdamer Str. 91 ? 10785 Berlin

Ein Projekt des KUNSTFAKTOR e.V. Berlin und der ART MAMA COMPANY Tokyo in Kooperation mit dem FREIEN MUSEUM BERLIN. Unterstützt durch Pola Art Foundation, Japan Foundation und Nomura Holding (alle Tokyo). Unter der Schirmherrschaft der Botschaft von Japan

Medienpartner: RBB Kulturradio

ERÖFFNUNG
Samstag, den?7. August 2010 ?? 17?23
Uhr? ? Begrüßung: Aki Sugaya (Japanische Botschaft)
KUNSTFEST mit Katalogvorstellung, Japanischem Grill, Fingerfood und Cocktailbar
PERFORMANCES von?Anna Barth & Thomas von Arx, Tomohiro Hatori, Tomoko Kofuneko, Noritoshi Motoda, Tatsumi Orimoto und Nobuki Yamamoto

AUSSTELLUNGSORT
FREIES MUSEUM BERLIN ? Potsdamer Str. 91 ? 10785 Berlin Schöneberg ? U1-Kurfürstenstr./U2-Bülowstr. ??Stadtplan

ÖFFNUNGSZEITEN
Montag?Samstag 12?19 Uhr ? Donnerstag bis 22 Uhr ? Sonntag 15?18 Uhr

kofunekodzieranorimotosantinzinkhatori
PROGRAMM
8.?15.8. ? tägl. 10?13 Uhr
ART & BREAKFAST
? Frühstück von?Midori Mitamura für Besucher und Künstler

8.?12.8. tägl. 12?18 Uhr
PAINTING A BEE BY A BEE
? 5-Tage Live-Performance von?Tamaki Kawaguchi

Sonntag, 15. August, 11?18 Uhr
ART & BREAKFAST
(11?14h) trifft auf DISCURSIVE PICNIC von UNWETTER (14?17h)

Sonntag, 29. August, 17?22 Uhr
FINISSAGE
? Performances von?Anna Barth und?Tomohiro Hatori und Präsentation der Dokumentation ?To?Be?
WEBSITE + WEITERE INFOS: http://www.kunstfaktor.de/to-be
DOWNLOADS:??INFO-FLYER ???EINLADUNG ???PRESSEMATERIAL ???KATALOG


TOKYO BERLIN
Tomohiro Hatori 羽鳥 智裕 Thomas von Arx トーマス フォン アックス
Tamaki Kawaguchi 川口 珠生 Anna Barth アナ バート
Susumu Kinoshita 木下 晋 Thomas Dzieran トーマス ツィーラン
Tomoko Kofuneko コフネコトモ子 Kai-Olaf Hesse カイーオラフ ヘッセ
Masami Kondo 近藤 昌美 Frank Benno Junghanns フランク ベノ ユングハンス
Midori Mitamura 三田村 光土里 Stefan Kreide ステファン クライデ
Noritoshi Motoda 元田 典利 Stefan Rueff ステファン ルフ
Izumi Ooishi 大石 泉 Antonio Santin アントニオ サンティーン
Tatsumi Orimoto 折元 立身 Ulrike Solbrig ウーリケ ゾルブリック
Chieo Senzaki 千崎 千恵夫 Caro Suerkemper カーロ ヅァーケンペア
Tadayuki Shimada 島田 忠幸 Peter Unsicker ペーター ウンヅィッカー
Mio Shirai 白井 美穂 Juan Varela ホアン ヴァレラ
Hiroshi Suzuki 鈴木 浩之 Dana Widawski ダナ ヴィダウスキー
Nobuki Yamamoto 山本 伸樹 Regula Zink レグラ ツィンク






(教員:近藤 昌美)

相模原市民ギャラリー 第5期エキシビション・プログラム 学生企画による学生作家の展覧会「いない いない GO!」展

相模原市民ギャラリーでは、平成22年7月31日(土曜日)?8月22日(日曜日)まで、第5期エキシビション・プログラム 学生企画による学生作家の展覧会「いない いない GO!」展が開催中です。昨日はこの展覧会の内覧会に行ってきました。相模原市民ギャラリー主導のもと、様々な大学の学生達が集まり、企画から展覧会運営までを行うものです。出品作家も様々な大学から集まっており、本学からも青木真莉子(大学院1年)、太田祐司(2009年本学卒業、東京藝術大学大学院在学)の2名が出品しています。また、この企画に学生スタッフとして今井貴広、蝦名貴徳、宮尾塊多、森裕彦、八木梓(全て3年生)の5名が参加しています。企画から出品作家との交渉や広報活動などまで学生スタッフの活動により運営され、出品作家の作品ばかりでなく、何かをやろうとする新鮮なエネルギーをこの学生スタッフたちからも感じることができます。NHKの首都圏ネットワークでも紹介されるようです。皆さんも是非お立ち寄りください。

inaiinaigorogo

ohta

太田佑司

aokimariko

青木真莉子

(教員:生嶋 順理)

展覧会 相模原市民ギャラリー 消えない眼差し−その先の「風景」−

相模原市民ギャラリーは、JR横浜線「相模原駅」に隣接した駅ビル「NOW」に設置された、相模原市ゆかりの作家、若手作家の展示、市内外の芸術・美術館の情報などをおこなうギャラリースペースです。

7月23日から26日までこの会場で、展覧会 消えない眼差し−その先の「風景」− が開催されました。東京造形大学の非常勤講師 安田 豊さんの企画で出品作家は、岩渕華林、数見亮平、藤崎美和(以上院2年)、西平幸太(院1年)、町野三佐紀(非常勤講師)、安田 豊の6名。版に関わりながらそれぞれに独自な表現を展開した作品が並び、非常に内容豊かな展示でした。

IMG_3934

数見亮平

IMG_3953

藤崎美和

IMG_3861

岩渕華林

IMG_3937

西平幸太

IMG_3891

町野三佐紀

IMG_3868

安田 豊

(教員:生嶋 順理)

第3回版画検定

7月23日(金)に、第3回版画検定が行われました。これは版表現を学ぶ学生を対象に、2年生から大学院生までが参加して版画にまつわる知識を試す、60分のペーパー試験です。問題は先生方が、版画一般、銅版画、木版画、リトグラフ、シルクスクリーン、紙について、映像技法の7つの分野について作成しました。成績上位者と各部門優秀者には画材や先生方の個人賞が贈られました。また、成績下位5名には、もっと版の勉強をするように、町田市立国際版画美術館刊行の「版画の表現と技法」の本が贈られました。36名の受験者数でしたが、来年はもっと皆さん受けて下さいね。誰でも歓迎します。

版画検定 成績上位者 第1位:山城有未(4年)、第2位:福地立憲(4年)、第3位:野口麻美(3年)

各賞   3年生優秀賞:高田称子(3年)、2年生優秀賞:近藤沙羅(2年)、版表現賞(版画一般):神山亜希子(4年)、安田豊 賞(シルクスクリーン):伊藤理華子(3年)、木村繁之賞(木版画):井上加奈子(3年)版表現賞(紙について):佐々木舞(3年)、高浜俊也賞(銅版画):細木祐美(3年)、木下恵介賞(リトグラフ):上田裕子(3年)、生嶋順理賞(映像技法):入野陽子(院1年)

RIMG0338

RIMG0337

RIMG0341

(教員:生嶋 順理)

To-Be東京ベルリン交流展7/29.2010

今回は、私 近藤自身の展覧会をご案内致します。今夏私はTo-Be東京ベルリンコミュニケーションアート展に参加します。会期は8月7日から29日まで,会場はドイツ,ベルリン市内中心部のFREIS MUSEUM BERLINです。10数人の日本人作家と共に渡航し、ベルリン在住作家との共同展開催を通じて、文化的な国際交流もはかろうという企画です。昨年、我々でベルリン在住作家数人を東京に招聘し、同様のグループ展を企画したのですが、今回はそのベルリン版というわけです。こうした、アーティスト自身が企画を立ち上げすべてに関わるイベントは、時にアーティストイニシアティブ活動とも言われますが、ギャラリーディレクターや美術館キュレーターを通さず、アーティストの目線で作品も含め責任を持って行くということは、ギャラリー、美術館での展覧会同様に大切なことです。これらは,第三の道という意味でオルタナティブ活動と言います。コマーシャリズムや美術館の権威だけでは、ややもすると偏ってしまうアートの諸価値を是正してくれ,またそれらに載り切らない冒険的な作品を支えることが出来る場合もあります。私は8月2日に渡航し16日に帰国、また26日に再渡航9月2日に帰国と今夏を慌ただしく過ごすことになりそうですが、この経験は今後本学での教育にも必ず生かして行こうと思います。ちなみに今企画は、国際交流基金、ポーラ美術振興財団、野村財団の助成支援を受けております。

合わせて,本学ホームページの展覧会案内もご覧下さい。

To-Be_Invitation_web-1

Information:?????http://www.kunstfaktor.de/to-be/

(教員:近藤 昌美)


↑ move to top of this page