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佐竹宏樹個展5/1,2010

卒業生で、2009年度まで版表現の非常勤講師をしていただいていた佐竹宏樹さんの個展に行って来ました。会場は埼玉県飯能市の山あいのギャラリー、O-NE ?manokurozasu です。私も初めてうかがいました。都県境からほど近いのにまるで遠くに旅に来たような素晴らしいところでした。上の画像2枚はバスの終点で集落の入り口の大きな杉の木とその傍らにある氏神様の神社です。ギャラリーの名称も不思議な語感で何語かと思いましたが、O-NEはこのギャラリーとしている家の元からの屋号らしいです。大根かも知れません。manokurozasuは、この集落の地名でありバス停の名前にもなっている「間野黒指」。日本語だったのですね。

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飯能の山間部をずっと分け入るようにたどり着き、最後は車も降りて狭い急坂を集落の最後まで上りきると、古い民家の入り口に看板がありました。オーナーご夫妻のお住まいの2階がギャラリーになっていました。

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2階は蚕室だったようですが、素晴らしく美しい展示スペースでした。入り口には「佐竹宏樹 花は野にあるように」とレタリングされています。

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古い梁が美しく、外光はガーゼの幕を通してもたらされます。美しい!!ここまでの道すがらの自然と古い民家とのギャップに心地よい驚きがあります。

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このギャラリーの企画自体,1年から2年にひとつ3ヶ月をかけて行われる、コマーシャルとは距離を取ったものであるようです。今回の佐竹さんの作品もオーナーと長い期間話し合いを持ち、この集落の方々を作品化しているようです。こうした、一見現在の時間よりも随分ゆっくりした仕事や、ギャラリーの存在もあらためて良いものだなと感じました。

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窓からの風景とすぐ横の山畑です。素晴らしいですよね。7/11までの土日のみ開廊です(11時〜6時)。お勧めです!

http://www.syunendo.com/tsubame/infonews_05.html

(教員:近藤 昌美)


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