2010年7月11日 カテゴリー:未分類
大学院2年の八重樫ゆいさん(主査教員:近藤)が参加するグループ展が、今日7/11から8/8まで、豊島区大塚のギャラリーMISAKO&ROSENで始まりました。本学絵画専攻概念表現研究指標(コース)非常勤の末永先生がゲストキュレーターとして企画した展覧会ということです。


お昼の12時からのサンデーブランチという健康的なオープニングでした。出品作家6名の作品も非常に健康的な印象でした。SSS-Expanded painting と題されたグループ展でしたが、逆に拡張感は無く、各作品は非常に「絵画らしい」展覧会でした。


上は八重樫さんの作品ですが,画像では歴史上の類型化の中に入れられそうですが、実見するとそれらとは全く違うのが理解出来ます。最小限の構成の中に非常に豊かな絵画観が見て取れます。彼女もやはり絵画とは何かというフィロソフィーを実直に追い求めている真摯なアーティストです。
(教員:近藤 昌美)
2010年7月7日 カテゴリー:その他
毎年2月に六本木の国立新美術館において通称五美大展が開かれています。上野の都美術館時代から既に35回を数え、伝統ある五つの美大による連合卒展です。日大芸術学部,ムサビ、多摩美、女子美、造形と各校が持ち回りで幹事校になりその年度の五美大展を運営して来ましたが、今年度は本学が幹事校であり,第1回の会議が開かれました。

会場は大学院棟レクチャールームです。上は会議開催直前です。各大学10名以上の教職員が来校して会議に臨みました。卒業、修了していく学生の皆さんのために、毎年こうして会議を重ね、良い展覧会にしようと努力しています。

無事に会議を終え、学食で懇親会です。五美大展の成功を祈念して皆さんで乾杯です。会議後に、他校の教員との交流も非常に大切です。五つの美大で意思をひとつにして、今後ともこの五美大展を続けていこうという乾杯ですね。


本学彫刻専攻の田村先生もご機嫌?です!!
(教員:近藤 昌美)
2010年7月6日 カテゴリー:合評会
今日7/5午後は、4年生の合同講評会でした。本学絵画専攻は、2、3年生は各学生が希望した4つの研究指標(コース)に別れ、各指標20人程度で、担当教員、カリキュラムともに異なる課程で過ごしますが、4年次にはあらためて卒制担当教員を選択することが出来ます。今回の合同講評会では教員,学生をそれぞれ二つのグループに分け、日頃指導を受けていない教員から各自の制作行程に対して初見のアドバイスを貰うことが出来ます。学生達には緊張した半日だったのではないでしょうか?



ご紹介の画像は、今回の講評の二つのグループのうちの片方で,母袋,木下、近藤が、高橋、生嶋、有吉の担当する学生を講評した一部です。我々教員にとっても、興味深い半日でした。
(教員:近藤 昌美)
2010年7月4日 カテゴリー:個展・グループ展
大学院生、学部生数人と本学卒業生の個展等を見て回りました。今週は数多くのギャラリー等で個展やグループ展が開かれており、都内縦断のギャラリー巡りでした。

まずは原宿、表参道画廊での画廊選抜二人展に選ばれている石田文さん(08年卒業)6/28〜7/3まで。

石田さんの作品です。
次は馬喰横山のいくつかのギャラリーを見て,神田岩本町のギャラリー・テラ・トーキョーでの院1年生(主査教員:高橋)榊貴美さんの個展です。ダブルスタンダードと題された絵画とオブジェクトがギャラリー一杯に配された意欲的な展示でした。6/11〜7/9まで。彼女はアートアワードトーキョーにも選出されており,活躍中の作家です。


次は、京橋のKEYギャラリーでの4人展に参加していた、井上ゆかりさん(03年卒業)。予備校の恩師が企画した4人展に参加していました。

次は、秋葉原の3331アートチヨダのグランドオープン展に出品していた三井美幸さん(09年大学院修了 主査教員:近藤)。彼女は院生の頃からコマーシャルギャラリーでの展示を重ね,昨年はトーキョーワンダーサイト本郷での展示がありました。今回のインスタレーション作品も非常に個性的で意欲的でした。



アートチヨダの地下のバンビナートギャラリーでは奈良エナミさん(07年大学院修了)の個展が開かれていました。本人は不在でしたので、ギャラリーオーナーの米山氏と彼女の作品です。

アートチヨダはご存知なように中村政人芸大教授が総合プロデュースをした、アートセンターで館内に多摩美もスペースを持っています。

中央が中村氏、両脇は一緒にギャラリーを見て回った院生(佐藤さん丸山さん)です。また、ここでは卒業生もスタッフとして働いてます。下は,宍戸遊美さん(02年卒業)。

あまりに疲れたのでちょっと休憩です。

まだまだギャラリー巡りは続きます。次はアートチヨダから歩いてトーキョーワンダーサイト本郷での佐藤翠さん(10年大学院修了 主査教員:母袋)の個展です。当日はオープニングで大変にぎやかでした。7/25まで。(月曜休館、祝日の場合翌日火曜休館)


最後は、吉祥寺のギャラリー惺(Gallery SATORU)室井公美子さん(09年大学院修了 主査教員:近藤)の個展です。7/25まで。火、水休廊。当日はオープニングで大変にぎやかでした。下が室井さん。



上2点は室井さん作品です。


オープニングパーティーは多くの在学生も駆けつけ盛り上がりました。
下右側は薄久保香さん(04年卒業)。現在ベルリンで2度目の個展中(「part and the whole」WOHNMASCHINE
2010.6.12-7.24)で,今年のVOCA展にも出品し、非常に活躍してます。こうしたアーティスト同士の友情もお互いの向上のための刺激になるのでしょう。

室井さんは社会人を経て入学して来、学部3年次に群馬青年ビエンナーレ奨励賞,VOCA展出品をはじめ、4年から院にかけてもコマーシャルギャラリーでの個展グループ展を重ね、非常に精力的に制作発表を続けて来ています。彼女に限りませんが、本学卒業生が活躍してくれていることは非常にうれしいことです。この日は学生7人と卒業生達の展示を見て来て,一緒に行った学生達にも非常に刺激になったはずです。この後は二次会,三次会と吉祥寺の夜は深けていきました。
(教員:近藤 昌美)
2010年7月2日 カテゴリー:オープンキャンパス
概念研究指標の講師、前沢先生の主催で、来る7/16〜18日に開催される本学オープンキャンパスで行われる子ども達の為のワークショップのチラシを、近隣の保育園幼稚園に配って来ました。本学は幼児教育の学科を設置しておりませんが、地域に開かれた大学として、またアートの可能性として子ども達とのワークショップを開催しています。前沢先生は卒業生でもありますが、ご自身の制作と平行して子どもワークショップの専門家であり、昨年度に続き今年も近在の子ども達を大学内に引き込んでいただけます!


file:///Users/kondoumasami/Desktop/2010お絵かき革命.pdf
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:個展・グループ展
大学時代の同級生の個展オープニングに行って来ました。彼は某予備校の講師ですが,本学にも彼の教え子が多く入学して来ており,恩師のオープニングに集っておりました。

左から2人目が先生,右側2人が本学学生、中央はT美生です。
(教員:近藤 昌美)
カテゴリー:合評会, 形象表現
私が卒制指導を担当する学生の講評会です。7/5に4年生合同講評を前に担当としてのチェックですね。4年生は学生同士でも意見続出で活気ある講評会でした。




(教員:近藤 昌美)
2010年7月1日 カテゴリー:個展・グループ展
版表現の卒業生の個展を見て来ました。
銀座のGallery FURUYAでは、 松本三和さんの個展 「野はら野花」が開催中です。会期7月1日〜15日。
キャンバスにアクリルで丹念な地を作り、オイルバーで描かれたモノクロームの美しい画面です。http://gallery-furuya.com/index_j.html



それから写真は無いのですが展示情報だけお知らせします。
近くのギャラリー舫では、山本晃代さんの個展が7月3日まで。https://www.g-beaux.jp/pages/exhibiton_j/100627.html#
さらに、アーツ千代田3331内にあるBambinart Garlleryでは、奈良エナミさんの個展が7月24日まで開催中。http://www.bambinart.jp/exhibitions/20100626_exhibition.html
皆さん頑張って制作しています。是非お出かけ下さい。
(教員:生嶋 順理)
カテゴリー:レクチャー・ワークショップ
6月25日「舟越桂 自作を語る レクチャー・ダイヤローグ」が開催されました。

第1部レクチャーでは、初期作「妻の肖像」から近作「スフィンクス」シリーズまでの膨大なスライドショーを背景に、タイトルにも登場する”水”にまつわるプールでの遠泳体験、奥様との会話の際、突如奥様の顔が手のひらほどの大きさに見えてしまったことや、TVで見た盲目だった人の象のぬいぐるみの視覚/触覚の記憶など、いくつものエピソードとともに、どのように舟越さんの感覚が日常の中で研ぎ澄まされ作品化されていったかが生々しく紹介されました。

近作「スフィンクス」シリーズに触れながら、「作品のリアリティーとは作家が作らねばならなかった訳」にそありその強度であるとのことが語られ、そして “スフィンクスが我々人間を見続けている存在”であること、加えてゾフィー体験で知られるドイツロマン派の詩人 ノヴァーリスの小説(おそらく「青い花」)内で、スフィンクスの「世界を知ることとは何か」との問いに少女が「自分を知ること」と答える一説が披露されました。「作品をつくることは、最小単位である自分の中にある」という個と世界に対する舟越さん自身の姿勢と立場とともに制作途中の貴重な「戦争を見るスフィンクスno2」の画像も示され、またエピソードとして「森に浮くスフィンクス」の大枝が造形大の山から切り出されていたことなど、臨場感のある制作者の現場も垣間見ることもできました。

聴講は、院生の他絵画専攻の学部生も目立ち、第2部、母袋とのダイヤローグでは,木造彫刻、トルソ論、彫刻と絵画でのイメージ定着の差異など多岐にわたり、学生からも積極的に問いが発せられ、「見晴らし台のスフィンクス」の頭頂部内の”桂さん小像”に対する問いには舟越さんが大きなアクションで応える場面もあり,3時間におよんだレクチャー・ダイヤローグは舟越さんのお人柄も手伝ってアットホームな雰囲気の中、親密で生の対話が生まれました。





(教員:母袋俊也)
2010年6月26日 カテゴリー:新アトリエ情報, 版表現
6月23日(水)新棟の内部を見てきました。

エントランスを入ると真っ白な吹き抜けの大空間。

屋根から突き出ている3角柱が光を取り込みます。


2階の廊下。

事務室。

1年生のアトリエ。かなりの広さがあります。


3階の廊下。



食堂。緑に囲まれて気持ちの良い空間です。



地下の版表現アトリエ。隣は大学院のアトリエです。

エントランス脇のスペース。Tools(画材店)が入るみたいです。

(教員:木下 恵介)
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