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9th Art Program Ome 2011 ”山と川の間で”展

母袋先生が中心になって本学も関わっている9th Art Program Ome 2011 ”山と川の間で”展に行って来ました。後日母袋先生がきちんとしたレポートをアップしてくれると思いますので、今回は駆け足で回った印象ということでアップさせてもらいます。この展覧会は作家達の美術館等での展示に合わせて、本学をはじめ多摩美、ムサ美、明星大の学生達も街中等でそれぞれ展示し、それらを地図を見ながらオリエンテーリングのように見て回るという趣旨になっています。作品を巡りながら同時に青梅の町の魅力も実感出来るということですね。11/27まで。

http://www.art-program-ome.com/Info_2011.html

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まずは青梅市立美術館での母袋先生の展示です。ペインティングとその思考過程であるドローイングを壁面いっぱいに展開した力作です。会場には写っている生嶋先生をはじめ造形生がたくさん見に来ていました。この会場には卒業生作家の古谷さんの作品も展示されていたのですが、うっかり撮影し忘れてしまいました。

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美術館から少し離れた青梅織物工業協同組合のBOX KI-O-KUでは概念表現の講師である前沢知子先生が展示しています。

4つの美術系大学の学生達は総数44名にもなり、造形からは7名の院生が参加しています。そのすべてが母袋先生が主査もしくは副査として指導している学生です。以下にざっとですがご紹介します。

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藤原佳恵さん

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滝川おりえさん

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清原亮さん

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岩井晃彦さん

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大平歩さん。力作でした。

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この2ショットは生井沙織さん。下の子どもが見つめている先にスピーカーが仕込んでありささやきが聞こえます。

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立川美圭さん。

他学の学生のまで見る時間的余裕はありませんでしたが、本学の学生達もその取り組みの意欲も様々で、こうした展覧会に参加させる教育的難しさも垣間見えました。その意味でもご指導いただいた母袋先生の労力には感謝したいと思います。

(教員:近藤 昌美)

浅野彌弦個展&スイーツ展

卒業生が何人か小品展や個展を開催中ですので行って来ました。

まずは銀座のギャラリー枝香庵で”スイーツ展”と題した小品展に3人の卒業生が参加していました。11/25まで。麻生知子さん(09年学部卒業)、武内明子さん(08年学部卒業)、大槻素子さん(07年院修了、主査:近藤)がそれぞれ3、4点ずつ出品していました。

http://echo-ann.jp/#/exhibitions/schedule/sweetsten

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左が麻生さん、右が武内さんの作品です。

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これらは大槻さんの作品です。スイーツ展だけあってその題名とおりの作品でした。しかし、絵画作品としての底力は決して甘いものではありません。

次は、京橋のギャラリー檜plusでの浅野彌弦さん(02年学部卒業)の個展です。浅野さんはこの数年活発に発表しています。彼は写真や立体など表現形態も多岐に渡るのですが、今回の展示はペインティングにしぼり見応えのある展覧会になっていました。”日ト月ノ間ノ骨”と題されていましたが、丹念な思考から生み出された絵画作品だと感じさせてくれます。

http://www2.ocn.ne.jp/~g-hinoki/11asano2.jpg

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中央左が浅野さん、右がスイーツ展の出品者の大槻さんです。

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(教員:近藤 昌美)

「空白の光に浸す」展

卒業生の鈴木のぞみさんと鈴木知佳さん(ともに06年学部卒業、概念表現)がさいたま市浦和の古民家「関井記念館」で2人展を開催していますので行って来ました。12/11までの金土日開館。http://sekiikinenkan.jugem.jp/

浦和駅から徒歩10分ほどの調神社からすぐの古民家を鈴木のぞみさんがアトリエとして利用していて、そこを会場にした2回目の展覧会です。「空白の光に浸す」と題された今展が開かれている会場名の関井記念館とはその古民家の大家さんのお名前らしく、聞くだけだと文化財のような響きですが、行ってみるとなるほど今にも床が抜けそうな古民家です。しかし、なかなか雰囲気は良く二人のひそやかな作品が良く合っていました。

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上の3枚は鈴木知佳さんの作品。1階の和室の壊れたガラス戸の木の桟を樹脂で復元してあり、それらを撮影したものが同室の床の間に小さく置かれていましたが、実際はもっと薄暗くて説明されないと見過ごす感じです。

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こちらは鈴木のぞみさんの作品の一部です。2回の和室のガラス窓が強風で窓枠ごと壊れたらしく、そのガラス片を集めて繋ぎ、印画紙に感光させた作品です。

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これが2階の和室に展示されている壊れた窓ですが、作品です。ガラス片は一度集められ繋ぎ合わされて上の様に印画紙に写しただけでなく、そのガラス自体にも感光乳剤を使ってこの窓から見える庭の風景が焼き付けられているらしいのですが、再び壊れた時の状態に復元され展示されてますので、気づくのが本当に難しい作品でした。詳細は添付した彼らのブログから理解してください。それにしても自己顕示とは真逆な作品を見せてくれる二人ですが、こうした活動も興味深いものです。

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会場で作品解説をしてくれた出品者の鈴木のぞみさんですが、駆け足で見るとまったく見過ごしてしまいそうなひそやかさが、逆に作品の独創的な強度になっているのかも知れません。

(教員:近藤 昌美)

保井智貴、青木真莉子2人展

吉祥寺のアートセンター・オンゴーイングで彫刻専攻の保井先生と絵画の院2年生青木さん(主査教員:高橋)の2人展を見て来ました。The two geostationary objects と題された展覧会は、急な階段を上った2階の展示スペースに保井先生の乾漆技法による女性像の彫刻作品と青木さんの2台のプロジェクターによって壁に投影された映像作品が、絡むように配置され面白い効果を演出していました。(11/9〜20)

http://www.ongoing.jp/gallery/yasui_aoki.html

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青木さんの映像作品は映像内に出て来るオブジェクト越しに壁に投影され、内容は今年の原発事故から強く影響された印象の、本人がパフォーミングする様子です。ダークルームなのでカメラの写りが悪いですね。

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保井先生の彫刻作品と青木さんです。今回の展示は青木さんからのお誘いで実現したらしいですが、こうした専攻や教員、学生の垣根を越えた企画も面白いですね。

(教員:近藤 昌美)

学生2人展

形象の3年生、豊田 奈緒さん、豊島 汐里さんが中央区人形町のスペースアネックスギャラリーで2人展を開催してますので見て来ました。(10/31〜11/11)この会場は学生は無料で使用出来るのですが、残念ながら来年3月いっぱいで休廊するようです。http://www.space-tokyo.co.jp/gallery/index.html

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1階は豊嶋さんの展示です。3年になり少し様式を整理して来て、見やすくなりました。

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地下は豊田さんの作品です。ドローイングが新鮮でした。

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豊嶋さん豊田さんです。もうすぐ4年ですのでより一層頑張って欲しいと思います。

(教員:近藤 昌美)

版表現校外授業 材料店見学 

版表現の2年生では、毎年、刷毛と彫刻刀と和紙店を見学し、葛飾北斎の墓参りをする校外授業を行います。日頃の作品制作で使う道具や材料を作る職人さんの店は、台東区から日本橋界隈に点在しています。11月2日、晴天の絶好のお散歩日和にも恵まれ、稲荷町駅から日本橋までを歩き、木村繁之先生にも同行して頂きました。

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まずは銀座線稲荷町駅近くの「宮川刷毛ブラシ製作所」です。馬の尻尾の若毛を手で植えて作る木版画の刷毛の説明を聞き、学生にも実際の道具で体験させてもらいました。もちろん全く手元がおぼつかなく、「大事に使って下さいね。」の言葉が身にしみ、道具の大切さを実感します。様々な種類の刷毛やブラシを作られていて、実際、宮川さんの刷毛は一度使うとその良さがわかる一品なのです。

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宮川彰男さんは、現代の名工に賞された賞された方です。

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さて、この近くの誓教寺には、葛飾北斎の墓があります。墓石には「画狂老人卍墓」、右側には辞世の句「ひと魂でゆく気散じゃ夏の原」が刻まれています。以外と質素ながら古さを感じさせる墓石です。良い作品が作れるようにお参りしました。南無〜。

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道中、「萩原市蔵商店」に寄りました。印刷関係の版画材料を版種に限らず取り扱ってくれます。近年様々な材料が製造中止になる中、手を尽くしてそろえて頂いています。何でも相談出来るありがたいお店です。深謝。

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彫刻刀のことなら「清水刃物店」です。秋葉原駅の近く昭和通り沿いにあります。ここでは2階の仕事部屋に上がらせて頂き、刃物の話を聞き、彫刻刀の研ぎを見せてもらいました。日本の刃物の質は世界的に特別で、そのおかげで色々な彫りの技術が可能になっています。版画の世界では表現と道具が密接です。

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職人さんが研いだ刃先には緊張感があります。皆も熱心に聞き、見入っていました。自分でもやってみよう。

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最後は日本橋の「小津和紙舖」です。全国のそして様々な用途の和紙を取り揃えています。和紙を使いたいけど迷ったら、ここで探すと良いでしょう。学割あり。

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この材料店見学は長年続く恒例行事で、造形大の版の学生は一度は行きます。お店の方々にはお仕事の邪魔なのですが、どこもいつも良くして頂き本当に有り難うございました。学生の皆さん、良い作品を作って、制作を支えて頂いている方々に応えましょう!

(教員:生嶋 順理)

在学生、講師個展

大学院2年の湯浅加奈子さん(主査教員;高橋)の個展が京橋のギャラリー坂巻で始まっています。11/5まで。

http://gallery-sakamaki.net/main.html

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湯浅さんは、この画廊で3回目の個展になりますが、今回は修了制作前の多忙な中であるからこそ充実した作品が出品出来たのかも知れませんね。修了制作が非常に楽しみです。

次は、馬喰町のギャラリーtaimatzで始まっている、卒業生であり現在形象表現研究指標の非常勤講師である薄久保香先生の個展に行って来ました。11/9まで。

http://taimatz.main.jp/exhibitions.html

薄久保先生は、今年はヨコハマトリエンナーレをはじめ、ベルリンでの個展、都内の佐藤美術館での展示、そして今回の個展と大活躍でした。今回の画廊はスペースはさほど広くありませんが、ベルリンでの個展に続いての新作で、そのタフさには驚かされます。

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130センチ四方の大作です。

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(教員:近藤 昌美)

9th Art Program Ome 2011 山川の間で

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9thアートプログラム青梅2011 山川の間で」
2011年10月22日(土)より11月27日(日)まで開催されます。
本展では 出品作家として東京造形大学から母袋俊也教授のほか
卒業生でインスタレーション、写真、ワークショップを複合的に展開する講師の前沢知子さんがBOX KI-O-KUで、
やはり卒業生で批評活動とともに絵画を追究する古谷利裕さんが青梅市立美術館に出品します。
学生展「ホップ、ステップ、青梅でジャンプ!」には、
院生 岩井晃彦、大平歩,清原亮、滝川おりえ、立川美圭、生井沙織、藤原佳恵が出品。

11月23日(水・祝)14:00~16:00には小林晴夫氏を招いての
トーク・セッションが青梅織物工業組合2Fにて開催されます。

上記の画像はArt Program Ome 2011の展示マップと

学生展出品者のコメントになっています。

会場内のインフォメーションでも地図を配布しています。
おすすめ作品見学コース(黄色い点線)も掲載されているので、是非現地で手に入れてください。
下記の場所にインフォメーションがあります。

  • MOギャラリー
  • 勝沼公会堂
  • センタービル内
  • 東京都立青梅総合高等学校・講堂

詳しくは以下のwebサイトでご確認ください。
http://www.art-program-ome.com/index.html

(助手:真之介)

東京造形大学CS祭

本日10月23日は東京造形大学CS祭最終日です。

大学内のいたるところで学生達の展示やパフォーマンスが行われています。

もちろん学祭らしく出店やライブステージ、様々な物販なども催されています。

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学部4年生の展示風景

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同じく4年生

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絵画助手と4年の展示

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学部3年の展示

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版表現の学生達は吹き抜けと螺旋状の通路での展示

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学部2年生の展示

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同じく学部2年生

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こちらも2年生

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これは3年生

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大学院1年生の展示風景

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こちらも大学院生、マンズー美術館内での展示

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ZOKEIギャラリーでの院生展示

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マンズー美術館での院生展示

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屋台街。たこ焼きやら焼きそばやらカレーやら

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フリーマーケット。自作の手ぬぐいとか売ってました

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野外ライブステージ。一日中音が鳴り止むことはなかったです

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祭りらしく提灯も。

毎年見応えのある作品が展示されるCS祭り。

今年も力作ぞろいでした。

(助手:真之介)

大矢加奈子個展

卒業生の大矢加奈子さん(06年学部卒業)の個展が、青山の hpgrp東京ギャラリーで始まりましたので行って来ました。11/13まで。

http://www.artdiv-hpf.com/tokyo/exihibition/

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このギャラリーでの前回の個展に比べて、もう一度女性性を取り戻したかのような、フェミニンな印象です。ただ、相変わらず完成度は高く、見応えのある個展でした。来週からはこのギャラリーの周辺で、アートイベントも始まるようです。

http://www.aosando.com/artfair/2011/index.html

(教員:近藤 昌美)


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