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1年生合評会6/1〜3、2011

1年生の初めての合評会が3日間を掛けて行われました。1年生の84人を3つのグループに分けて、それぞれ3人の教員が講評して行きます。学生はその3日間すべてに出席します。2年以降の講評に比較すれば短いのですが、それでも一人5分以上の時間を掛けて本人の制作意図を聞き、教員からのアドバイスを伝えます。学生達も受験までのキャリアの違いもあり、また制作の方向性もそれぞれなので新鮮な印象だったのではないでしょうか。課題は着衣人物のダブルポーズをドローイングとペインティングで表現するというものでした。両方の提出が求められます。

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(教員:近藤 昌美)

渋谷ゆかり、八木梓個展

今年大学院を修了した渋谷ゆかりさん、学部4年在学の八木梓さんがそれぞれ個展を開催中ですので行って来ました。

まずは渋谷のギャラリーLE DECOで開催されている渋谷ゆかりさんの個展です。6/5まで。

http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/g1.html

渋谷さん(主査教員:有吉)は広域表現研究指標から大学院に進学して来て以来一貫してインスタレーションを中心とした作品を制作して来ました。今回の個展では「糸引き」と題された人と人とのコミュニケーションをテーマとしたビデオインスタレーションですが、来場者と作者である渋谷さんとの実際の「糸を引く」パフォーマンスもあり新鮮な体験でした。

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丁寧に包まれた金糸を取り出して、その端と端を来場者の小指と作者の渋谷さんの小指につなぎます。ギャラリーの中で数メートル離れて座り、糸が引かれる密やかな感触を感じることで人との繋がりを実感するという体感型の作品は、非常に不思議な感覚を残してくれました。その感覚こそが渋谷さんの作品なのでしょう。

次は両国のギャラリーART TRACE で開かれている八木梓さんの個展です。6/22まで。八木さんは形象表現研究指標出身の4年生ですが、これが初個展です。「Gurory」と題された展覧会ですが、これはグロテスクとガーリーを組み合わせた彼女の造語らしいのですが、Grotesque +girl であればスペルがやや違うような気がしますが、要は女性的でありかつグロテスクな要素を持つ絵画ということなのでしょう。http://www.gallery.arttrace.org/current/current.htm

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まだまだ完成度が足りませんが、自分の絵画スタイルをどうにか手に入れようと模索、努力していることが良くわかる展示でした。これからも制作量を上げて一層の作品的な充実を望みます。

(教員:近藤 昌美)


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