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卒業生オープンスタジオ

大学近郊で卒業生8人でアトリエを維持していて、そこのオープンスタジオ展が開催されていますので行って来ました。大学のある相原駅のお隣橋本駅からで行った郊外に倉庫を改造した大きなく空間をアトリエとして使っています。この近くには他の卒業生達のアトリエもあり、卒業後もしっかり制作を続けて行ける環境を自ら創り出しているのは素晴しいことだと思います。10/6〜10/21。

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上は当日出迎えてくれたメンバーの3人(左:宮越さん、中央:佐々木さん、右;山根さん)と訪れた教員の佐竹、小林先生です。背景は佐々木さんの作品です。

版画プレスも完備され、天井高のある大きな空間はギャラリーのようです。ここからきっと良いアーティストが世に出て行ってくれることでしょう!

(教員:近藤 昌美)

卒業生展覧会

まずはさいたま市北浦和のアートプレースKで浅野彌弦さん(’02年学部卒業)の個展です。彼は近年非常に多くの発表を精力的にしていて、充実した作品を多く発表しています。10/6〜10/22。

http://artplacek.sakura.ne.jp/1210asano.html

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今までは立体作品や写真作品など幅広い表現でしたが、今回はペインティングのみの展示です。しかし、かつての立体作品などを作っていたこだわりが反映していて、ただの絵画ではなくその表面が面白い表情を持っています。タッチに合わせて盛り上がっているのですが、それはキャンバスの上から絵具を盛ったのではなく裏側から加工してあり、今まで観たこともない面白さでした。

次は江戸川橋のギャラリーTakashiSomemiyaでの大槻素子さん(’07年大学院修了)の個展です。「ぼんやりと遠くに見える」と題された展示は、新旧の作品が1.2階に展示され大槻さんの近作の充実度が良くわかる構成になっていました。10/6〜11/9。

http://www.takashisomemiyagallery.com/exhibition_Oct2012.html

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上は本人と作品です。

最後に、中央区のマキファインアーツでの池田衆さん(’04年学部卒業)の個展です。9/22〜10/20。池田さんは上でご紹介した大槻さんとも同級生ですが、お互いに刺激し合って良い作家として頑張っているのかも知れません。この画廊では2回目の個展ですが、前回同様非常に美しい作品ながらインスタレーションもあり見所が多くなっていました。撮影した写真の一部を切り抜く技法で作られた作品ですが、その美しさの陰にある欠落がいろいろ考えさせてくれる気がしました。

http://www.makifinearts.com/jp/exhibitions/ikeda_bloom_blank.html

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(教員:近藤 昌美)

リキテックス アートプライズ2012

私達にはなじみ深い画材メーカー、リキテックス主催のコンクールかありましたので行って来ました。

本学からは五十嵐祐也君(’07学部卒業)と、現在助手である丸山恭世さん(’11大学院修了)が出品していましたが、丸山さんが審査員賞を獲得しました。

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五十嵐さんと出品作です。各一人一人小さなブースに展示し,審査員の審査と来場者の投票でグランプリが決まるようです。

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この日は、交換留学生やそのクラスメイトとギャラリーを回ってましたので、集合写真のようです。左から2人目が丸山さんです。

こうしたコンクールにも積極的に参加する姿勢は大切だと思います。

(教員:近藤 昌美)

福島ビエンナーレ2012

母袋教授が、2人の在学生とともに参加していた福島ビエンナーレを少し前に観て来ましたので報告します。今展は、福島県の福島空港内を会場に開催された現代美術ビエンナーレということです。(8/11〜9/23)

http://www.wa-art.com/bien/bien2012/index.html

オノヨーコさんをはじめ国際的に活躍されるアーティストも多く参加していましたが、今回は本学から参加の母袋先生と2人の学生の作品をご紹介します。

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福島ビエンナーレは福島県の須賀川市郊外にある福島空港を会場にしていますが、ここは小さな空港ですが美しい自然の中に忽然とあり、それ自体が非常に現代的とも言えます。

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ウルトラマンの生みの親、円谷英二さんは須賀川のご出身だということで、空港中ウルトラマンだらけでした。

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参加作家はオノヨーコ氏ややのべけんじ氏など国際作家も多く参加していました。上はやのべ氏の作品です。ウルトラマンと呼応するようです。

母袋先生は空港展望デッキと隣接する空港公園内に「絵画のための見晴らし小屋」シリーズの「絵画のための垂直箱窓」を展開されていました。

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上は展望デッキに設置された作品です。

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空港に隣接する公園の日本庭園の木道に、元からそこにあったかのように設置されていた「絵画のための垂直箱窓」でした。ひとつひとつ覗くための小穴から覗くと、反対側のスリットから切り取られた風景が見えます。それまでの何気無い風景が絵画に転ずる瞬間を体験することが出来ます。

下の添付は、母袋先生が作られた今作の動画です。

http://www.youtube.com/watch?v=ILj71w_9ZXg

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上は母袋先生の推挙で一緒に参加した大学院1年の野内俊輔君の作品です。

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こちらは、同様に参加していた学部3年の馬場亜衣さんの作品です。

2人とも、空港という作品展示には不向きな難しい空間にもかかわらず大健闘でした。今展は彼らにとって素晴しい経験になったのではないでしょうか。

母袋先生、学生達ともどもお疲れさまでした!

(教員:近藤 昌美)

卒業生展示

2件ほど卒業生の展示に行って来ました。

1件目は新宿眼科画廊での、池田拓馬(’07年学部卒業)さんのです。

http://www.gankagarou.com/sche/201209hairuderu.html

本学にかつてあった比較造形専攻の卒業生、水田紗弥子さんが企画した、「入る旅人、出る旅人 vol.4」と題された2人展です。

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池田さんは広域表現の卒業生で、映像作品を中心に幅の広い表現形式を持っています。上は別室での投影された映像作品です。今夏の群馬青年ビエンナーレ入選作と同じシリーズになるのでしょうか、瞳をモチーフにした美しい映像でした。

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これは家型の立体を覗くと万華鏡のような映像が体験出来る作品でした。

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会場での本人です。作品にはもちろん彼独自の概念があるわけですが、なにしろ美しい作品を創れる作家だと感心しました。

次は、こちらも既に終わってしまいましたが、表参道画廊で開かれていたかつての助手を務めてもらっていた磯上尚江さん(’03年学部卒業)の個展です。9/24〜9/29

http://www.omotesando-garo.com/link.12/isogami.html

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丹念に刷られた木版作品は1点1点も素晴しかったですが、会場を別質なものに変えているようでした。卒業後10年になろうとしていますが、制作も地に足が付いているようで印象の良い個展でした。今後にも期待したいと思います。

(教員:近藤 昌美)

アートラボはしもと「風‐景‐観 見逃した世界・ここにある世界」

「アートラボはしもと」では、「風‐景‐観 見逃した世界・ここにある世界」展が開催中です。本学からは母袋俊也教授が招待作家として展示をしています。母袋先生の展示は、アートラボ入口ホールのギャラリーとは違った空間を使い、これまでの制作を見せながら、そのその作品群が空間に関わって新たな風景を見せる試みを展開しています。その他の作家の方々も多彩な展示内容です。是非ご覧下さい。  内容詳細:http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bunka/23264/024525.html

  • 展覧会名 風-景-観 見逃した世界・ここにある世界
  • 出品作家 出展作家=石井了/井出賢嗣/小林耕二郎/成田禎介/前野智彦/母袋俊也/吉川啓示/女子美術大学デザイン・工芸学科 環境デザイン専攻4年有志/多摩美術大学「放射線を測る・知る・デザインする」チーム
  • 会期 2012年 9月8日(土曜日)~9月23日(日曜日)
  • 開催時間 午前10時から午後5時
  • 休館日 水曜日
  • 観覧料 無料
  • 会場 アートラボはしもと
  • アクセス JR横浜線・京王相模原線 橋本駅下車 徒歩12分
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アートラボはしもと入口からの様子

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母袋俊也先生です。

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オープニングでのアーティストトーク

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オープニングでの作品紹介の様子

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入口すぐ、展示空間を矩形越しに見せます。

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絵画のための見晴らし小屋 外観

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絵画のための見晴らし小屋 中から見た風景

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母袋先生のテキストを読みながら、窓越しに切り取る風景を景観します。

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母袋先生のテキストが、空間の様々な場所に置かれています。

(教員:生嶋 順理)

卒業生,在校生展示

卒業生や在校生が都内で展示をしていましたので観て来ました。

まずは、渋谷ヒカリエのギャラリースペースで小さなアートフェアのような、数軒のギャラリーから推薦作家が展示しているギャラリストミーティングというものに高橋大輔さん(’05、学部卒業)がアルマスギャラリーから出していました。

http://www.hikarie8.com/cube/2012/07/gallerist-meeting-somewhere.shtml

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極厚塗りの画面が好印象でした。

次は、学部2年生の指標を越えた有志、尾形愛、菊池美樹、菊池遼、齊藤礼、渡邊早紀、山本早紀の6名が豊島区のターナーギャラリーで「new face」展を開催していました(8/18〜24)。作品はまだまだ課題作品をそのままという感じでしたが、意欲が出て来たのは良いことだと思います。

http://www.turner.co.jp/gallery/event/120818.html

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最後に、清澄白河のサクラギャラリーでの画廊企画の3人展に今年院を修了した宮越梨実さんが出品しています。9/8まで。

http://kiyosumi-gallery.sakura.ne.jp/html/2012anokankakuonagameru.html

過去作が中心でしたが新しいギャラリーともご縁が出来たのは良かったですね。力がついて来たので、ぜひ大きな新作をまとめて観たいものです。

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(教員:近藤 昌美)

「UNKOWNS」展のお知らせ

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8/20から25日まで、私、近藤が企画した学生展が銀座の2カ所の画廊、藍画廊と、ギャラリー現で始まります。この「UNKOWNS」展とは、その名の通りいまだ学外での個展やコンクールでの受賞歴の無い学生をセレクトして企画したものです。今展は単に学生作品をお観せするということに留まらず、慶応義塾大学理工学部准教授の近藤幸夫先生の協力を得て、近藤幸夫先生の美学美術史ゼミの学生に、本学学生作品に対する批評文を書いてもらうというのが特徴です。同世代の作家と批評家のそれぞれ卵ともいえる者同士が、何度かの話し合いの上、同一の画廊空間に作品と批評文を提示するというものです。会期は1週間と短いですが、ぜひご高覧いただければありがたいと思います。初日17時より藍画廊にてオープニングパーティーがございます。

藍画廊:http://igallery.sakura.ne.jp/aigarou.html

ギャラリー現:http://g-gen.main.jp/index.html

(教員:近藤 昌美)

ぞっこんの法則/アートラボはしもと

橋本駅近くのアートラボはしもとで「ぞっこんの法則」という学生企画の展覧会を観て来ました。これは相模原市のエキジビジョンプログラムの一貫で、今回で第6期になるようですが、初めて会場を相模原市民ギャラリーから新たに出来たアートラボはしもとに移しての開催なようです。学生企画による学生作家の展覧会と銘打つように、全て運営から出品まで学生に手になる企画です。今回の展示は本学の絵画専攻をはじめ、本学デザイン学科。多摩美、女子美の学生作家も出品していますが、ここでは絵画から参加している2名の作品を紹介したいと思います。

http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/bunka/23264/23271/23469/index.html

http://exipro6th.blog.fc2.com/

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会場入口です。

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上2画像は、4年生の佐藤友治君の「ギャルの部屋」という作品の一部です。絵画作品を中心に空間全体を創り出していて、非常に力作でした。メディアの中で消費されているともいえる、現代の女性性を虚構感を持たせてシミュレートしている作品なのではないでしょうか。

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2階の大きな部屋で個展のように展示していたのは概念指標3年の高山夏希さんです。大作を中心に出品数も多く、こちらも充実していました。個性的な筆触が印象的な力のある絵画作品で、3年生ながら制作量も多く見応えがありました。

他学の学生作品もそれぞれ面白く、楽しめる展覧会だったと思いますが、なにより授業から離れ、学生だけで形作って行く企画を経験出来ることが素晴しいことだと思いました。8/26までですのでまだの方はぜひご高覧いただければと思います。

(教員:近藤 昌美)

土屋C.C.M(コードカラーミュージアム)展

4年の土屋陽子さんが、千葉県のご実家で開催している土屋C.C.M/コードカラーミュージアム「発信源/The place of Dispatch」展に行って来ました。千葉駅から電車で1時間かかる山武市松尾というところに土屋さんのご実家があり、その敷地での個展です。講師の松本春崇先生の企画で、コードカラーとは個々人の暗号化された色彩という意味らしく、家族の美学によって運営されるとして、家庭の内側の美学を、コードカラーというキーによって外側へ公開して行く試みらしく,これは松本先生のプロジェクトの一貫らしいです。その第1回目の企画が今展のようです。9/15までの週末。

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都心から2時間ほどで、山武市松尾駅に到着です。単線ののどかな駅で,もう九十九里海岸もそれほど遠くありません。

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オープニングパーティーが盛況です。

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同級生の豊田さんも駆けつけていました。その他、教員が松本さん、私を含め4名も来ていました。

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作品は広い敷地内の野外や倉庫に展示されていました。上の野外の本人が立っている後ろの構造体の色彩が、土屋さんのコードカラーということでしょうか?

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先生方も遠路はるばるでしたが、楽しそうでした。下はご帰宅されたお父上ですが、こうしたイベントにも好意的で、ご家族の支援の暖かさが素晴しかったですね!

(教員:近藤 昌美)


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