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ゼミ見学5/20,2011

私のゼミの学生と展覧会見学に行って来ました、六本木の新美術館を手始めに、その界隈のギャラリーを巡り、教員や卒業生の展示を見てから、最終地は私の友人の個展会場でダンスパフォーマンスも行われたにぎやかなオープニングでした。ついでと言っては失礼ですが、その際の巡った教員や卒業生の展示もご報告します。

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最初は既にこのブログでご紹介しましたが、今年度から形象表現研究指標の講師になっていただいた薄久保先生が参加する展覧会です。「華咲く18展」と題された18人の画家による小品展ですが、ベテランばかりのグループに招待された形での参加のようです。6回目を数える展覧会のようですが、今回は東北大震災に向けてのチャリティー展にしたとのことです。6/4まで。http://www.gallery-hana.com/

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次は、武内明子さん(2008年学部卒業)が参加した4人展です。銀座のギャラリーゴトウで21日までの開催でした。「G park」と題された4人展はギャラリーによるチョイスだったのでしょうか、若々しい印象の展覧会でした。武内さんは近年、「上野の森美術館大賞展」優秀賞(2007)、「飛騨高山現代木版画ビエンナーレ」協賛賞(2007)を受賞するなど頑張っている卒業生の一人です。

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最終地は日暮里のギャラリー HIGURE17-15 cas で、私の友人の展覧会を見ました。福島県いわき市在住で実際に大震災を被災したアーティストで、作品はその事実を色濃く反映していました。上は私のゼミ生ですがデザイン学科の学生が多いですね。 http://hgrnews.exblog.jp/16244517/

(教員:近藤 昌美)

祀り小屋 -KOYA Exhibition-

5月16日から大学最寄りの相原駅近くにて、学部4年生の企画による、祀り小屋<-KOYA- Exhibition> が開催されています。
会場は一般的な展示スペースである、いわゆるホワイトキューブとは異なり、昭和の空気を内包した一軒の古民家でした。この会場は、学生達が地域の方々と交流を取り、ご厚意で貸して頂いているスペースだといいます。学外での展示活動、とも少し趣を異にし、地域社会と芸術をコミットする場として大変意義深い活動だと思います。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄り下さい。

会期/2011.5.16-5.27

時間/11:00-19:00 お休み/5.25

会場/東京都町田市相原町1206-4 下川邸  JR横浜線相原駅西口下車 徒歩5分

出展作家(学部4年)

蝦名 貴徳/今井 貴広/佐々木 耕太/中山 晃子/松本 加奈/宮尾 塊多

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松本 加奈  存在しあうこと

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蝦名 貴徳  狂想曲

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佐々木 耕太  そこからここまでのあいだ

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中山 景子  露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。或は花はしぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、ゆふべを待つことなし。

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今井 貴広  つくる/つくられる/はじめからある

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宮尾 塊多  イリグチハデグチ

昨日18日はオープニングパーティーが開かれ、学生、教員をはじめ、学芸員の方々もお見えになり、大変盛況なパーティーになりました。近隣住民の皆様、昨日はお騒がせ致しました。今後も温かく見守って頂けると幸いです。

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(助手:青木)

松本春嵩先生 芸術新潮掲載記事

美術雑誌の”芸術新潮”に松本先生のギャラリーアイショウミウラアーツでの個展(2011、3/5〜4/2)が取材、掲載されていますのでご紹介します。ぜひ、見てみて下さい。
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(教員:近藤 昌美)

学生、卒業生、教員展覧会

何人かの学生や卒業生から展覧会の案内状をもらったので行って来ました。本学の卒業生、在校生は本当に活動的で、そのすべてにはとても行けませんが、時間が許す限り行きたいと思っています。卒業生に対して出来ることは、個人的にはまずは発表を見てあげることだと思っています。

最初は中野の中野ブロードウェイ内の村上隆さんのギャラリー「HidariZingaro」での日本画Zero展に出品していた森次慶子さん(2008年学部卒業)です。彼女は一度就職後に作家活動を始め現在はカイカイキキで活動しているようです。

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作品はS100号を2点で、1点は2階のショーウィンドーでしたが、今やオタク文化の総本山と化したかのような中野ブロードウェイの空気をたっぷり吸い込んだような作品でした。

次はすでにこのブログでもご紹介した栃木県小山市立車屋美術館でも個展を開催中の五月女哲平君(2005年学部卒業)の個展です。目黒区のギャラリーAOYAMA/MEGUROで6/4まで。「猫と土星」と題された展覧会ですが、目黒は土星、栃木は猫が象徴的に使われ眼前の絵画作品の向こう側まで観者の思いがすり抜けて行くような印象の作品でした。

http://www.aoyamahideki.com/

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次は、根津からアートチヨダ3331内に移転したギャラリーJinプロジェクツでの、移転こけら落とし展である永田惇哉君(2011年学部卒業)の個展です。6/5まで。彼は2年次に群馬青年ビエンナーレで準大賞を獲得し学部の早い時期から個展等を重ねて来ました。今回はこの3月に卒業したばかりでの個展ですが、元気で活動して行けそうです。http://galleryjin.com/exhibitions/110507_nagata.html

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次は、銀座のギャラリーSOLでの上根拓馬さん(2002年学部卒業)の個展です。上根さんは現在2年生の集中授業、立体表現の非常勤講師も務めてもらっています。

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下右はご本人と作品です。作品はいわゆるフィギュアのようですが、一体一体をじっくり見てみると仏像を下敷きにしているようにも見えます。上根先生は今後の展示予定も数年後まであるそうで、多くのコレクターから評価されているようです。今日回って来たこれまでの3人はこの景気後退感の中でもそれぞれ赤丸がたくさん付いていたのが印象的でした。

最後には、在学生の展示に行って来ました。形象表現研究指標3年の尾張真理さんです。台東区の上野高校の裏手のGalerie Moineau というカフェに併設された小さなギャラリーでの二人展ですが、パートナーは本学のデザイン学科の学生のようです。http://www.moineau.jp/gallery/f3企画%E3%80%80尾張真理-納富馨子展/

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まだまだ荒削りな印象の作品でしたが、3年生になり少しずつ独自性が現れて来ており今後が楽しみです。

在学生や卒業生の展覧会を見て回るのは楽しいのですが、その数が重なると一日では回り切れなくもなりますし、歩く距離も大変です。でも良い運動にはなりますね!

(教員:近藤 昌美)

新歓コンパ5/13,2011

絵画専攻恒例の新歓コンパが行われました。毎年2年生が各指標で料理、飲物等担当を決めて行っているようです。もちろん学内でのコンパですので教員が監督する旨の書類も提出し、非常に健康的に行われました。未成年の飲酒はあり得ませんね。

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2年生主催ですが、2年はまだ4つの指標に分かれたばかりですし、1年生も授業が始まったばかりですので正直に言うと1年2年の区別がつきません!3年生が気を利かせて飲物と焼き肉を持って来てくれたので、どうにか食べ物にありつけました!参加者も多く大変にぎやかで楽しそうな新歓でした。

(教員:近藤 昌美)

形象表現、新非常勤講師紹介

今年度から形象表現研究指標の非常勤講師に就任していただいた、薄久保香先生をご紹介します。薄久保先生は本学絵画専攻を卒業後、他学の大学院、博士課程を修了し現在は新進気鋭の画家として華々しくご活躍中です。
薄久保先生も形象研究指標の出身です。一番若い教員ですので、学生たちにとっては身近でありながらもその発表業績はあこがれの対象になることでしょう。今年も横浜トリエンナーレへの参加、東京、ベルリンでの個展、佐藤美術館での招待作家としての展示など展覧会も目白押しで、その評価は高まるばかりです。これからきっと良い影響が学生たちに出てくることでしょう。
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形象2年生と。下記は本学教員紹介のurlです。合わせてご覧下さい。

http://www.zokei.ac.jp/professor/index.html?id=288&blng=10

(教員:近藤 昌美)

カタログ「Art Program OME2010 8th」刊行

昨秋、青梅市で開催された〈アートプログラム青梅2010「循環の体」展〉

2010年 10月30日(土)〜11月28日(日)

カタログA4、全80ページ刊行。

母袋俊也(絵画専攻領域教授)

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「M377 TA・KY OB AS HI」

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「M378 Kyobashi 1」

「風景にみる視線の双方向性 KY OB AS HI-OHME」

絵画を考えようとする時、視線の双方向性、絵と眼差しとの関係は、僕のなかでその重要性をますます強くしてきているように思える。それは絵画が果たそうとする使命を考えることにほかならない。

僕が視線の双方向性について初めて意識したのは87年のロシアでのイコン体験であった。

教会内では、乏しい光のもとイコン壁を前に老婦が立ち、そこに描かれた聖人たちに視線を注いでいた。その姿は同時に静謐のなか多くの聖人に見守られているかのようにも思えたのだった。そこには見、見られる関係、視線の双方向性があり、絵画からの視線、絵画の果たすべき役割があるように思えたのでした。

実は、そのような見、見守られる関係を僕は風景にも強く感じることがあるのです。

03年、妻有で制作した《絵画のための見晴らし小屋》の窓は越後三山の稜線を切り取ったものだった。そもそも「風景」とはデカルト的明晰な眼によって秩序づけられ形成される。すまわち対象、世界はわれわれの視線の束によって捉えられているというのである。しかし有史以前からそこにあったのであり、後に人々は盆地の内側にあって、生を営んできた。

それは、山を見ながら、そして山々に見守られての暮らしであった。

デカルト的に言えば、その視線により対象を秩序づけ風景を生成、支配するかにみえる人は、実はその対象である山に見られることをとおして生き、存在を顕かにするのである。

そこに絵の使命を風景の中にも見出すのである。それが僕の風景を描くテーマの一つの理由でもあるのである。

今回出品した《M377 TA・KY OB AS HI》は、風景を手掛かりに障屏画をモデルに展開している”TA”系に属する。08年、京橋のINAXギャラリーの展示むけ想念上の関東平野をモデルに画面水平戦上部には平野西部の多摩の山々の稜線が描かれていた。

期せずして今回、その多摩地区、青梅は青梅市立美術館に作品は移され、日本画展示ケース内への展示が試みられ、京橋方面と対面する機会を得た。画面内に描かれた想念上の関東平野の水平性は京橋、青梅、2箇所の展示を経て画面を貫き大きく延長、東と西を接続させ、内側に立つわれわれとの対面を果たしたかに見える。

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白井忠俊(1996年 絵画専攻卒業)

想像してもらいたい。

例えば、長大な画巻である横山大観《生成流転》そしてやまと絵の名品《日月山水図屏風》を描かれた内容のみを重視し、絵画形成をゼロベースに設定してみる。例えば、短形であること、絵巻物であること、屏風であることをゼロにしてみる。

《生成流転》を始まりと終わりを繋ぎ合わせ円筒状態に展示する。

《日月山水図屏風》を蛇腹折りでなく、12面体の円筒にして展示する。

どうだろうか?円筒の状態であるほうが自然ではないだろうか。なぜなら、どちらにも東洋哲学がもつ、循環や輪廻が作品内容に含まれているからではないか。

人類の歴史において円筒に絵を描くことは奇をてらった行為だろうか。縄文土器の円筒面は表現の場ではなかったのか。

いつの時代も人々は終末思想、末法思想に心ひかれる。”円筒絵画”は循環する時間制を発生させ、「終わらない」ことを実感させる。

私たちが「終わり」に囚われることから自由になれるかもしれない。


「いつもと変わらない一日」

手前から

「何を知りたかったのか忘れてしまった」

「どんな答えを欲していたのか忘れてしまった」

「何を探しているのか忘れてしまった」

学生出品作家

滝川おりえ

ON』
「ON」

藤原佳恵


「彷彿」

大城夏紀


「瞬間の認識」

磯邉寛子


「那由多」

佐藤理恵


「マダム・ブループラム」

野坂紗智

lines』
「lines」

榊貴美

I’m-looked-when-I’m-looking』
「I’m looked when I’m looking」

佐藤賢

1mmの視点』
「1㎜の視点」

佐藤慎吾


「識閾の風景」

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ガイドツアーの様子

(助手:真之介)

進学説明会in宇都宮5/7,2011

栃木県宇都宮市に進学説明会のために行って来ました。進学説明会とは広い会場を30ほどのブースに区切り、そこを借りた大学や専門学校が会場を訪れる受験生に入学の情報を提供するという催しです。主に栃木県内の高校生が対象ですが参加している大学、専門学校は美術、デザイン系に限られ、それらを目指す受験生に少しでも多くの入学情報を伝えるべくどのブースの学校も工夫を凝らしています。我々教員は持ち回りで年に何回かはこうして全国の説明会に出張します。関西や東北の美大も参加していました。また、地元の美術予備校もブースを出しておりますので、お互いに情報交換の場でもあります。

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会場は宇都宮市内のマロニエプラザという大きな体育館のような施設です。

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入試合格者作品などを展示している準備風景です。高校生がたくさん来場中は対応に忙しく撮影している時間もありません。会場全体の来場者総数は350名ほどでした。

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千葉の予備校もブースを出していて、そこの講師をしている卒業生から声をかけられました。高宮宙志君(2008年学部卒業)です。卒業後は受験生の指導をしながら制作を続けているようです。

こうした地道な広報活動も授業運営とは別に大切なものですが、どの教員も来年度も良い学生に来てもらいたいと丹念に取り組んでいます。

(教員:近藤 昌美)

五月女哲平個展in車屋美術館

卒業生の五月女哲平君(2004年学部卒業)が栃木県小山市の市立車屋美術館で個展を開催中(4/16~6/19)ですので行って来ました。この美術館は地元の旧家の日本家屋や蔵ごと保存されていて、敷地内に展示スペースも作ってあります。「車屋」とはこの旧家小川家の屋号のようです。

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JR宇都宮線間々田駅から徒歩数分で車屋美術館に到着です。入口がいわゆる美術館とはおもむきが違いますね。

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今回の展示は絵画作品を中心に立体やインスタレーション、写真作品までと小さな展示空間に関わらず見応えのある内容でした。展示室の向かい側にある小川家旧宅の洋間にも作品が展示してありました。

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五月女君は現在目黒の青山目黒ギャラリーでも個展を開催中です。(4/30~6/4)こちらはまだ行っていませんが、行く機会がありましたらアップします。http://www.aoyamahideki.com/

たまたま車屋美術館会場で、やはり卒業生で同期の高橋大輔君に会いました。彼は五月女君とは予備校時代の高校生から一緒だったようで、彼もこのブログにもアップ済ですが年内にも何回かの展示があり、来年に個展も控え大変頑張っていますが、二人は良いライバル関係なのでしょう。下は五月女君の作品の前の高橋君です。

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(教員:近藤 昌美)

前沢知子先生ワークショップ「空間を使った、全身でのお絵描き」報告

2011年2月と3月に行われたワークショップの報告です。このワークショップは、特定非営利活動法人 芸術資源開発機構(ARDA)の「アート・デリバリー」事業で、港区立保育園と杉並区立児童館において、前沢知子(概念非常勤)が派遣アーティストとしてワークショップを行いました。

(注釈):「アート・デリバリー」とは、アーティストを児童館、学校などの施設に派遣し、アーティストのユニークな視点を活かしたプログラムを行う事業

特定非営利活動法人 芸術資源開発機構(ARDA) http://www.ARDA.jp

東京都杉並区上井草児童館では、ワークショップ『からだでお絵かき!〜色いろ出会うキッズルーム〜』が行われました。

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このワークショップでは、「空間を使った、全身でのお絵かき」を行い、描画行為の様々な「関係性」への試みを行いました。

「描画行為とコミュニケーションとの関係性」「描画行為と環境/状況との関係性」「発達と認知との関係性」「平面と立体との関係性(2次元と3次元)」などの、「描画行為」を成立させている「あらゆる関係性」に焦点をあてることで、幼児のお絵かきという「人間の描画行為及びの原初的欲求」とそれに関わる様々な要素との「関係性」を空間に取り込むことで、室内空間に「絵画(お絵かき)の庭園」が現れました。

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また港区立保育園では、保育士講座と園児講座として、ARDAと港区の事業である「港区ふれあいアート」にて、ワークショップ「描いて、積んでからだでお絵かき!」を開講しました。

床一面に敷き詰められた白い正方形パネルの上で、参加者が全身でドロッピングを行い、そのパネルを分割し立方体に制作し、またその立方体を様々に組み合わせ全身で表現活動を行うというものでした。

またこのワークショップでも、描画行為と身体性などの様々な「関係性」への試みを行い、室内空間に「絵画(お絵かき)の庭園」を制作しました。

平成22年度のARDAのアートデリバリー事業では、この他にも杉並区立上荻児童館では前沢ワークショップ「描いて変身、古着でデコ!〜オリジナル服をペイントしよう〜」(協賛:ターナー色彩株式会社)、杉並区立松庵児童館では、造形大の映画専攻領域の西村智弘先生のワークショップ『フィルムに絵を描いて上演しよう!』(16ミリフィルム提供:京都府京都文化博物館)が開催されていました。

また上荻児童館と上井草児童館では、東京造形大学絵画専攻の学生も「アートコミュニケーター」としてワークショップを行いました。

「アートコミュニケーター」として参加して頂いた学生のみなさん、どうもありがとうございました。

概念表現研究指標 非常勤講師 前沢知子

(助手:真之介)


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